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購入前に知っておこう! 2.5インチSSDの特長や選び方をご紹介

購入前に知っておこう! 2.5インチSSDの特長や選び方をご紹介

近年、多くのパソコンに記憶装置として搭載されるようになったSSD。しかし、サイズや接続方式などが異なる製品が多く販売されているため、規格の違いが原因で使用できない場合もあります。パソコン内蔵のHDDをSSDに交換したいと思った際は、注意が必要です。そこで今回は、SSDの中でも広く普及している2.5インチSSDに焦点を当てて、特長や選び方などをご紹介します。

2.5インチSSDとは?

SSD(ソリッドステートドライブ)とは、フラッシュメモリを使ったストレージのことを指します。フラッシュメモリとは、電力供給なしでも記憶したデータを保持し続けられるメモリのことです。SSDは、HDD(ハードディスクドライブ)とは異なり物理的に駆動する部分がありません。そのため、データ転送速度が高速で消費電力が少ない、振動や衝撃に強いといったメリットがあります。

複数の種類があるSSDの中で、本体サイズが2.5インチのものが「2.5インチ SSD」です。厚みは9.5mmのものと7mmのものがありますが、近年は7mmが主流となっています。また、接続規格はSATA(シリアルATA)を採用したものがほとんどです。SATAはHDDの接続にも使われていた規格で、ノートパソコンからデスクトップPCまで幅広く採用されています。

2.5インチ以外のサイズも

SSDには、2.5インチ以外にもmSATAや1.8インチ、M.2といったサイズ規格があります。近年は、基板がむき出しでコンパクトな形状のM.2 SSDを搭載するパソコンも増えてきました。

M.2 SSDは、マザーボードのスロットに直接取り付けて使用するタイプのSSDです。さらに、M.2 SSDは接続規格でSATA接続タイプとPCIe(NVMe)接続タイプに分けられ、PCIe(NVMe)接続を採用したM.2 SSDは非常に高速な転送速度を誇ります。

2.5インチSSDの選び方

2.5インチSSDとひと口にいっても、数多くの製品が販売されています。どれを選べば良いのかわからないという方もいらっしゃるはずです。ここでは、2.5インチSSDを購入する際に注目したいポイントをいくつかご紹介します。

内蔵か外付けかを選ぶ

2.5インチSSDは、パソコンの内部に直接取り付ける内蔵タイプと、USBケーブルで接続してデータ転送を行う外付けタイプの2種類に分けられます。

内蔵タイプは、一度取り付けてしまえば場所を取らない点がメリットです。一方で外付けタイプは、換装作業などの手間がなく簡単に接続でき、コンパクトなサイズのものなら持ち運びにも適しています。ご自分の用途に応じて、適したタイプを選ぶようにしましょう。

用途に応じたデータ容量を用意する

大容量のSSDほど、価格も高価になります。用途を踏まえて適切な容量のSSDを選ぶことも、ポイントのひとつです。

たとえば、OSなど最低限のデータを入れてパソコンの起動速度を高めたいだけなら、容量128〜256GB程度のSSDでも、問題なく使用できるでしょう。写真や動画、アプリケーションなどをたくさん保存したい場合は、512GB以上を目安にすると良いでしょう。ビッグタイトルのゲームや高画質な映像など、大容量のデータを保存したい場合は1TB以上の容量を目安に選ぶのがおすすめです。

耐久性にも注意しよう

SSDはデータの書き込みを何度も繰り返すうちに徐々に劣化し、いずれは寿命を迎えて使えなくなります。購入時には、耐久性の確認も重要です。

SSDの耐久性は、TBWやMTBFといった項目で確認できます。TBWは寿命までにどのくらいの量のデータを書き込めるかを、MTBFは機器が故障するまでの平均時間を示すものです。どちらも数値が大きいほど信頼性が高く、壊れにくいと考えていいでしょう。

読み書きの速度も確認しておくと安心

SSDのデータの読み書き速度は、製品によって異なります。製品の公式サイトやカタログには「シーケンシャルリード○○MB/s」や「シーケンシャルライト○○MB/s」などと表記されていて、数値が高いほど読み書きが高速なことを意味します。大容量のデータを頻繁に読み書きする場合は、速度の確認も行っておくと安心です。

内蔵SSDを交換する際の注意点

パソコンの内蔵HDDを2.5インチSSDに交換する場合は、接続規格はどちらもほとんどSATAなので、大きな問題は発生しにくいはずです。ただし、古いパソコンではIDEと呼ばれる接続規格が採用されていて、そのままではSSDを接続できない場合もまれにあります。

元々搭載されていたSSDを新しいものに換装する場合は、注意が必要です。規格が合わず使えない恐れもあるため、現在内蔵しているSSDのサイズや接続規格は必ず確認しておきましょう。パソコンによっては、内蔵HDDやSSDの交換自体ができない作りになっていることもあります。

また、ストレージを取り付けるドライブベイのサイズの確認も欠かせません。ドライブベイのサイズが3.5インチの場合、2.5インチSSDを取り付けるには変換マウンタを用意する必要があります。

おわりに 2.5インチSSDを活用してデータ転送を快適に

HDD搭載のパソコンの場合、SSDに換装することでデータの読み書きを高速化できます。ただし、SSDにはいくつかの種類があるため、購入前にパソコンに適合するかどうかを確認しておかなければなりません。2.5インチSSDを購入する際は、換装できるかどうか、容量などの性能が足りているかなどを検討することが大切です。

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