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写真や動画データの流出を防ぐ!パソコンセキュリティ・バックアップはHDD暗号化で

写真や動画がビジネス用のデータを記録するためにも活用されるようになってきました。会議中に板書されたホワイトボードの写真や、セミナーの動画記録などです。そうしたデータは社内や取引先と共有する必要がありますが、一方で第三者への漏えいも防がなければなりません。また、昨今はデータの大型化が進んでいるため、大容量のデータを高速に転送できる仕組みも必要です。重要なデータを、高速かつ安全にやり取りできる「暗号化ハードディスク(HDD)」を紹介します。

ビジネス用の写真・動画を転送するには

個人的に撮影した写真・動画は、そのままスマホやカメラ内に保存し、その機器で閲覧するという使い方が多いものです。一方でビジネス用の写真・動画は、必要な相手と共有できる場所に保存したり、必要な相手に転送したりすることが求められます。この場合に問題となるのが、保存や転送の手段。写真や動画はファイルサイズが大きいため、メールでの添付では容量オーバーになってしまうことがあります。オンラインストレージの利用も、機密情報の転送は禁止している業者や、会社のセキュリティポリシーで禁止されていることもあります。

残る方法は記録メディアなどにデータを書き込んで物理的に受け渡しをすることですが、DVDやBDなどの光学ディスクメディアでは容量が足りなかったり、書き込みに時間と手間がかかったりします。また、最近では光学ディスクドライブを装備していないノートパソコンも少なくありません。

そこで、最も適した方法はHDDに保存して受け渡しをする、ということになります。ただしHDDは精密機器であり振動に弱いため、オリジナルデータは手元にバックアップをとっておく必要があります。

HDDでの写真・動画転送には流出の危険が

HDDで機密データの受け渡しする際に必要なのが紛失対策です。一般的なHDDはパソコンに接続すれば誰でも中のデータを閲覧できてしまいます。そこで、紛失や盗難などでHDDが他人の手に渡ってしまうと、無関係の第三者がデータを入手・閲覧・公開できてしまうという「情報漏えい」が発生するリスクがあります。

この問題は、HDDを社外に持ち出す場合だけではなく、社内でも起こる可能性があります。誰でも手に取れる場所に置いてある外付けHDDに、特定の人にしか閲覧させてはならない機密データや個人情報を保存するためには、他の人には閲覧できないようにするセキュリティ対策が必要です。

おわりに 暗号化HDDで機密データの流出を防ぐ

HDDからのデータ流出を防ぐために有効なのが、暗号化機能を持った外付けHDDです。データを暗号化して保存しておけば、パソコンに接続してもパスワードを入力しないと閲覧することができません。無関係な他人にHDDを入手されてしまっても、情報流出を防ぐことができるのです。

このように暗号化によってデータを守っている場合、万一データ流出事故が発生した場合でも、原因の特定がしやすくなります。流出元を、その暗号化パスワードを知っている者だけに絞り込めるからです。そのため、流出のリスクを下げ、流出時の原因特定も容易にするためには、データにアクセスできる人数を最小限に抑えることが有効です。

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