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複数台のHDD・SSDでRAIDを構築!種類を覚えて速度や安全性を高めよう

HDDやSSDのRAID構成を使うと、複数のディスクを同時に使うことによって、処理の高速化や信頼性の強化をはかることができます。今回はRAIDについて、主な種類やメリット、その実装方法をご紹介します。

RAIDとは?

HDDやSSDは、使っているうちにだんだんと劣化して、ある日突然故障して使えなくなることがあります。HDDやSSDはデータを保管しておく部分なので、突然故障すると大切なデータが失われることに。それを防ぐために開発されたのが、複数台のHDDやSSDを組み合わせて使う、RAID(Redundant Allay of Inexpensive Disks)という仕組みです。RAIDを活用することで、複数のディスクに自動的に同じデータを書き込んでバックアップを取ったり、複数のディスクを1つのディスクに見立てて、より高速にデータを読み書きできるようにすることができるのです。

RAIDの種類と、そのメリット/デメリット

RAIDにはいくつかの種類があり、大きく分けると、速度を速める用途と信頼性を高める用途の2つがあります(それらを組み合わせる方法もあります)。ここでは主な種類とその特徴について解説します。

■RAID0(2台以上のディスクを使って速度を速める方法)
RAID0は複数のディスクに同時にデータを書き込むことで、読み書きの速度を速める目的で使用されます。特に3DやCGの編集など、重いデータを高速で処理する必要がある場合に有効です。それぞれのディスクの容量を合計して使えるので大容量データの処理にも向いています。しかし、この仕組みには冗長性(複数のディスクを使ってバックアップの体制を作ること)がないので、どれか1つのディスクが故障するとデータの復旧が極めて困難となります。



■RAID1(2台以上のディスクを使って信頼性を高める方法)
RAID1は複数のディスクに同じデータを書き込んでいくことで、信頼性を高める目的で使用されます。複数のディスクに同じデータが記録されるので、どれか1つのディスクが故障しても別のディスクにデータが残っており、データの修復が可能です。基本的には2台のディスクで構成され、同じデータを2台のディスクに書き込んでいくため、使用できる容量は「全体の合計ディスク容量の半分」となります(例:3TB×2台で合計が6TBなら使用できる容量は3TB)。



■RAID5(3台以上のディスクを使って高速性と信頼性を両方高める方法)
RAID5はRAID0と同じようにデータを分割して書き込む方式です。パリティ(誤り訂正符号)と呼ばれるデータを生成して、各ディスクに書き込んでいくことで、もし1台のディスクが故障してもそのパリティを利用して元のデータを復元でき、故障した1台を交換すれば問題なく動作します。また、ディスクの数が増えるほど速度は速くなります。使用できる容量は、「全体の合計ディスク容量-1台分のディスク容量」となります(例:3TB×4台で合計が12TBなら使用できる容量は9TB)。



■RAID10(4台以上のディスクを使って高速性と信頼性を両方高める方法)
RAID10はRAID0とRAID1を組み合わせた方法で、それぞれRAID1が組まれたディスク同士でRAID0を組むイメージです。そのためディスクは4台以上必要です。ディスク1台の故障の場合は交換によって復旧可能で、2台以上同時に故障した場合でも、RAID1でペアになっているHDDが同時に故障しなければデータを復旧できる可能性があります。高速処理と、極めて高い安全性をもった方法ですが、使用できる容量は「全体の合計ディスク容量の半分」となります(例:3TB×4台で合計が12TBなら使用できる容量は6TB)。



■RAID50(6台以上のディスクを使って高速性と信頼性を両方高める方法)
RAID50はRAID0とRAID5を組み合わせた方法で、RAID5が組まれたディスク同士でRAID0を組むイメージです。そのため必要なディスクは6台以上となります。RAID5が組まれたセット内で同時に2台以上のディスクが故障しない限りは正常に稼働します。こちらも極めて安全性の高い方法です。使える容量はRAID5のセットが2つの場合、「全体の合計ディスク容量-2台分のディスク容量」となります。(例:3TB×6台で2つのRAID5のセットを構築したRAID0なら使用できる容量は12TB)。




このように、複数のディスクを同時に使ってRAIDを組むと、ハードディスクの読み書き速度や信頼性を高めることができます。しかし、RAIDの状態をコントロールする「RAIDコントローラー」が故障すると、ディスクが故障していなくてもデータを失う危険性はあります。大切なデータはRAIDのほかにもバックアップを取っておくと安心です。

HDD/SSDのRAID実装方法

では、実際にRAIDを組むにはどうすればよいのでしょうか。 もっとも簡単なのは、RAID機能が搭載されている外付けHDD・SSD、NASを購入する方法です。購入する際は、目的にあったRAID機能が搭載されているかをしっかり確認しましょう。

自作PCの場合など、自分でRAIDを構築したい場合は、以下の手順で構築することができます。(以下手順はWindows 7以降の場合)

  1. 同容量のディスクを複数台(基本構成は2台)用意する。
  2. PCに接続したあと、BIOSあるいはUEFIを起動して、「SATA Mode」を「RAID Mode」に切り替える。
  3. その後、その設定を一度保存し、再起動する。
  4. RAID BIOSを呼び出し、設定を行う。
    (設定画面の表示方法やRAID BIOSの設定方法はチップセットによって異なるので、それぞれのチップセットの取扱説明書を参照してください。)
  5. RAIDの構築が完了したらOSをインストールする。
    OSのインストール画面で意図するディスクが完成しているか確認してください。例えば、1TBのディスク2台でRAID0を組んだ場合は容量が約2TB、同じ構成でRAID1を組んだ場合は容量が約1TBになっているはずです。他にもRAIDコントローラーのエラーが出ていないかを確認します。RAIDの構築が不完全だと本来のパフォーマンスが出ないばかりか、再度OSをインストールし直すなど二度手間になってしまいます。

ネットワークドライブに最適なNASのRAIDとは?

ネットワーク経由で複数人が同時にアクセスでき、大量のデータを保管しておけるNASには信頼性が非常に重要です。そのため、NASはRAIDを構成して使用するのが一般的。RAIDを構成したNASにデータを保管しておけば複数人のPCやスマートフォンからいつでも閲覧や追加ができるだけでなく、データの安全性が高まるというメリットもあるわけです。

信頼性の高いRAID製品

ロジテックではRAIDケースを多数販売しております。RAIDケースはネットワーク接続をしないため、NASよりも高速にデータを処理することが可能です。動画など大容量のデータを扱う制作会社やテレビ局などで重宝されています。

2Bayタイプ eSATA対応

LHR-2BRHEU3
RAID機能搭載2BAY外付型3.5インチハードディスクケース

2BayタイプUSBのみモデル

LHR-2BRHU3
RAID機能搭載2BAY USB3.0/2.0外付型3.5インチハードディスクケース

4Bayタイプ eSATA対応

LHR-4BRHEU3
USB3.0、eSATA対応 4BAY外付型RAID機能搭載3.5インチハードディスクケース

8Bayタイプ eSATA対応

LHR-8BRHEU3
8BAY外付型RAID機能搭載3.5インチハードディスクケース

製品一覧は以下URLをご参照ください。
http://www.pro.logitec.co.jp/pro/r/rBSCS/

まとめ

今回ご紹介したように、RAIDは複数のディスクを組み合わせることによって、速度を速めたり、信頼性を高めたりと様々な用途に使用できます。データが大容量化し、その高速性や信頼性が求められる今日だからこそ、RAIDを使った製品はますます注目されるでしょう。用途や予算にあったRAID製品を選び、有効に活用しましょう。

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