ブルーレイドライブにも種類がある?ディスクやドライブの基礎知識

DVDに代わる光学メディアとして開発されたブルーレイディスク。DVDよりも記録容量が大きく画質や音質にも優れていることから、PS4やPS5のソフトにも採用されています。この記事ではブルーレイディスクと、ブルーレイディスクを読み込むブルーレイドライブの基礎知識と種類についてそれぞれご紹介します。
※この記事は2025/6/16に再編集しました。
目次
ブルーレイディスクの基礎知識
ブルーレイディスクは、DVDの後継として開発された光学ディスクです。青紫色のレーザーでデータを読み取るため「ブルーレイ(Blu-ray)ディスク」という名称がつけられています。
サイズはDVDと同じ直径12cmですが、ブルーレイディスクはデータの記憶容量が大きいのが特長です。DVDの最大記録容量が1層で4.7GB、2層で8.5GBなのに対して、ブルーレイディスクは1層で25GB、2層で50GBものデータを保存できます。
そのため、高画質な映像や画像も、そのままの画質で保存することができます。高画質なテレビ番組の録画をはじめ、パソコン本体のバックアップ用途などにも最適です。
ブルーレイディスクの種類
DVDほどではないものの、ブルーレイディスクもいくつかの規格に分けることができます。ブルーレイディスクの規格の種類とそれぞれの特長は、以下のとおりです。ブルーレイディスクにはビデオ用(録画用)、データ用と書かれている製品があります。いずれも構造はほぼ同じですが、それぞれの用途に合わせて選ぶと安心です。
書き換え型
書き換え型は、データを読み込むだけでなく繰り返し書き換えることが可能なディスクで「BD-RE」と表記されます。2層に記録が可能なBD-RE DL(容量50GB)や3層のBD-RE XL(容量100GB)など、大容量データの記録ができる規格も存在し、製品によっては約1,000〜1万回程度の書き換えが行えます。何度も書き換えられるため、データを一時保存する場合などにおすすめです。
追記型
データを読み込む以外に一度だけ書き込みできる種類のディスクのことで、「BD-R」と表記されます。書き換え型と同様、記録層が複数あり容量が多いBD-R DLやBD-R XLという規格もあります。
BD-R XLはBD-RE XLと異なり、記録層は3層または4層で、4層の場合は128GBのデータ記録が可能です。容量に空きがあれば、データを書き込んだ機器以外の機器でも使えるようにする「ファイナライズ」をしなくてもデータを追記できますが、書き換えはできません。そのため、長期保存したいデータの記録に向いています。
読み込み型
読み込み専用のディスクのことで「BD-ROM」と表記されます。PS4/PS5のゲームソフトや、市販の映像ソフトなどに使用されているディスクはこの規格です。
ブルーレイドライブの基礎知識
ブルーレイドライブとは、ブルーレイディスクの読み込みや書き換えに対応した光学ドライブのことです。対応メディアや性能差、接続方法などドライブによって細かな違いがあることに加えて、必要なソフト(アプリ)やパソコンのスペックなども関係するため、目的に合わせて調べておきましょう。
ブルーレイドライブの対応ディスク
ほとんどのブルーレイドライブがBD-R、BD-RE、BD-ROMに対応しており、CDやDVDの再生や書き込みが可能なものもあります。それぞれ、再生ソフトや書き込みソフトが必要な場合もあります。
ただし、ブルーレイドライブによって書き込み速度は異なるため、データの書き込みをする頻度が高い方は書き込み速度をよく確かめておきましょう。また、古いブルーレイドライブは、4K画質に対応した「Ultra HD Blu-ray」などの規格に対応していない場合もあるので注意してください。
4Kの再生には、ドライブの対応だけでなくソフトやパソコンスペック、ケーブル、モニターといったあらゆる機器の対応が必要になるので、あらかじめ確認しておくと安心です。
ブルーレイドライブのその他の機能
3D映像が再生できるものや「Ultra HD Blu-ray」に対応しているものなど、ブルーレイドライブは機種によってさまざまな機能が搭載されています。製品によって「キャッシュ(バッファ)」が異なる点にも注意が必要です。キャッシュとは、データを書き込む際に一部のデータをメモリに一時的に保管して、処理速度を向上させる機能のことです。単位はMBで表され、キャッシュの容量が多いほど書き込みが速くなります。ブルーレイドライブに搭載されている機能は製品によって異なるため、商品詳細を確認しておきましょう。
ブルーレイドライブの種類は2つ
ブルーレイドライブは接続方法によって大きく2種類に分けられます。ここでは、各種それぞれの特徴やメリットをご紹介します。
内蔵型
パソコンの内部に搭載されているブルーレイドライブが内蔵型です。インターフェースはSATAで、機器の本体に内蔵されるため場所を取らないというメリットがあります。ただし、薄型化が進んだノートパソコンはもちろん、近年はデスクトップパソコンでもブルーレイドライブを搭載していない製品が増えています。パソコン購入後にドライブ単体を追加したり、交換したりするにはパソコン内部の配線に触れる必要があるため、取り付けにはある程度の知識が必要です。
外付け型
パソコンにUSBケーブルで接続するタイプのブルーレイドライブが外付け型です。USBポートがあれば簡単に使用できるのがメリットで、用意しておけばドライブ非搭載の機器でもブルーレイディスクを使ってデータの読み書きを行えます。
USB接続で電力供給も同時に行う製品と、ACアダプタで別途電力供給する製品とで最大書き込み速度は異なるため、データの書き込みをする頻度が高い方はACアダプタが付属する製品を選ぶのがおすすめです。
ただし、ブルーレイディスクの書き込みや読み込みには専用のソフトが必要になります。外付け型のドライブを用意する際は、各動作に対応したソフトが付属したものを選ぶと便利です。ブルーレイドライブの選び方や、パソコンでブルーレイディスクが再生できない時の対処法は、以下の記事で詳しく解説しているので、併せてご確認ください。
ブルーレイの再生・データ書き込みに使える!ロジテックの外付けブルーレイドライブ
近年は、光学ディスクの再生ドライブを備えていないパソコンが多くを占めています。ブルーレイディスクやDVDにデータを保存したり、市販のディスクをパソコンで再生したりしたい方は、外付けの光学ドライブを別途用意しておくと便利です。ここからは、ロジテックの外付け光学ドライブをご紹介します。
ポータブル ブルーレイドライブ 動画再生 データ保存 ソフト付き
大容量メディアであるBDXLや、一般的なブルーレイディスク・DVDよりも耐久性に優れているM-DISCへの書き込みに対応した外付けポータブルブルーレイドライブです。Windows 11/10に対応したブルーレイディスクおよびDVDの動画再生・データ保存ソフト付きなので、すぐに動画の再生やデータの保存を行えます。※さらに、USB-Type-C(TM)とUSB-Aの両方のUSBケーブルが付属しているので、変換アダプタ不要でさまざまな機器と接続できる点も特長です。※UHD BD再生には、別途UHD BD対応の再生ソフトやパソコン、ディスプレイが必要になります。
ポータブル ブルーレイドライブ 動画再生 動画編集 データ保存 ソフト付き
BDXLや耐久性に優れるM-DISCへの書き込みに対応した外付けポータブルブルーレイドライブです。Windows 11/10に対応したブルーレイディスクおよびDVDの動画再生・編集・データ保存ソフトを付属しているので、オリジナルの動画を作ることもできます。データの読み込みや書き込み、動画編集など、幅広い用途で使えるのが特長です。
Mac対応 外付け ポータブル ブルーレイドライブ
Macパソコンに対応した外付けポータブルブルーレイドライブです。本体カラーには、Macパソコンともなじみやすいシルバーグレーを採用しています。macOS標準アプリを使って、市販DVDの再生や音楽CDの再生・取り込み、ソフトのインストール、データのバックアップなどを行うことが可能です。USB-Type-C(TM)コネクタを搭載しているWindowsパソコンでも、問題なく使えます。
ポータブル ブルーレイドライブ ソフト無し
BDXL規格やM-DISCにも対応している外付けポータブルブルーレイドライブです。USB-Type-C(TM)とUSB-Aの2種類のUSBケーブルが付属しているので、さまざまな機器と接続できます。