内蔵HDDの選び方のポイントは?用途に合ったHDDを選ぶコツ

内蔵HDD(ハードディスク)はSSD(ソリッドステートドライブ)よりも大容量で比較的安価な傾向にあり、使い勝手の良さから根強い人気があります。しかし、容量や規格などの違いから数多くの製品が販売されており、どの製品を選べば良いのかわからないという方も多いでしょう。この記事では、内蔵HDDの選び方のポイントと、ロジテック製のおすすめHDDおよびHDDケースをご紹介します。
※この記事は2025/6/19に再編集しました。
目次
内蔵HDDの選び方
内蔵HDDと一口にいっても、本体のサイズや容量は商品によってさまざまです。パソコンに取り付けられなかった、データを保存しきれなかったという失敗を防ぐために、購入する際は以下の点を確認しておきましょう。
サイズで選ぶ
内蔵HDDのサイズは「3.5インチ」と「2.5インチ」の製品が主流です。3.5インチサイズは一般的なデスクトップパソコンやNAS(ネットワークHDD)に、2.5インチはノートパソコンやPS4などに使用されています。
購入した内蔵HDDが使えなかったということのないよう、適切なサイズを選びましょう。2.5インチHDDは変換マウンタを使うことで3.5インチHDD用のベイに取り付けられます。また、内蔵HDDのインターフェース(接続規格)にはいくつか種類がありますが、基本的には「SATA 3.0」規格を選べば問題ありません。
データ容量で選ぶ
内蔵HDDは、1TBから8TBを大きく超えるものまで、容量の選択肢が幅広いです。容量が少ないとデータを保存しきれず、容量が大きいほど価格が高くなってしまいます。用途に合わせて、適切な容量の製品を選ぶことが大切です。
データ処理速度に関わる2つのポイント
データの読み書きの速度にこだわりたい方は、回転数やキャッシュ容量も確認するのがおすすめです。
【回転数】
HDDは、プラッタと呼ばれる円盤を回転させることでデータを保存しています。1分間あたりの回転数は「rpm」という単位で記載されており、回転数が大きいほどデータの読み書き速度も高速です。一方で、高速回転するモデルほど、駆動音や発熱、消費電力が大きくなる傾向にあります。
データ処理速度を重視する方は高速回転の7200rpmモデルを、省エネ性や静音性を重視する方は5400rpmモデルを選ぶと良いでしょう。
【キャッシュ容量】
キャッシュとは、データ処理を素早くするために、データを一時的に保存しておく領域のことです。回転数が同じHDDの場合、キャッシュ容量が大きくなるほど読み書き速度は速くなります。データの転送速度を重視する場合は、キャッシュ容量も確認するのがおすすめです。
HDDケースやアダプタを用意するのもおすすめ
内蔵HDD用のケースやHDDアダプタを用意して、外付けHDDのように使うのもおすすめです。HDDケースがあれば、パソコン内部の配線周りに触れることなく、たくさんのデータを保存できるようになります。また、HDDの耐久性などにもよりますが、外付けケースを使ってレコーダーなどに接続することで、テレビ番組の録画用途での利用ができる場合もあります。HDDケースやアダプタの詳細については、以下の記事も併せてご確認ください。
外付けHDDを使うのも便利
内蔵HDDを使うには、パソコン内部の配線をいじったり、別途HDDケースやアダプタを用意したりする必要があります。より手軽に、たくさんのデータを保存できるようにしたい方は、外付けHDD(ポータブルHDD)を用意するのがおすすめです。
外付けHDDなら、パソコンとUSBケーブルで接続するだけで、簡単に容量を増やすことができます。容量を増やすだけでなく、データのバックアップ用途で活用できるのもメリットです。外付けHDDの選び方や使用時の注意点などについては、以下の記事も併せてご確認ください。
ロジテックのおすすめ内蔵HDD
ロジテックでは、内蔵HDD単体や、内蔵HDDとHDDケースがセットになった製品を取り扱っています。また、HDDケースも簡易なスタンドタイプから、複数台搭載モデルまで幅広くラインナップしています。内蔵HDDやHDDケースの購入をご検討中の方は、ご紹介する製品をぜひお役立てください。
TOSHIBA製 内蔵ハードディスク 4TB
監視ビデオシステム用に設計された、3.5インチ型の内蔵HDDです。24時間連続稼働が求められる環境に合わせて調整されています。自動バックアップツールやフォーマットツールなど、便利なツールを利用することもできます。
大容量ストレージ 4BAYケース+Red Pro 2TB×4台搭載のハードディスク
内蔵HDDとケースがセットになった製品です。4台の内蔵HDDを搭載することができます。複数台のHDDを組み合わせて1台のHDDのように運用できる「RAID」に対応しています。データ読み書きの高速化や耐障害性の向上など、用途に合わせて環境を構築可能です。
大容量ストレージ 8BAYケース+Red Pro 2TB×8台搭載のハードディスク
内蔵HDDとケースがセットになった製品です。8台の内蔵HDDを搭載して、HDD管理を1台に集約できます。RAID構築にも対応しており、動画や画像の保存、データのバックアップなど、さまざまな用途で使うことができます。