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LTOの規格とは?世代ごとの違いやバーコードラベルの仕様などをご紹介

LTOの規格とは?世代ごとの違いやバーコードラベルの仕様などをご紹介

「LTO Ultrium(エルティーオー ウルトリウム)」とは、データ保存用磁気テープのフォーマットのひとつです。HP社、IBM社、Seagate社(現Quantum社)により共同開発された「LTOテクノロジー」に基づいて策定された規格で、大容量のデータの長期保存に適しています。LTOは法的に制約を受けることなく自由に利用できる「オープンフォーマット」で、さまざまな企業が対応製品を製造・販売しているなど、磁気テープとしては最も普及しています。この記事では、LTOとはどのような規格なのかをはじめ、世代ごとの違いや運用の際に必要なラベルの仕様などについてご紹介します。

LTOの規格

LTOは2〜3年ごとに新しい規格が登場しています。2020年6月現在で「LTO12」までのロードマップが策定されていて、それぞれ転送速度や保存容量の目標が設定されています。ここでは、各世代の性能の違いやカートリッジサイズについて解説します。

世代による違い

LTOは2000年に第1世代である「LTO1」が発売され、2020年6月の時点で「LTO8」までが製品化されています。LTO1では最大40MB/sだった転送速度がLTO8では最大750MB/sになるなど、世代が新しくなるごとにデータ転送速度や保存容量などが向上しています。また、基本性能の向上とともに、さまざまな機能が追加されていることも特徴です。

追加された機能としては、「LTO3」におけるデータ改ざん防止のためのWORM(Write Once Read Many)機能や、「LTO4」で追加された暗号化機能、「LTO5」で追加されたLTFS(Linear Tape File System)によるファイルサポート機能、データを分割して格納するPartitioning機能などが挙げられます。

カートリッジサイズの規格

LTOのカートリッジサイズは幅105.4mm×奥行き102.0mm×厚さ21.5mmとなっていて、LTO1から最新のLTO8まで、すべての世代でカートリッジの寸法はこの規格から変更されていません。ただし、磁気テープの長さや厚さなどは世代によって違いがあります。

LTOドライブとカートリッジの互換性

LTOドライブは下位互換性を持っていて、2世代下までのメディアの読み込みと1世代下のメディアの読み書きが行えますが、LTO8ドライブのみ、1世代下のLTO7メディアとしか互換性をちません。また、LTOは、ドライブとメディアのメーカーが異なる場合でも互換性があるため、非常に多くの選択肢から製品を選ぶことができる点もメリットです。

LTOバーコードラベルの仕様

LTOテープライブラリやオートローダーでカートリッジを運用する際には、テープカートリッジに付けるバーコードラベルも必要です。データを保存したテープカートリッジだけでなく、クリーニングや診断用途のテープカートリッジにもバーコードラベルが付いていなければなりません。

このバーコードラベルには、テープカートリッジの規格などの情報が含まれています。バーコードラベルの仕様条件は、6桁の任意の英数字と、テープカートリッジの規格や種別から定められるメディアタイプID、code39規格のバーコードという構成です。メディアタイプIDは、LTO8の場合「L8」、LTO7であれば「L7」のように記載されますが、データ改ざん防止機能を搭載したWORM用カートリッジの場合は「LY」や「LX」などのように記載がされています。

【テープライブラリ/オートローダーとは】
LTOに代表されるカートリッジ式磁気テープを読み書きする装置単体を「テープドライブ」と呼びます。テープドライブを1台以上備え、多数のテープメディアを収納している記憶装置が「テープライブラリ」です。

テープライブラリは、バーコード情報からテープカートリッジを呼び出してテープドライブにセットするロボット機構を備えている点が特徴です。研究機関や映像制作会社など、膨大な容量のバックアップデータを長期間保管する必要のある施設で多く使用されています。

1台のテープドライブと小規模なロボット機構で構成される規模の小さなテープライブラリは「オートローダー」と呼ぶ場合もあります。

テープライブラリでは、複数のテープカートリッジを収納し、必要なものを取り出すという機能を機械が実行するために、テープカートリッジに関する情報を含んだバーコードラベルが必要になるというわけです。

まとめ LTOを適切に選定して、データの長期保存やアーカイブに役立てよう

LTOは、現在までに計8世代がリリースされていて、各世代に応じてデータの転送速度や保存容量など、規格の詳細は異なります。特に、企業や大規模施設で大容量のデータを保管するなどの運用を行う際には、テープライブラリの運用上必要となるバーコードラベルの仕様なども押さえておくことが大切です。

今回ご紹介したLTOの規格や互換性に関する知識をあらかじめ持っておけば、LTOドライブやテープカートリッジを選ぶ際に役立つでしょう。大容量かつ数多くの保存データを何十年も先まで保管する必要がある場合や、大規模なデータアーカイブを行う機会などがあれば、ぜひ参考にしてください。

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