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AIで教育はどう変わる?活用事例や導入するメリット・デメリットは

AIで教育はどう変わる?活用事例や導入するメリット・デメリットは

医療では画像診断やカルテ解析、農業では農薬散布の自動化や作物の育成管理など、多くの業種でAI(人工知能)が活用され始めています。教育現場においても、教材や学習指導などにAIを導入する動きが広がっていますが、AIによって教育はどのように変わるのでしょうか。今回は、教育現場におけるAIの活用事例や、教育にAIを導入するメリット・デメリットについてご紹介します。

AIとは?

AI(Artificial Intelligence)は、日本語で「人工知能」と呼ばれます。具体的な定義は専門家の間でも分かれていますが、人が操作することなく自動的に作業を行う能力や、自らデータや経験から学習し、パフォーマンスを高める能力を持っているのがAIの特徴です。人間の行為の一部を、コンピューターを使って人工的に再現したものと考えることもできます。

特に、AIの特徴的な能力のひとつに、「ディープラーニング(深層学習)」があります。これは、十分なデータがあれば、AIがデータのルールを自動的に見つけ出すという能力です。身近な例としては、画像から文字や人の表情を認識する機能や、音声認識機能などが挙げられます。このようなAI技術の発達により、さまざまな分野においてAIの採用・導入が進んでいます。

教育分野でのAI活用事例

従来、教師の主導で行ってきた教育分野では、どのような場面でAIが活用されているのでしょうか。

近年普及し始めているスマホやタブレットのアプリ教材などは、教育におけるAI活用の一例といえます。アプリ教材では、個々の生徒が勉強してきた内容や、過去に間違えた問題などのデータをAIが収集・分析することで、その生徒がどのように学習に取り組んでいくべきかの判断を可能にしています。

また、AIのディープラーニング技術を活用し、書籍などをより生徒に分かりやすい内容とするよう改善させている事例や、採点の自動化、教師が行う授業のアシストをしてくれるAIサービスなど、教育分野でも多くの場面でAIは活躍し始めているのです。

教育分野にAIを導入するメリット

学校教育とAIは、基本的に相性が良いといわれていますが、それはなぜなのでしょうか。AIを教育に導入するメリットや、教育現場におけるAIの有用性についてご紹介します。

教師の負担を軽減できる可能性がある

教師が点呼をとる代わりにAIに生徒の出席をカウントさせる、試験の監督や採点業務をAIに任せるなど、教師の負担を軽減する活用法が考えられます。雑務が減ることで、教師は授業の準備や生徒一人ひとりの指導などにより集中できるようになり、教育の質の向上にもつながることが期待されます。

近年では、長時間労働が社会問題になるなど、教師は労働環境が過酷な職業としても知られるようになってしまいました。年々大きくなっている教師の業務負担を軽減できることは、AI導入による大きなメリットのひとつです。

生徒の理解を手助けできる

AIを使えば、生徒の表情から理解度や集中度が分かるようになります。授業中の様子をモニタリングしておけば、生徒がどれくらい内容を理解しているのか、どこが分からないのかを判断することができるため、今後の授業や教材内容の改善につなげることも可能です。

また、テスト結果などから各生徒の強みや弱みを分析し、「いま何を学習するべきか」をアドバイスしたり、苦手分野の問題を多く出題したりすることで、効率的な学びを実現できます。生徒が自分のペースで学びやすいオンライン学習なども活用すれば、生徒一人ひとりの理解度に応じた、適切な教育の提供も可能になるでしょう。

教育分野にAIを導入するデメリット

教育分野にAIを導入するにあたっては、メリットだけでなくデメリットも考えられます。ここでは、AIを導入する際に考えられるデメリットをご紹介します。

導入にデータや技術が必要

AIを導入するためには、まずはテストの結果のようなデータを集めたうえでAIに学習させて、プログラミングを使ってシステムに取り込む必要があります。データの量が膨大な場合はルールを見つけだすのに時間がかかるため、高速な処理性能を持つハードウェアも必要でしょう。

そのため、必要な量のデータや、AIにデータを学習させるためのプログラミング技術がないといった場合は、導入が難しいことも考えられます。

生徒の考える機会を奪ってしまう可能性がある

教育にAIを導入することで「生徒が何を学習すれば良いのか」を知ることができ、生徒一人ひとりに合ったプランを提示してくれるため、効率的に学習できるという利点があります。

しかし、AIが勉強の仕方を示し続けることは「生徒が自分自身で考える機会」を奪ってしまうとも考えられます。メリットである点が、逆にデメリットとなる可能性を含んでいるともいえるでしょう。

「自ら興味を持って学びたい学問を見つけること」や「なぜ理解できないのかを自分で深く考えること」を生徒へ促すためには、AIに頼るだけではなく、人の手による教育も大切です。生徒が自主的に考える力や、自ら学ぼうとする姿勢を育てることは、AIが不得意とする分野といえます。

AIを活用した教育サービスの一例

現在、AIを活用したサービスの提供がさまざまな分野で増えてきています。その中から教育分野で活用できるサービスの一例をご紹介します。

AIが解くべき生徒の問題を出題

AIを活用して学習の最適化を実現するサービスは、既に提供が始まっています。例えば、タブレットなどの端末を使って生徒が解いた問題をAIが分析し、一人ひとりのレベルに合わせて、苦手な単元やつまずきを解決するために解くべき問題を出題。生徒が解いている問題の正答率や回答時間をリアルタイムに収集・分析し、生徒の理解度を授業中でも把握できるサービスなどは、その一例です。

生徒の学習の進み具合や問題の正答率から授業内容を改善していくといった使い方をすれば、学習の最適化だけでなく教師の学習指導のサポートにも活用できる可能性があります。

AIとの会話を通じた英会話学習

英会話学習にはその都度、教育を行う人材が必要であると同時に、従来は実施できる時間や場所が限られていました。現在は、AIが搭載された英会話トレーニング用のサービスが提供されているため、いつでもどこでも英語学習ができるようになっています。

AIが英会話を通じて生徒の「発音」や「語彙」などの英語力を分析し、適切なレベルのトレーニングを提供する機能が搭載されているものなら、効率的な英会話学習が行えるようになります。

おわりに AI導入のメリットを活かして教育の質を向上させよう

教育にAIを導入することには、教員の負担を軽減したり、効率的な学習を可能にしたりといったメリットが多いのですが、生徒の考える機会を奪うことにつながる可能性もあります。人の手による教育も行い、AIのデメリットを補完するといった取り組みが必要でしょう。

教育にAIを導入することで、「生徒の知識を養うことはAIが主に担当し、教師は生徒の創造性を養う教育や道徳的指導に力を入れる」といった分業体制を構築できます。教師の過重労働が指摘されている昨今だからこそ、AIの力を借りて教育の質を向上させていくことが重要になっていくのではないでしょうか。

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