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自作ゲーミングPCに必要なPCパーツは?必要部品や注意点を解説

自作ゲーミングPCに必要なPCパーツは?必要部品や注意点を解説

最近はPS4やPS5、Xbox、ニンテンドースイッチといった専用ゲーム機ではなく、ゲーミングPCを使ってゲームを楽しむ方も増えてきました。しかし、ゲーミングPCは一般的なPCより高性能な分、価格も高い傾向にあります。好みの部品を選んで自分仕様のゲーミングPCを組み立てることもできますが、PCの自作は費用を抑えることができるのでしょうか。この記事では、ゲーミングPCを自作する際の基礎知識や必要なアイテム、自作するにあたっての注意点をご紹介します。

自作ゲーミングPCは安い?

自作PCは、自分の好きなパーツを選んで組み合わせられるため、予算に応じたゲーミングPCを作ることができます。パーツの組み合わせ次第では、同じくらいの性能を持つ既製品より費用を安く抑えられるのが、自作ゲーミングPCの魅力です。

ただし、組み立てたPCが正常に動作しない場合は自己責任となります。保証もPCのパーツごとに付帯するため、動作不良が発生した際は、問題のあるパーツを自力で特定しなければなりません。

PCの組み立て作業そのものは難しくありませんが、実際に自作する際はある程度PCについての知識が求められます。自分で組み立てることが不安な場合は、メーカーに製品を注文する際に一部のパーツをカスタマイズできる「BTOパソコン」を選ぶのも良い方法です。

ゲーミングPCの自作に必要なもの

ゲーミングPCを自作するには、PC内部のパーツや付属部品に関する知識が必要です。PCの自作に必要となる主なアイテムと、それぞれの基礎知識についてご紹介します。

マザーボード

マザーボードはCPUやメモリといったPC内部の各パーツを接続する基板です。ATXやmicroATXなど複数のサイズ規格があり、PC本体の物理的な大きさや使用できるパーツを決定する重要な部品なので、PCを自作する際は最初に選ぶと良いでしょう。

マザーボードの中には、ゲーム向けやオーバークロック向けなど、特定のジャンルに特化したモデルも販売されています。

CPU

CPUは、PCがプログラムを実行する際に処理を行うパーツです。人の頭脳に例えられることが多く、CPUの性能が高いほどPCそのものの処理性能も高くなります。

CPUのメーカーとして世界的に広く知られているのは、IntelとAMDの2社です。現在はIntelのCoreシリーズや、AMDのRyzenシリーズが代表的なゲーミングPC向けのCPUといわれています。Intel製CPUを例に挙げると、ゲーミングPCでは「Core i5」以上を目安に選ぶのがおすすめです。

メモリ

CPUが処理するデータを一時的に保存する場所をメモリと呼びます。メモリの容量が大きくなるほど、PCの動作がスムーズになります。ゲーミングPCとして使用する場合は最低でも8GB、可能であれば16GB以上のメモリを用意しておくと安心です。

グラフィックボード

グラフィックボードは「グラボ」「ビデオカード」「グラフィックカード」とも呼ばれます。CGや3D映像など映像処理を行うパーツです。一般的なPCには備わっていないこともありますが、映像処理が多いゲーミングPCにおいては重要なパーツで、ゲームによってはグラフィックボードがないと動作しない場合もあります。

現在はNVIDIAのGeForce GTXシリーズやGeForce RTXシリーズ、AMDのRadeonシリーズが主流となっています。ただし、実際にリリースされたゲームの推奨環境は、GeForceシリーズを基準に記載されることが多いようです。

PCケース

PCの各パーツを収納する外装部分です。ストレージなどを接続するドライブベイの数や冷却機構がモデルによって異なるため、ケース選びはPCの性能にも大きくかかわります。発熱による万一の故障を防ぐために、通気性と排熱性能に優れたPCケースを選ぶようにしましょう。

ストレージ

データを長期間保存しておくためのパーツで、PC内部に備え付けるストレージはHDDとSSDの2種類に大きく分けられます。SSDはデータの読み書きが高速な反面、HDDに比べて高額な傾向にあります。一方、HDDはデータの読み書き速度ではSSDに劣りますが、大容量で安価な点がメリットです。

電源ユニット

PC内部の各パーツに電力を供給する部品です。ゲーミングPCに搭載することが多い高性能なCPUやグラフィックボードは、消費電力(W数)も大きくなりがちです。電源ユニットの性能が低いと電力が不足し、動作不良を起こす可能性があります。各パーツの消費電力をチェックしてから、必要なW数の電源ユニットを選ぶと良いでしょう。

OS

PCを動かす基幹ソフトであるOSも、PCを自作する場合は別途購入しなければなりません。メジャーなゲームタイトルはほぼWindows対応となっているので、数多くのゲームを楽しみたい方はWindowsを選ぶのがおすすめです。

その他周辺機器

モニターやキーボード、マウス、ヘッドセットなど、PC操作とゲームプレイのために必要な周辺機器も併せて準備しましょう。ゲーミング用途の製品が多く販売されているため、用途に合った製品を選ぶとより快適にゲームを楽しむことができます。

近年ではゲームソフトもダウンロード方式が主流となっていて、ゲーミングPC内部に光学ドライブを取り付ける必要性が減っています。光学ドライブを使用したい場合は、外付けタイプのドライブを用意しておくのがおすすめです。

ゲーミングPCを自作する際の注意点

ゲーミングPCを自作する際は、予算オーバーや組み立て後の動作不良といった事態を防ぐために、気を付けるべき点がいくつかあります。ゲーミングPCを自作する際の注意点について確認しておきましょう。

必要な性能と予算を決める

ゲーミングPCを自作する際は、あらかじめ必要な性能を確認しておくことが大切です。予算を抑えようとして性能の低いパーツを揃えると、目当てのゲームが遊べないという事態になりかねません。

PCゲームには、プレイするのに最低限必要なスペックである「必須動作環境」と、快適に遊ぶ目安となる「推奨動作環境」が記載されています。それらを確認したうえで予算と相談しながら、購入するパーツを選ぶと良いでしょう。

パーツの組み合わせを確認する

各パーツの組み合わせを事前に確認しておくことも重要です。例えばIntelのCoreシリーズ対応のマザーボードに、AMD製のCPUは搭載できません。各パーツの互換性を確かめたうえで、使用可能なものを購入する必要があります。

静電気や怪我への対策を行う

PCパーツは精密部品なので、静電気の影響で破損してしまうことがあります。また薄く硬い素材が用いられたパーツも多く、組み立て中に手を怪我する可能性もあるため注意しましょう。静電気と怪我への対策のため、静電気防止用の手袋をしたうえで作業を行うと安心です。

おわりに 予算に合わせて自作ゲーミングPCにチャレンジしてみよう

PCの自作には難しいイメージもあると思いますが、組み立て作業自体は「プラモデルよりも簡単」といわれることもあるほどです。必要な知識が身についていれば、高性能なPCを既製品より安価で自作できるかもしれません。目的のゲームで遊ぶために必要なスペックや予算を踏まえ、自作ゲーミングPCに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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