ゲーム配信/ゲーム実況で必要な機材は?初心者はこれからそろえよう!
近年はゲームをただ遊ぶだけでなく、ネット上で配信したり、視聴したりする「ゲーム配信」や「ゲーム実況」が人気を集めています。動画配信サイトを見て、自分もゲーム配信をしてみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。ゲーム配信を行うには、いくつかの機材が必要です。ここでは、ゲーム配信/ゲーム実況を行うために必要な機材をご紹介します。
目次
ゲーム配信/ゲーム実況に必要な機材
ゲーム配信/ゲーム実況を行うには、以下の機材が必要です。ただし、パソコンや家庭用ゲーム機、スマートフォンなど、ゲームをプレーする機器によって使用する機材は異なります。事前に何が必要か確認したうえで、機材をそろえていきましょう。
パソコン・液晶モニター
録画やリアルタイムの配信など、ゲーム実況の形式に関わらず、パソコンとモニターは必須です。PCゲームはもちろん、家庭用ゲーム機(Switch、PS4/5)やスマートフォンのゲーム配信を行う際も使用します。
ゲームプレーや動画編集などを行うパソコンには、ある程度のスペックが求められます。ノート・デスクトップはどちらでも問題ありませんが、CPUやメモリ、内蔵ストレージ、グラフィックボードなどの性能が高く、ゲームの処理速度に優れているゲーミングPCを用意するのがおすすめです。
また、ゲームプレー用と配信用に、パソコンとモニターを2台以上用意するケースもあります。モニターが2台あると、片方で配信用のソフトやブラウザを使用しながら、もう片方でゲームプレーを行えるため便利です。
家庭用ゲーム機のゲーム配信を行う時は、ゲーム機本体と配信したいゲームソフトも用意しておきましょう。
マイク・ヘッドホン
自分の声をゲーム配信に入れるためのマイクや、ゲーム音を聞くためのヘッドホンも欠かせません。ヘッドホンとマイクが一体化しているヘッドセットを用意しておくと、手軽にゲーム配信を始められます。
声の音質にこだわりたい方は、マイクとヘッドホンを別々に用意しておきましょう。マイクにはコンデンサーマイクとダイナミックマイクの2種類があります。きれいな音質で配信したい時は、感度が高く音質に優れているコンデンサーマイクを選ぶのがおすすめです。
キャプチャーボード
Switchやスマートフォンのゲームを配信するには、ゲーム画面をパソコンに取り込み・表示させるためのキャプチャーボードも必須です。ただし、パソコンでのPCゲームの配信にはキャプチャーボードを使わないので、なくても問題ありません。
キャプチャーボードは、パソコンのマザーボード(基板)に直接取り付ける内蔵型と、USBで接続する外付け型に分けられます。内蔵型は取り付けが難しいうえに、ノートパソコンでは使えないものの、映像のラグ(遅延)が起こりにくいのがメリットです。一方で、外付け型はUSB接続するだけで良いため、扱いやすさに優れています。初心者の方は、外付け型のキャプチャーボードを用意することをおすすめします。
【4K パススルー 音量調整 ゲーム 実況 配信 ビデオキャプチャー キャプチャーボード】
手のひらサイズで、スペースの限られたデスク上にも設置しやすいキャプチャーボードです。本体には音量調整ボタン付きのヘッドホン出力ポートを搭載しており、ゲーム音声の音量を簡単に調整できます。最大4K/60fpsパススルーとフルHD1080p/60fpsの録画に対応しており、高画質な映像を配信可能です。キャプチャーソフトを付属したモデルもあります。
【Nintendo Switch(TM)専用 キャプチャーボード】
Nintendo Switch(TM)を直接取り付けられるキャプチャーボードです。ゲーム機本体にHDMIケーブルを接続することなく、ゲーム画面を録画できます。有線LANハブやコントローラーを接続できるので、快適にゲームを楽しめるのが魅力です。また、キャプチャーボードからNintendo Switch(TM)に充電できるため、充電切れを気にする必要もありません。
キャプチャーソフト
キャプチャーボードだけ用意しても、ゲーム機の映像や音声はパソコンに反映されません。ゲーム画面をパソコンに映して録画するキャプチャーソフトも用意しましょう。無料で使用できるソフトもたくさんあるため、自分が使いやすいソフトを探してみてください。
また、キャプチャーボードにはソフトが付属しているものもあります。有料のキャプチャーソフトの購入は、キャプチャーボードの仕様や、キャプチャーボードとソフトの相性などを確認してから検討するのがおすすめです。
配信のやり方に応じて必要になる機材も
ゲーム配信自体は、ここまでにご紹介した機材があれば行えます。ただし、顔出し配信を行いたい、編集した動画を投稿したいなど、配信のやり方によっては、以下のような機材も必要です。
Webカメラ・照明
顔出し配信を行いたい方は、Webカメラを用意しておきましょう。顔出し以外にも、プレー中の手元を映したり、別途ソフトを用意してVtuber(2Dまたは3Dのアバターを使用する配信者)になったりすることもできます。ノートパソコンには内蔵カメラを搭載しているモデルもありますが、画質が良くないこともあるため注意が必要です。
また、顔の表情をきれいに見せたり、ゲーム背景と自分の映像を合成したりするために、照明やグリーンバック(緑色のスクリーン)を用意しておくのもおすすめです。
ミキサー
ミキサーとは、マイクで取り込んだ音声を調整して聞き取りやすくする機器のことです。USB接続のマイクを直挿しすると、ノイズやラグが発生することがあります。ミキサーを使えば、配信時のトラブルを軽減し、よりきれいな音声を届けることが可能です。ミキサーによっては、手元でマイクをミュートしたり、効果音を出したりすることもできます。
また、ミキサーと合わせてスイッチャー(拡張キーボード)も用意しておくと、画面の切り替えや配信の終了などの操作を手元のボタンひとつで済ませられるので便利です。
動画編集ソフト
ライブ配信ではなく編集した動画をサイトに投稿したい時は、動画編集ソフトも必要です。録画した動画に効果音やBGM、字幕を追加したり、不要なシーンをカットしたりすることで、よりオリジナリティのある動画になります。
動画編集ソフトにも無料版と有料版がありますが、無料のソフトは操作が少し難しかったり、機能が制限されたりしていることも多いです。スムーズに動画を編集したい方は、有料ソフトを用意することをおすすめします。
ゲーム配信プラットフォームも選んでおこう
機材の用意に加えて、ゲーム配信を行う動画配信サイト(プラットフォーム)も決めておきましょう。日本国内で有名なゲーム配信プラットフォームとしては、YouTubeやニコニコ動画、Twitch(ツイッチ)、Midom(ミルダム)、OPENREC.tv(オープンレック)などが挙げられます。
配信サイトによって動画投稿や収益化の方法、配信を禁止しているゲームタイトルなどが異なります。例えば、ゲーム配信を中心にした映像配信プラットフォームのMildomだと、編集した動画は投稿できません。プラットフォームごとに人気があるゲームやカテゴリ、視聴者層なども異なるため、あるプラットフォームでは多く見られたのに、別の場所では視聴者が来ないといった事態もあり得ます。
自分がどのようなスタイルでゲーム配信をやりたいか、プレーしたいゲームタイトルの配信が禁止されていないか、やりたいゲームが話題を集めているかなどを確認したうえで、プラットフォームを選ぶことが大切です。