Thunderbolt 3対応SSDケースでパソコンの容量を増やそう!簡単にSSDを増設する方法

Mac miniは、高い性能を備えながらコンパクトかつリーズナブルな点が魅力のデスクトップパソコンです。その反面、基本モデルは内蔵ストレージの容量が控えめで、アップグレードにも非常に高いコストがかかります。Mac miniを快適に使いたい時は、外付けSSDを用意するのがおすすめです。ここでは、Mac mini用の外付けSSDの選び方や、ロジテックのおすすめ製品をご紹介します。
目次
Thunderbolt 3とは?
Thunderbolt 3とは、パソコンに周辺機器を接続するための通信規格のことです。長さがおおむね80cm程度までのケーブルであれば、最大40Gbps(理論値)という速度でデータ転送を行えます。USB PD(Power Delivery)にも対応しているため、機器によっては最大100Wの電力供給も可能です。端子形状はUSB-Type-C(TM)を採用しているので、多くの機器に接続できます。
同じものと勘違いされることも多いですが、Thunderbolt 3/4はデータ通信の規格、USB-Type-C(TM)は端子形状の規格です。USB-Type-C(TM)だからといって、必ずThunderbolt 3/4に対応しているわけではありません。
コストを抑えたいならSSDケースとM.2 SSDを組み合わせるのがおすすめ
最大40Gbps(理論値)というデータ転送を行えるのが、Thunderbolt 3対応の外付けSSDの魅力です。とはいえ、製品数はまだ少なく、価格も非対応の外付けSSDに比べると高価な傾向にあります。
コストを抑えながらデータ転送速度に優れた外付けSSDを使いたい方は、Thunderbolt 3対応の外付けSSDケースと、NVMe(PCIe)接続のM.2 SSDを別々に購入して組み合わせるのがおすすめです。
この方法なら、内蔵SSDやHDDを換装しなくても高速なストレージを活用できますし、用途別に複数のSSDを使い分けたり、余っているSSDを活用したりすることにもつながります。
SSDケースに取り付けるM.2 SSDの選び方
Thunderbolt 3対応のSSDケースを用意しても、M.2 SSD選びを間違えると性能を発揮しきれない可能性があります。Thunderbolt 3対応のSSDケースに取り付けるM.2 SSDを購入する際は、次の2点を確認しておきましょう。
NVMe(PCIe)接続のものを選ぼう
M.2 SSDは、接続方式からSATAとNVMe(PCIe)の2種類に大きく分けられます。SATA接続のM.2 SSDが対応するデータ転送速度は最大600MB/s(理論値)なので、Thunderbolt 3の性能を活かしきれません。より高速なデータ転送速度を求める場合は、NVMe(PCIe)接続のM.2 SSDを用意しましょう。
発熱対策も必須!
NVMe(PCIe)接続のM.2 SSDは高性能な分、発熱しやすいというデメリットがあります。使用中にSSDが高温になると、熱暴走を防ぐために性能を落として温度を下げる機能(サーマルスロットリング)が働き、データ転送速度が落ちる場合があります。
ヒートシンクや放熱シートなど、発熱対策が施されているM.2 SSDとSSDケースを用意すると安心です。ただし、SSD付属のヒートシンクがあると、ケースにSSDが入らないことも考えられます。SSDとケースの仕様や付属品、ヒートシンクを取り外しできるかなども、併せて確認しておきましょう。そのうえで、取扱説明書に記載の方法で、正しく取り付けて使用することを心がけてください。
最大40Gbpsを実現!Thunderbolt 3対応の外付けSSDケース
ロジテックでは、Thunderbolt 3/4、USB 40Gbps(USB4 Gen 3x2)に対応したM.2 NVMe SSDケースを取り扱っています。USB4(Gen 3x2)PCIeトンネリング対応で、デバイスのUSB 40Gbps、Thunderbolt 3/4ポートに接続すれば、内蔵SSDと同じ扱いのNVMeデバイスとして認識されるのが特長です。
また、ドライバーが付属しているので、届いたらすぐに組み立てることができます。組み込むM.2 SSDはロックノブを取り付けて挿し込むだけと、装着が簡単な点も魅力です。放熱性に優れるアルミ製の筐体や放熱シートを採用することで、熱対策にも配慮しています。
ただし、最大40Gbps(理論値)の速度で動作するには、USB4(デュアルレーン40Gbps)に対応するデバイスと、40Gbps以上で動作するM.2 SSDが必要です。