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パソコンや外付けHDDの処分方法は?データ流出を防ぐ安全な捨て方

パソコンや外付けHDD(ハードディスク)は消耗品です。どれだけ大切に扱っていても、使い続けるうちに故障したり、動作が重くなったりします。パソコンや外付けHDDが故障した、新しいものに買い替えたいといった時は、古いものを処分しなければいけません。多くのデータが入っているHDDは、どのように廃棄すれば良いのでしょうか。ここでは、パソコンや外付けHDDを処分する時の注意点や、具体的な処分方法をご紹介します。
※この記事は2024/7/5に再編集しました。

HDDは処分前にデータの完全消去を行おう

内蔵・外付けを問わず、HDDには大切なデータが保存されているはずです。悪意ある人の手にHDDが渡った結果、データが流出したり、個人情報の漏えいにつながったりする可能性があります。

データの消去と聞くと「ごみ箱に移す」「フォーマット(初期化)を行う」といった方法が思い浮かぶかもしれません。しかし、HDDに保存したデータはそれらの方法だと完全に消えておらず、目に見えない状態になっているだけです。ソフトウェアを使用したり、OSのバージョンを戻したりすれば、データは復元できてしまいます。正しい方法でデータの完全消去を行うことが、情報漏えいを防ぐためのポイントです。

HDDのデータを消す方法は?

HDD内に保存されたデータは、フォーマットなどの操作だけでは完全に消去できません。HDDを処分する前に、以下の方法でデータを読み取れなくする必要があります。

HDDを物理的に壊す

HDDを物理的に破壊することで、データを完全消去できます。内部のデータが消えるわけではないものの、HDDを使えなくなるため、第三者に見られてしまうのを防げます。

ただし、データを読み取れなくするには、プラッタと呼ばれるデータが保存されている場所を確実に破壊しなければいけません。HDDをハンマーで叩いたり、電動ドリルで穴をあけたり、水に沈めたりする方法では、プラッタを完全に壊せない可能性があります。飛び散った破片でけがをするリスクもあるため、専用のHDD破壊機を使用してください。ロジテックダイレクトでは、プラッタを確実に破壊できる専用のHDD破壊機を取り揃えています。

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データ消去専用のソフトを使う

データ消去専用のソフトを使用する方法も有効です。HDD本体を壊さずに済むので、HDDを再利用したい時に適しています。ソフトによってデータを消去する方法や精度は異なるので、確実にデータ消去できるソフトを用意しましょう。HDDやパソコン本体が故障していてソフトを読み取れない時は、この方法でデータ消去は行えません。

専門業者に依頼する

専門業者にHDDのデータ消去を依頼することもできます。費用はかかりますが、確実かつ簡単にHDDのデータ消去を行いたい時におすすめです。情報漏えいのリスクを減らすために、データ消去の具体的な方法が説明されている、データ消去後に証明書を発行してくれるなど、信頼できる業者に依頼することが大切です。

ロジテックでは、専門チームによるデータ消去サービスを実施しています。詳細は、以下のページをご確認ください。

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データを消したHDDの処分方法

データを完全に消去したり、必要なデータを別のストレージに移行したりしたら、不要になったHDDを処分しましょう。主な処分方法としては、次の方法が考えられます。

自治体に処分を依頼する

HDDは、大きさが30cmを超えるものは粗大ごみとして、30cm未満の小さなものなら不燃ごみや資源ごみとして捨てることができます。自治体によっては使用済み小型家電の回収ボックスを設置しているので、それを利用することも可能です。詳細は自治体によって異なるため、お住まいの地域のガイドラインなどを確認しておきましょう。

第三者にデータを盗まれる恐れがあるため、捨てる前に必ずデータを完全に消去したことも確認しておくと安心です。

パソコンメーカーに回収してもらう

パソコン本体は、資源有効利用促進法に基づくリサイクルが義務づけられているため、勝手にごみとして捨てることができません。パソコンに「PCリサイクルマーク」が貼られているものは、メーカーに連絡をすれば無償で引き取ってもらえます。メーカーによっては、有償でデータ消去まで行ってくれる場合もあります。

リサイクルショップに買い取ってもらう

完全に壊れておらず、まだ使うことができる場合は、リサイクルショップに持ち込んだり、ネットオークションに出品したりして買い取ってもらうことも可能です。ただし、この方法は必ず他人の手に渡ることになるため、より確実なデータ消去が欠かせません。

不用品回収業者に引き取ってもらう

不用品回収業者にパソコン本体や外付けHDDの処分を依頼することもできます。パソコン以外に処分したいものがある時に便利です。高額な金額を請求された、違法な方法でごみが処分されていたなど、トラブルにつながることもあるため、信頼できる業者かどうかを事前に確認しておきましょう。

不要になったHDDは再利用するのもおすすめ

不要になったHDDやSSDが破損していなければ、無理に廃棄する必要はありません。例えば、外付けHDDならフォーマットし直せば再利用することができます。内蔵HDDの場合も、パソコンから取り外したものを専用のケースに入れれば、外付けHDDとして使うことが可能です。不要になったものの、まだ問題なく使用できるHDDは、捨てずに再利用してみてはいかがでしょうか。

おわりに HDDは正しい方法で処分しよう

パソコンに内蔵されたHDDや外付けHDDには、さまざまなデータが入っています。個人情報の流出などにつながる恐れがあるため、そのまま捨てたり、譲渡したりするのは控えることが大切です。また、表面的にデータを消去しても、特殊なソフトで復元される恐れがあります。必ず自分でデータを完全消去するか、信頼のできる専門業者にデータ消去を依頼してから、HDDを処分しましょう。

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