パソコンを買い替えた後のデータ移行方法は? データ消失を防ぐための注意点

Windows 10を使用している方は、サポート終了に備えてWindows 11への買い替えを検討しているかもしれません。新しいパソコンを購入したら、使っていた古いパソコンに入っているデータを移行する必要があります。パソコンの買い替えにともない、データを新しいパソコンへ引っ越しさせるには、どのような方法があるのでしょうか。この記事では、古いパソコンから新しいパソコンへデータ移行を行う方法や注意点をご紹介します。
※この記事は2026/2/27に再編集しました。
目次
パソコンのデータを引っ越しさせる方法

古いパソコンに保存されたデータを新しいパソコンへ引っ越しさせる方法は、いくつか考えられます。それぞれの具体的な手順と、メリットやデメリットについてご紹介します。
記憶媒体、外付けストレージを使う
外付けHDDやSSD、USBメモリ、CDやDVDといった光学メディアなど、記憶媒体を使って手動でデータの引っ越しを行うことができます。基本的な手順としては、まず古いパソコンに外付けHDDなどの記憶媒体を接続し、移行したいデータをコピーします。コピーが完了したら、記憶媒体を新しいパソコンに接続して、内部ストレージにデータをコピーしましょう。
ドラッグ&ドロップを繰り返せば作業が完了するため、手軽に行えるのがこの方法のメリットです。ただし、写真や音楽、文書といったデータは移行できますが、インストールしたアプリやパソコン本体の設定までは移行できない点に注意が必要です。古いパソコンと同じ環境を作るためには、新しいパソコンでアプリの再インストールや再設定を行う必要があります。
データ移行ソフトを使用する
新しいパソコンにデータ移行するためのソフトが販売されているので、それらを活用してデータの引越しを行うのもおすすめです。有料のものだけでなく、無料で使えるソフト(フリーソフト)が提供されている場合もあります。
文書ファイルや動画といったデータのみを移行できるもの、インストール済みアプリや個人設定の内容の移行にも対応しているものなど、使用するデータ移行ソフトによって引越しできるデータは異なります。必要なデータを移行できない場合もあるため、データ移行ソフトを選ぶ際は注意しましょう。
クラウドストレージを利用する
インターネット上にデータを保存できる、クラウドストレージ(オンラインストレージ)を利用するのもおすすめです。代表的なクラウドストレージとしては、OneDriveやDropbox、Google Drive、iCloudなどが挙げられます。アップロードしたデータは、インターネットに接続できる環境ならどこでも、どの端末でも利用できます。データのバックアップとしての活用も可能な点や、多くのサービスが無料で提供されていてアカウントを作るだけで使える点もメリットです。
デメリットとしては、無料で利用できる容量はあまり多くないことや、インターネット環境によってはデータのアップロードに時間がかかることなどが考えられます。パソコン内の全てのデータを移行するのであれば、実質的に有料版の利用が求められます。また、インターネット上にデータを保存するため、個人情報の流出などにつながる恐れがある点にも注意しましょう。
LANケーブルを使用する
LANケーブル(クロスケーブル)で2台のパソコンを同じネットワークに接続して、データ転送を行うことも可能です。ネットワークの安定性に左右されるものの、基本的には高速なデータ転送を行えるため、大量のデータを移動したい場合に適しています。ただし、LANケーブルでパソコン同士を接続するため、LANポートが1つしかなかったり、Wi-Fi接続に対応していなかったりすると、インターネットに接続したままのデータ転送は行えません。
また、ネットワークの設定が必要になるなど、パソコンに慣れていない方にとっては難しいことも考えられます。
OSに搭載されたデータ移行機能を利用する方法

データ移行ソフトではなく、OSに搭載されているデータ移行機能を利用することでもデータの引っ越しが可能です。ここではWindowsの場合とMacの場合で、それぞれのデータ移行の手順をご紹介します。
Windows の機能でデータ移行する方法
Windows 10/11では「バックアップと復元」機能を利用して、データ移行を行えます。Windowsの機能を使用したデータ移行方法の流れは、以下のとおりです。
データ移行には外付けストレージが必要になります。外付けHDDやSSDなど、外付けストレージをあらかじめ用意しておくとスムーズです。
⇒お求めはロジテックダイレクトへ【Windows 10/11のデータ移行方法】
- 古いパソコンで、画面左下にあるスタートボタンから「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」の順にクリックする。または検索パネルに「コントロールパネル」と入力して、表示された「コントロールパネル」をクリックする
- 「システムとセキュリティ」欄の「バックアップと復元(Windows 7)」をクリックする
- 「システムイメージの作成」をクリックして表示される画面で、バックアップを保存する外付けストレージを選択して「次へ」をクリックする
- バックアップが作成されたら、新しいパソコンにデータを保存した外付けストレージを接続し、コントロールパネルの「システムとセキュリティ」を開く
- 「バックアップからファイルを復元」機能で、新しいパソコンにデータを移行する
OSバージョンによって表示される文言は異なる場合がありますが、基本的には上記の流れでデータ移行を行えます。
システムイメージの作成では、OSやユーザー設定なども含め、ドライブが丸ごとコピーされます。Windows 10からWindows 11へのアップデートなど、OSを移行する際に便利な機能です。作成したシステムイメージはバックアップとしても使えるので、万が一に備えて残しておくことをおすすめします。
Macの機能を利用する方法
macOSを搭載したパソコンの場合、ThunderboltやUSB-Type-C(TM)でパソコン同士を接続してデータを引っ越しさせることができます。
【Macのデータ移行方法】
- 2台のMacをケーブルで接続し、新しいパソコンで「アプリケーション」→「ユーティリティ」の順にクリックし、「移行アシスタント」を開いたら「続ける」をクリックする
- ユーザー名とパスワードを入力する
- 古いパソコンで「移行アシスタント」を開き、先ほどと同じくユーザー名とパスワードを入力する
- 「Mac、Time Machineバックアップ、または起動ディスク」を選択し、「続ける」をクリックする
- 新しいパソコンで「このMacに情報を転送」の表示を確認し、「続ける」をクリック
- 両方のパソコンでセキュリティコードを確認した後に「続ける」をクリックし、移行したいデータを選択したらもう一度「続ける」をクリックする
データ移行の前に行いたい準備や注意点

データの引越しをスムーズに行うためには、事前に準備しておくのがおすすめです。データを引越しする前に行いたい準備や注意点を確認しておきましょう。
引っ越ししたいデータはあらかじめ整理しておく
あらかじめストレージの中身を整理しておけば、必要なデータの移行をより素早く行えます。移行しないデータは事前に消しておき、必要なデータをまとめておきましょう。
また、アプリケーションは基本的に新しいパソコンでインストールし直すことになります。データ移行後すぐにパソコンを使いたい時は、古いパソコンのデータ整理と併せて、新しいパソコンに日頃使うことが多いアプリをインストールしておきましょう。
周辺機器やアプリの対応状況
古いパソコンで使っていた周辺機器やアプリが、新しいパソコンに対応しているかどうかの確認も欠かせません。特に、Windows 10からWindows 11にOSを切り替える場合は、設定の変更やドライバーの更新などが必要になることがあります。場合によっては、Windows 11非対応で使用できないかもしれません。
事前に、Windows 11に対応しているか、特別な設定が必要かなどを確認しておきましょう。
パスワードや有料ライセンスの確認・整理
移行作業が順調に進んだとしても、全てのデータを完全に引き継げるわけではありません。例えば、ウェブサイトやアプリのログイン情報、有料ソフトのライセンスなどはデータ移行で引き継がれないため、新しいパソコンで再度ログイン・ライセンス認証が求められます。
データ移行を行う前にログイン情報をメモしたり、バックアップを取ったり、有料ソフトのライセンス引継ぎなどを済ませたりしておくと安心です。
容量が大きい外付けストレージを用意する
USBメモリや外付けHDDなどを利用してデータ移行を行う場合は、外付けストレージの容量も確認しておきましょう。外付けストレージの容量が少なすぎると、容量の大きなデータを移せない、何回もデータのコピーと削除を繰り返さなければいけないなど、データ移行の手間が増してしまいます。
パソコン内に保存されているデータ容量よりも、少し容量に余裕のある外付けストレージを用意しておくのがおすすめです。
時間に余裕があるときに行う
どのような方法を取るにしても、データの引っ越しには時間がかかります。データ容量やパソコンの性能によっては数時間以上かかる場合もあるため、時間に余裕のあるタイミングで作業が行えるように計画を立てておきましょう。
ノートパソコンの場合は、バッテリーが切れないように電源をつないだ状態で行うことも重要です。
専門店に頼むのも手段のひとつ
データ移行をできるか自信がない、パソコンが壊れていてデータを確認できない、時間が取れないといった場合は、専門店に頼むのも良いでしょう。大切なデータを失うことなく、確実に移行できる可能性が高まります。
不要になったパソコンの処分方法も重要

不要になった古いパソコンの処分方法もポイントです。パソコンは「資源有効利用促進法」による回収・リサイクルが義務付けられており、粗大ごみとして捨てることができません。デスクトップパソコンやパソコン用のモニター、ノートパソコンは、メーカーに回収してもらったり、下取りに出したりして処分する必要があります。
「PCリサイクルマーク」がついているパソコンについては、購入時に回収費用を支払っているため、追加で費用を支払うことはありません。
また、パソコンを処分すると、保存していたデータを取り戻せなくなります。大切なデータを保存していた方は、必ず別の場所にバックアップを取っておきましょう。個人情報の流出を防ぐために、バックアップを取り終えたら、パソコンの内蔵ストレージのデータを完全に消去することも大切です。バックアップの取り方やデータ消去の方法については、以下の記事も併せてご確認ください。
データ移行やバックアップに! ロジテックのおすすめ商品

古いパソコンから新しいパソコンにデータを移行する際は、外付けストレージを用意しておくと便利です。外付けストレージにデータをコピーしておけば、バックアップとして活用することもできます。ここからは、Windows 10から11にアップグレードする際にも使えるロジテックの外付けストレージをご紹介します。
LHR-2BRHU3
3種類のRAID機能と、RAIDを構築せずに各HDDを管理するSingleモードを搭載したHDDケースです。3.5インチHDDを2台接続できます。RAID情報の確認・設定や、HDDの状態を監視できるツールを無償でダウンロードできるため、データ管理を簡単に行えます。
LMD-PBV200UC
USB 20Gbps(USB 3.2 Gen2x2)に対応しており、読み込み書き込みともに最大1,700MB/sの高速なデータ転送を実現した外付けSSDです。USB 20Gbps(USB 3.2 Gen2x2)対応のUSB-Type-Cケーブル(TM)・USB 10Gbps(USB 3.2 Gen2)USB-Aケーブルの2種類が付属しているので、幅広い機器に接続できます。IP55の防塵防滴性能や、米軍MIL規格準拠の耐衝撃性を備えていて、万が一の水ぬれや落下から大切なデータを守ります。
LHD-ENA040U3WR
24時間連続で稼働し続けるNAS用に開発された「WD Red(CMR)/WD Red Plus」を採用。安定性や耐久性に優れていて、HDDの利用頻度が高い方におすすめの外付けHDDです。
ケース内に空気の通り道を作る空冷構造を採用したファンレス設計で、静音性と安定した稼働を両立しています。
LMD-SPCH100ACSV
読み込み最大1,000MB/s、書き込み最大700MB/sの高速データ転送を行える、USB 10Gbps(USB 3.2 Gen2)対応の外付けポータブルSSDです。USB-AとUSB-Type-C(TM)の両コネクタを搭載しているので、別途ケーブルやアダプターを用意することなく複数の機器で使えます。
おわりに パソコンを買い替えたらデータ移行を行おう

新しいパソコンに買い替える際は、古いパソコンからデータを引っ越しさせて使用環境を整えると便利です。大切なデータを移せるだけでなく、設定作業を簡略化することもできます。
特に、Windows 10からWindows 11に買い替える際は、データ移行に手間がかかることも考えられます。データ移行中にトラブルが発生し、大切なデータが消えてしまうかもしれません。バックアップとしても役立つため、どのような方法を取るにしても、外付けストレージにデータをコピーしておくのがおすすめです。




