ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)にmicroSDカードは必須!選び方の2つのポイント

多くの人気ゲームソフトがリリースされ、根強い人気を誇るポータブルゲーム機「ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)」。ゲームソフトはインターネットでダウンロード購入もできますが、ゲームタイトルによっては数本で本体容量がいっぱいになってしまいます。ニンテンドースイッチでゲームを楽しむ際は、microSDカードを用意しておくと快適です。ここでは、ニンテンドースイッチにmicroSDカードが必要な理由や選び方、データ容量が不足した場合の対処法などをご紹介します。
※この記事は2024/7/4に再編集しました。
目次
ニンテンドースイッチにmicroSDカードは必須!
ニンテンドースイッチを使っていくうちに、ダウンロード購入したゲームソフトのデータやセーブデータ、スクリーンショットや動画などのデータは増えていくものです。ニンテンドースイッチとニンテンドースイッチライトの記憶容量は32GB、有機ELモデルの記憶容量は64GBあります。とはいえ、データを保存できる容量はシステム領域部分を除くので、32GB・64GBを全て使えるわけではありません。1本のデータ容量が10GBを超えるゲームをダウンロード購入した場合は、すぐに本体の容量がいっぱいになってしまいます。
また、パッケージ版のゲームもセーブデータは本体に保存されるため、多くのゲームを遊んでいると容量が不足する場合があります。ソフトのアップデートや追加ダウンロードコンテンツ(DLC)によって、本体容量が圧迫されることもあるでしょう。
ダウンロード版を購入することが多い方や、画面のキャプチャをたくさん撮る方、容量不足が気になる方などは、データの保存容量を増やすことができるmicroSDカードを用意するのがおすすめです。
パソコンではデータの保存先として外付けSSD/HDDも広く使われていますが、ニンテンドースイッチはmicroSDカード以外のストレージ増設に対応していません。外付けSSDを接続したり、内蔵ストレージを換装したりすることはできないため、容量を増やしたい方はmicroSDカードを購入しましょう。
ニンテンドースイッチ用のmicroSDカードの選び方
ニンテンドースイッチ用のmicroSDカードを選ぶ際は、「容量」と「読み込み速度」の2つを確認しておく必要があります。それぞれ、確認する際のポイントをご紹介します。
容量は余裕のあるものを選ぼう
ニンテンドースイッチで使用できるmicroSDカードは、microSDメモリーカード(容量〜2GB)、microSDHCメモリーカード(容量4〜32GB)、microSDXCメモリーカード(容量64GB〜2TB)の3種類です。このうち、microSDXCメモリーカードを使用する場合は、インターネットに接続した状態でmicroSDカードを差し込み、本体の更新を行う必要があります。
ゲームデータは容量が大きいため、ゲームソフトをダウンロード購入することが多い方は容量64GB以上のmicroSDXCメモリーカードを選ぶようにしましょう。ゲームデータを消去した場合も再ダウンロードして遊ぶことはできますが、容量に余裕のあるmicroSDカードを選んでおけば、ゲームデータの消去と再ダウンロードを繰り返す手間を減らせます。
読み込み速度は任天堂が推奨するものがおすすめ
ニンテンドースイッチを快適に遊ぶために、読み込み速度(転送速度)が高速なmicroSDカードを選ぶこともポイントです。任天堂はニンテンドースイッチに使うmicroSDカードとして、「UHS-I(Ultra High Speed Phase I)」規格に対応しており、読み込み速度が毎秒60〜95MB対応のものを推奨しています。
UHS-Iよりも高速な「UHS-II」規格もありますが、ニンテンドースイッチはUHS-II規格に対応していません。UHS-II規格のmicroSDカード自体は使用できますが、読み込み速度がUHS-Iと同じになってしまうため、基本的にはUHS-I 規格のものから選ぶことをおすすめします。
microSDカードの入れ方は?
microSDカードを誤った方法で入れたり、抜いたりすると、本体やカードの破損につながる恐れがあります。正しいカードの入れ方も確認しておきましょう。ニンテンドースイッチや有機ELモデルは本体背面のスタンドを開いた場所に、ニンテンドースイッチライトは本体底面のスロットカバーを開けた場所に、microSDカードのスロットがあります。
microSDカードの差し込む向きに注意しながら、「カチッ」と音がするまでしっかり差し込んだら完了です。本体の電源が入ったままカードを差し込んでも問題ありませんが、差し込んだ後に本体の再起動を行う必要があります。その後、スイッチ本体のデータをmicroSDカードに移したい時は、以下の手順で操作を行いましょう。
【データの移動方法】
- ホームメニューから「設定」⇒「データ管理」の順に選択する
- 「本体/SDカード間のデータ移動」から「SDカードへ移動」を選択する
- ソフトの一覧が表示されるので、移動させたいソフトを選択し、画面の指示に従って操作する
microSDカードの容量が不足した場合のデータ移行方法
ゲームのダウンロードやスクリーンショットを繰り返していると、使っているSDカードの容量が足りなくなってしまうことも考えられます。ニンテンドースイッチで使用中のSDカードが容量不足になってしまった時は、次の対処方法を試してみましょう。
【大容量のmicroSDカードにデータをコピーする手順(Windows 10の場合)】
- 容量不足になったmicroSDカードを、カードスロットなどに差し込みパソコンで読み込む
- 「Windowsスタートメニュー」→「Windowsシステムツール」→「エクスプローラー」の順にクリックする
- ドライブ一覧に表示されたmicroSDカードをクリックして開き、「Nintendo」名のフォルダをパソコンにそのままコピーして保存する
- コピーが完了したら、microSDカードを取り出す
- 新しく使用するmicroSDカードをカードスロットに差し込む
- microSDカード内部にデータが保存されていないことを確認してから、パソコンにコピーした「Nintendo」名のフォルダをSDカードにコピーする
コピーが完了したら、microSDカードをニンテンドースイッチに差し込んで保存されたゲームを起動し、問題なく動作するか確認してみてください。データのコピーやゲームの動作に問題ないかを確認するまで、古いmicroSDカード内のデータは消去しないようにしましょう。またMacなど、Windows以外の環境ではデータのコピーができない場合があります。
おわりに microSDカードを用意してニンテンドースイッチをより楽しもう
ニンテンドースイッチやニンテンドースイッチライトは32GB、有機ELモデルは64GBと本体容量が少なめです。ゲームタイトルによっては容量が10GBを超えることもあるため、たくさんのゲームを購入したい場合はSDカードを用意する必要があります。ゲームをより快適に楽しむために、購入する際はSDカードの読み込み速度も確認しておきましょう。
また、現在使用しているSDカードの容量が足りなくなった場合も、新しいSDカードにデータをコピーすることが可能です。容量が大きく読み込み速度が速いSDカードを準備しておき、ニンテンドースイッチのゲームをより快適に楽しめるようにしましょう。