Googleフォトを使いこなそう!写真を賢く保存する方法は?

写真や動画をオンライン上に保存できるクラウドサービス「Googleフォト」は、容量無制限ながら無料で使用できたため、高い人気を集めていました。しかし、2021年5月末をもって容量無制限が終了し、6月以降は容量15GBまでが無料、それ以上のデータを保存する場合は有料となるサービス内容に切り替わっています。たくさんのデータを保存したい時は、どうすれば良いのでしょうか。この記事では、Googleフォトの概要を確認しながら、代替となる他のデータ保存方法を解説します。
※この記事は2024/7/2に再編集しました。
目次
Googleフォトとは?
Googleフォトは、Google社が提供しているオンラインストレージ(クラウドストレージ)サービスのひとつです。写真や動画のデータをオンライン上にバックアップしておけるため、複数の端末でデータを管理できるようになります。データを検索したり編集作業を行ったり、他のユーザーと共有したりするのも簡単で、使い勝手が良いことから、人気を集めているサービスです。撮影場所や被写体、人物などからデータを自動で分類する「アルバム」機能を搭載しており、データ管理を簡単に済ませることもできます。
Googleフォトにデータをアップロードする際は、「元のサイズ」と「保存容量の節約画質(旧:高画質)」の2つから選択できます。データをオリジナル画質のまま保存する「元のサイズ」だと、無料で保存できる容量は最大15GBです。一方のデータを圧縮して保存する「保存容量の節約画質」は、以前は容量無制限で使用できましたが、2021年6月以降は、無料だと最大15GBしか保存できないように仕様が変わっています。
Googleフォトの使い方
Googleフォトは、写真や動画の保存・管理に役立つさまざまな機能を搭載しています。Googleフォトを使ううえで理解しておくと便利な、バックアップの方法や写真の編集といった機能の例をご紹介します。
使う前に必要な準備
スマートフォンでGoogleフォトを利用するには、Googleフォトのアプリとアカウントが必要です。Androidスマホはアプリがプリインストールされているので、アカウントを作成していれば、特別な作業は不要です。
iPhoneを使用している方は、アプリのインストールとアカウントの作成を済ませておきましょう。アカウントの作成はGoogleアカウントのログインページから、アプリのダウンロードはApp Storeから行えます。
データをバックアップする
Googleフォトのアプリは、スマホ本体の写真や動画を自動でクラウドストレージにバックアップできます。クラウドストレージ内にバックアップしたデータは、スマホ本体から削除可能です。本体容量を確保したい時に役立ちます。
【バックアップの設定方法】
- Googleフォトアプリを開き、画面右上のアイコンをタップするタップする
- 「フォトの設定」⇒「バックアップ」の順にタップする
- 「バックアップ」をオンにすると、自動的にデータがバックアップされる
写真や動画を長押しすると表示されるメニューからバックアップボタンを選択し、手動でバックアップすることもできます。
写真を編集する
Googleフォトでは、切り抜きや明るさの調整など、撮影した画像を編集することもできます。Google Oneに登録している方は、消しゴムマジックやぼかしといった機能を使うことも可能です。
※一部機能の利用は、RAM 3GB以上、Android 8.0以降を満たしていることも要件となります。
データを共有する
写真を選択して他の人に共有もできます。写真と一緒にメッセージを送ることも可能です。また、共有アルバムを作成して、複数人で閲覧・編集を行うこともできます。家族写真や友人との旅行の写真などを、複数人とシェアしたい時に便利です。
Googleフォト使用時の注意点
Googleフォトは機能性が高く使い勝手も良い反面、容量上限や保存できる期間など、いくつか確認したい点があります。Googleフォトを利用する際は、次の2点に注意しましょう。
容量の上限は他のサービスも含めた合計値
Googleフォトで保存できるデータ容量は「Googleフォト単独で使える容量」ではなく、「GmailやGoogleドライブなど、他のGoogleサービスでの使用分も合計した容量」です。
Googleが提供する他のクラウドサービスも使用している場合、Googleフォトが使える容量は15GBからさらに減ってしまうため注意しましょう。ただし、Googleが販売しているスマホ「Google Pixel」の3a〜5モデルを使用している方は、保存容量の節約画質での保存に限り、無料で無制限に使用できます。
放置アカウントのデータは削除される可能性がある
Googleは、2年以上サービスが使われていない場合は、データの削除を行う可能性があることを明言しています。大切なデータを保存している方は、定期的にGoogleフォトを使用するようにしましょう。
サービスの利用の有無に関する判断は、サービス単位で行われる点に注意が必要です。例えば、Googleドライブは日頃から使っているが、Googleフォトは使っていなかったという場合は、Googleフォトに保存したデータを削除される可能性があります。
Googleフォト以外にもある!写真や動画の保存先の選択肢
写真データを保存するのに便利なGoogleフォトですが、それ以外にも写真や動画を保存する方法はあります。Googleフォト以外の保存先の選択肢を、いくつかご紹介します。
他のオンラインストレージサービスに移行する
写真や動画を保存できるオンラインストレージサービスは、Googleフォト以外にもいくつかあります。Amazon PhotoやDropbox、OneDrive、iCloudなどが代表的なサービスです。とはいえ、従来のGoogleフォトのように、容量無制限のプランを無料で提供しているサービスはありません。
Amazon Photoの場合は、プライム会員(有料会員)に限り、写真データの無圧縮保存が可能で、容量上限もなし(無制限)となっています。プライム会員の方なら、Amazon Photoを活用するのが最も多くの写真を保存できる方法といえるでしょう。ただし、動画の保存は容量5GBまでなので、写真だけでなく動画もたくさん保存したい方は注意が必要です。
追加ストレージを購入する
有料の追加ストレージを購入して、保存できる容量を増やす方法もあります。Googleが提供する「Google One」というサービスを利用すると、Googleフォトで利用可能な容量を増やせます。追加したストレージはGoogleフォトだけでなく、Googleの他サービスとも共用可能です。価格は、100GBの容量を追加するプランで月額250円(あるいは年額2500円)、2TBの容量を追加するプランで月額1,300円(あるいは年額13,000円)となります。(2024/4月時点の金額)
外付けストレージにデータを移す
手元にある外付けHDD/SSDやパソコン本体、SDカードなど、別のストレージにデータを移動するのも、選択肢のひとつです。中でも外付けHDDは容量が多い、セキュリティ面での不安もクラウドサービスに比べて少ないなどのメリットがあります。スマホに接続できる外付けHDD/SSDなら、パソコンがない時でもデータを直接移行できます。特に、USB-Type-C(TM)を採用した外付けSSDは、複数の端末や機器間でのデータ移行に非常に便利です。
おわりに 写真は手元にもデータを残して保存しよう
クラウドサービスは、サービスの利用方法が提供元の都合で変更になる場合があります。そもそもサービス自体が終了してしまうリスクも捨てきれません。クラウドへのデータ保存はバックアップの一環と考え、外付けHDDなども活用して手元にもデータを残しておくことをおすすめします。Googleフォトの容量無制限が終了したこの機会に、改めてデータの保存方法を見直してみてはいかがでしょうか。
おすすめ製品
● 薄型 スリム スティック型 高速 コンパクト 外付け SSD 1TB 読込速度1000MB/ 秒 USB3.2 Gen2 PS5 動作確認済 USB メモリサイズ
隣のポートに干渉しない、スリムな設計のスティック型SSDです。iPadのような薄型タブレットやノートパソコンに接続した際に、ガタつきにくい高さになっています。読込速度1,000MB/s、書込速度700MB/sと、高速なデータ転送速度を誇る点も魅力です。
● ポータブルSSD 1TB 高速 外付け SSD type-C type-A 両対応 USB3.2 Gen2 typeC 読込速度1000MB/秒 PS5/PS4動作確認済
1,000MB/s、書込速度700MB/sの高速なデータ転送速度を実現した、USBメモリタイプのスティック型SSDです。USB-AとUSB-Type-C(TM)のどちらにも対応しています。大容量データの転送にも最適です。