パソコンやスマホの容量不足を防ごう!ストレージの使用容量を減らす方法

スマートフォンやパソコンを使用しているうちに、内部ストレージの空き容量が減ってしまうと、動作が遅くなることがあります。パソコンやスマホを快適に使い続けるには、適度に保存データを減らして、ストレージの空き容量を確保することが大切です。この記事では、内部ストレージに保存されたデータを減らして空き容量を増やす方法を、スマートフォンとパソコンごとにご紹介します。
目次
ストレージの空き容量の確認の仕方
デバイス本体のストレージの空き容量が足りなくなると、動作が遅くなったり、新しいアプリやデータを保存できなかったり、ファイルが開けなくなったりします。それらの不具合を防ぐには、ストレージの使用容量を減らして、適度に空き容量を作ることが大切です。
空き容量を増やす作業をする前に、内部ストレージが現状でどれくらい使用されているか確認しておきましょう。
スマートフォンの場合
Androidスマホの場合、端末の「設定」画面から「ストレージ」をタップすると、現在のストレージの使用量・空き容量が表示されます。表示された画面から「内部ストレージ」をタップすれば、どんなデータがどれくらいストレージを占有しているかを確認可能です。ただし、Androidスマホの場合、使用している機種によって表示される項目名などが異なる場合があります。
iPhoneの場合は、「設定」→「一般」→「情報」の順にタップすると、本体の空き容量が表示されます。
パソコンの場合
パソコンの場合も、ストレージの空き容量をひと目で確認できます。確認する方法は、以下の通りです。
【Windows10の場合】
- 画面下のタスクバーまたはスタートメニューから「エクスプローラー」をクリックする
- エクスプローラー画面左側の項目から「PC」を選択すると、「デバイスとドライブ」欄にドライブごとの空き容量が表示される
【Macの場合】
- Appleメニューを開く
- 「このMacについて」をクリックする
- 「ストレージ」をクリックすると空き容量を確認できる
スマートフォンの容量不足の解消法
スマートフォンの内部ストレージの使用容量を減らして容量不足を解消するには、どのような方法があるのでしょうか。ここではスマートフォンの空き容量を確保する方法をご紹介します。
不要なアプリを削除する
スマートフォンにインストールしてあるアプリを削除するのが、最もシンプルな方法です。しばらく起動しておらず、今後も使用しないと思われるアプリを削除すれば、ストレージの空き容量を増やせます。
【Androidでアプリを削除する方法】
- 「設定」を開き、「アプリと通知」→「アプリ情報」の順にタップする
- アプリの一覧が表示されるので、消したいアプリを選んで「アンインストール」を選択
インストールしているアプリは、「Play ストア」アプリ内の「アプリとデバイスの管理」画面にある、「管理」タブからもアンインストール(削除)が可能です。
【iPhoneでアプリを削除する方法】
- 「設定」を開き、「一般」→「iPhoneストレージ」の順にタップする
- アプリ一覧から消したいものを選択し「Appを削除」をタップする
キャッシュを削除する
キャッシュとは、アプリなどの動作を高速化するために、使用頻度の高いデータを一時的に保存する端末内の領域のことです。頻繁に使うアプリはキャッシュが溜まりやすいため、定期的に削除することで空き容量を確保できます。
【Androidの場合】
- アプリの削除方法と同様の手順でアプリの選択を行う
- アプリを選んだら、「ストレージ」または「ストレージとメモリ」→「キャッシュを削除」の順にタップする
【iPhoneの場合】
- iPhoneでは、各アプリのキャッシュは「書籍とデータ」として表記されています。アプリのキャッシュを削除したい場合は、SafariやLINEなどは、各アプリ内の設定からキャッシュ削除を行うことができます。
キャッシュを削除するボタンが見つからない場合は、一度アプリ自体を削除して再インストールを行うことでキャッシュを消去可能です。ただし、この方法で削除したデータは復旧できません。例えば、コミュニケーションアプリであるLINEを一度アンインストールした場合、トーク履歴がすべて削除されてしまうので注意が必要です。
オンラインストレージにデータを移す
写真や動画、音楽などのデータを定期的に整理することも大切です。不要になったものを削除しておけば、ストレージの空き容量を確保できます。削除したくないデータは、「iCloud」や「Google ドライブ」などのオンラインストレージに移動させることでも、端末本体のストレージの空きを増やせます。
microSDカードを活用する(Androidの場合)
Androidスマートフォンの場合、機種によってはmicroSDカードを挿入することで、外部にストレージ容量を追加できます。カメラで撮影した写真などの保存先を、microSDカードに変更することも可能です。データやアプリをmicroSDカードに移動しておけば、本体の内部ストレージの空きを確保できます。
パソコンの容量不足の解消方法(Windowsの場合)
スマートフォンと同様に、パソコンも内部ストレージの容量が不足すると、動作が遅くなる、データを保存できないなどの不具合が発生します。定期的にデータを削除し、ストレージの空き容量を作りましょう。ここではWindowsパソコンの、不要なデータの削除方法をご紹介します。
ディスククリーンアップ機能を活用する
WindowsのOSには「ディスククリーンアップ」という、不要なデータを自動で削除できる機能が備わっています。自身で不要ファイルを探さなくても削除できて便利なので、活用すると良いでしょう。
【ディスククリーンアップの方法】
- 「エクスプローラー」画面を開き、画面左部の「PC」をクリックする
- ディスククリーンアップを行いたいドライブを右クリックし、「プロパティ」を開く
- 「全般」タブにある「ディスクのクリーンアップ」を選択する
- 削除ファイルの項目が表示されるので、削除したい項目にチェックを入れて「OK」を選択する
Windowsパソコンでは、「ごみ箱」にデータを移すだけではストレージから削除されない点に注意が必要です。ごみ箱に移したデータは、ごみ箱アイコンを右クリックして「ごみ箱を空にする」を選択するか、ディスククリーンアップを行うことで、完全に削除されます。
プログラムを削除する
自身で不要なプログラムを削除することでも、ストレージ容量を確保できます。
【プログラムの削除方法】
- 画面左下の検索窓に「コントロールパネル」と入力し、コントロールパネル画面を開く
- 「プログラムのアンインストール」を選ぶとプログラムが一覧表示されるので、削除したいプログラムを選択して「アンインストール」を実行する
パソコンの動作がおかしくなる恐れがあるので、重要なプログラムを不用意に削除しないよう注意しましょう。自身で名前や用途を把握できていて、使用しないプログラムのみを削除するようにしてください。
パソコンの容量不足の解消方法(Macの場合)
Macの場合は、ストレージ管理の項目から、ファイルの削除やストレージの最適化などをすべて行うことができます。
【Macでファイルを削除する方法】
- Appleメニューを開き、「このMacについて」→「ストレージ」→「管理」の順にクリックして、ストレージ管理画面を表示する
- ストレージ管理画面で「不要なファイルを削除」を選択する
- 不要と思われるデータの一覧が表示されるので、削除したいデータを選択して削除する
また、ストレージ管理画面上で「ストレージを最適化」を選ぶ方法も有効です。視聴済みの映画やテレビ番組が自動で消去され、メールなどの添付ファイルの自動ダウンロードを行わないようになるため、ストレージ容量を節約できます。
外付けストレージを活用するのもおすすめ
USBメモリや外付けHDDなど、外付けストレージにデータを保存する方法もおすすめです。データ保存に本体のストレージを使用せずに済むだけでなく、外付けストレージを他の端末に接続して使用することもできます。
外付けストレージには、スマートフォンに接続できる製品もあるので、パソコンだけでなくスマートフォンのデータ保存にも活用できて便利です。