ローカルストレージとは?言葉の意味やデバイスごとの確認方法を解説

スマホやパソコンを使用していると、「ローカルストレージ」という言葉を目にすることがあると思います。ローカルストレージとはなにを指しているのかご存知でしょうか。この記事ではローカルストレージという言葉の意味や、デバイスのストレージの中を確認する方法などをご紹介します。
目次
ローカルストレージとは?
ローカルストレージという言葉は、まったく異なる2つの意味を持っています。ここでは、ローカルストレージという言葉が使用されるシーンと、2つの意味についてご説明します。
スマホやパソコンにおけるローカルストレージ
スマホやパソコンといったデバイスにおけるローカルストレージとは、手元にあるデバイスに内蔵、もしくは直に接続されているハードディスク(HDD)やSSDといった外部記憶装置(ストレージ)のことです。内部ストレージと外付けストレージの総称が「ローカルストレージ」だと考えるとわかりやすいでしょう。
ローカルストレージに対して、遠隔地のサーバーなどに設置されていて、インターネット経由でアクセスできるストレージは「リモートストレージ」と呼ばれます。
Webサイトにおけるローカルストレージ
Webページで取り扱うデータをブラウザに保存する仕組みも「localStorage(ローカルストレージ)」と呼ばれます。HTML5から登場したWeb Storageの一種で、ブラウザを開いたり閉じたりをしても、データが保存され続けるのが特徴です。HTMLとは、Webページを作成する際に使われる言語を指します。
Web上のサービスにログインした際のデータを保存して、次回訪問時には自動でログインできるようになるのが、ローカルストレージの一例です。Web閲覧時のデータを保存できるという点では、ローカルストレージはCookie(クッキー)と同じです。しかしローカルストレージは取り扱えるデータ量がクッキーよりも大きく、また必要な場合のみデータ送信を行えるという違いがあります。
各デバイスでストレージの中を確認する方法
各デバイスにおいて、どのようにすればローカルストレージ(外部記憶装置)の容量などを確認できるのでしょうか。スマートフォンとパソコンの場合に分けて、ストレージの情報を確認する手順をご紹介します。
Android
Androidスマホの場合は、以下の手順でストレージの内容を確認できます。
【Androidのストレージの確認方法】
- 「設定」を開き、「ストレージ」をタップする
- 全体のストレージ容量と、「写真と動画」や「音楽と音声」など、項目ごとに使用しているストレージ容量を確認できる
Androidの場合、使用している機種やOSのバージョンによって表記が異なる場合があります。
iPhone
iPhoneでストレージを確認する手順は、以下の通りです。
【iPhoneのストレージの確認方法】
- ホーム画面で「設定」をタップする
- 「一般」→「情報」の順にタップする
「使用可能」の箇所に表示される、現在使用できるストレージ容量で空き容量を確認できます。または、「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」の順にタップしても、ストレージの使用状況を確認可能です。
Windows
Windowsパソコンの場合は、設定画面またはエクスプローラーからストレージを確認できます。
【設定から確認する方法】
- 画面左下のスタートメニューを開き、「歯車」アイコンをクリックする
- 「システム」→「ストレージ」または「記憶域」の順にクリックすると、ストレージの容量が表示される
【エクスプローラーから確認する方法】
- タスクバーにある「エクスプローラー」を起動し、左側のメニューから「PC」をクリックする
- 「デバイスとドライブ」欄に表示される各ドライブの下に、総容量と空き容量が表示される
- 容量が表示されていない場合は、確認したいドライブを右クリックして「プロパティ」を選択すると、空き容量が確認できる
Mac
Macを使用している場合は、以下の手順で確認を行えます。
【Macのストレージの確認方法】
- Appleメニューを開き、「この Mac について」→「ストレージ」の順にクリックする
画面上に表示される棒グラフには、カテゴリごとにストレージ使用量の概算値が算出されています。OSバージョンがSierra(10.12)以降のMacの場合は、グラフの各カテゴリにマウスを合わせることで、さらに詳細な情報も確認可能です。
ストレージは空きを確保しておこう
各デバイス内のストレージに容量いっぱいまでデータを保存すると、動作が遅くなるなどの不具合が起こることがあります。不要なデータやアプリはこまめに削除して、空き容量を確保しておくことが大切です。
近年はオンラインストレージ(リモートストレージ)サービスも多くあるため、それらを利用するか、外付けHDDやSSDデータなど他の場所に移しておくのも良いでしょう。