ゲーミングモニターとは?概要やおすすめの選び方をご紹介
ゲームをプレーする際に活躍する「ゲーミングモニター」。一般的なモニターと比較して高性能で、ゲームプレーにおいて多くのメリットがあります。しかし、ゲーミングモニターを購入したいものの、どれを選べば良いのかわからないという人も多いかもしれません。この記事では、ゲーミングモニターの概要や選ぶ際のポイントなどをご紹介します。
目次
ゲーミングモニターとは
ゲーミングモニターとは、ゲームを快適にプレーできる性能を備えたモニターのことです。動きの速い映像をなめらかに描画でき、シューティングゲームや格闘ゲーム、スポーツゲームなども快適にプレーできます。ゲーミングPCやゲーム機の性能を効果的に引き出せるため、よりゲームを楽しみたい方ならぜひ用意したいアイテムです。
一般的なモニターとの違い
一般的なモニターは、ウェブサイトの閲覧や文書作成など、動きが少ない画面や画像を表示することが主な用途です。そのため、ゲームのように素早い動きのある映像を表示するのは、あまり得意ではありません。
一方で、ゲーミングモニターは動きが速いゲーム映像もなめらかに再生できるように作られています。高性能な分、一般的なモニターより高価ですが、FPS(ファーストパーソンシューター・一人称視点のシューティングゲーム)や格闘ゲームなど、素早い反応が求められるゲームタイトルを遊ぶ際は、映像遅延の少ないゲーミングモニターがあると有利です。
ゲーミングモニターの選び方のポイント
ゲーミングモニターは、各メーカーからさまざまなタイプの製品が販売されています。プレーしたいゲームや所持している機器に応じて、適切なモニターを選ぶことが大切です。ここでは、ゲーミングモニターの選び方のポイントをご紹介します。
リフレッシュレート
リフレッシュレートとは、「1秒間における画面の書き換え回数」のことです。単位はHz(ヘルツ)で表されます。数値が大きいほど1秒間に多く画面が更新されるため、なめらかな映像表示が可能です。一般的なモニターは60Hzほどですが、ゲーミングモニターの多くは120Hzや144Hzといったリフレッシュレートに対応しています。動きの速いシューティングゲームなどをプレーする場合は、リフレッシュレートが144Hz以上のゲーミングモニターを選ぶのがおすすめです。
ただし、PS4(R)やニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)は、ゲーム機本体が60Hzまでしか対応していません。それらのゲーム機を接続するモニターは、60Hzあれば十分です。PS5(TM)は最大120Hzのリフレッシュレートに対応しているため、高リフレッシュレートのモニターを選ぶと良いでしょう。
応答速度
応答速度とは、画面の色が切り替わるのにかかる時間のことです。単位はms(ミリ秒)で、数値が小さいほど色の変化が速くなります。
反応速度が求められるFPSや格闘ゲームなどのジャンルを楽しみたい場合は1ms以下、それ以外のゲームジャンルでは5ms以下を目安にゲーミングモニターを選ぶのがおすすめです。
モニターサイズ
ゲーミングモニターは、サイズや形状も豊富です。一般的なサイズは24〜27インチほどですが、30インチを超える大型モニターや、内側に少し曲がっている湾曲モニターといったタイプもあります。
大画面のモニターは、映像を大きく描写できる一方で、状況を把握するには視線を広範囲に移動させなければいけません。没入感は高まりますが、FPSなどのゲームジャンルだと疲れやすさを感じる場合があります。また、サイズが大きいモニターほど設置場所の広さが必要になる点も注意が必要です。
パネルの種類
モニターの液晶パネルは、TNパネル、IPSパネル、VAパネルの3種類に分けられます。それぞれ特長が異なるので、ゲームタイトルや使用する環境に応じたものを選びましょう。
【TNパネル】
応答速度が速く、FPSや格闘ゲームのように動きの激しいゲームに適しています。ただし、鮮明さに欠けるため、動画鑑賞などの用途にはあまり向きません。
【IPSパネル】
視野角が広く、見る角度による色合いや画質の変化が小さいのがメリットです。複数人でモニターを見るのに適しています。
【VAパネル】
黒の表現に強く、コントラスト比を高くしやすいのがメリットです。TNパネルとは逆に、動画鑑賞などの用途に適しています。
解像度
解像度とは、画面に表示されるドットの数のことで、「横のドット数×縦のドット数」で表記されるのが一般的です。フルHD(1920×1080)や、WQHD(2560×1440)、4K(3840×2160)などの種類があり、数値が大きいほど精細な表示が行えます。
ゲーミングモニターではフルHDが主流ですが、高精細な画質のゲーム映像を楽しみたい場合は、4K対応のモニターを選ぶのもおすすめです。ただし、パソコンやゲーム機本体も4Kに対応している必要があります。
モニターの接続端子に注意
ゲーミングモニターを選ぶ際は、接続端子の確認も重要です。映像入出力用端子には、「DisplayPort」「HDMI」「DVI」「D-Sub」「USB‐Type-C(TM)」といった種類があります。ゲーミングモニターに、接続する機器と同じタイプの端子が搭載されているか確認しましょう。また、複数の端子が備わっているモニターなら、一度に複数の機器を接続できて便利です。