ビデオキャプチャーで動画配信にチャレンジしよう!必須アイテムの選び方
ゲーム動画の配信などに欠かせないビデオキャプチャー(キャプチャーボード)。動画配信などに興味があるものの、ビデオキャプチャーはどのような機器で、どれを選べば良いのかわからないと感じている方は多いかもしれません。この記事では、ビデオキャプチャーの概要や、選ぶ際のポイントなどをご紹介します。
※この記事は2024/7/8に再編集しました。
目次
ビデオキャプチャーとは
ビデオキャプチャー(キャプチャーボード)とは、パソコン画面にパソコン以外のデバイスの映像や音声を出力したり、それをSDカードやUSBメモリなどの記録媒体に保存したりできる機器のことです。映像や音声データをパソコンに保存すること自体を指して「ビデオキャプチャーする」のように使われる場合もあります。
ビデオキャプチャーがあれば、古いビデオテープの録画映像をデジタル化したり、パソコンにゲーム機などの映像や音声を出力したり、パソコンに表示された映像を動画ファイルとして取り込んだりできます。また、専用のソフトウェアを使用すれば実況配信を行うことも可能です。
ビデオキャプチャーの種類は2つ
ビデオキャプチャーは、内蔵タイプと外付けタイプの2種類に大きく分けられます。ここでは、それぞれの概要や特長をご紹介します。
内蔵タイプ
パソコン内部のPCIスロットやPCI Expressスロットに、直接取り付けて使用するタイプのビデオキャプチャーです。主にデスクトップパソコンで用いられます。転送速度が速く、映像の遅延がほとんどない点がメリットです。また、パソコンのマザーボード上に直接接続するため、パソコン周りをすっきりさせられます。
ただし、パソコン内部に取り付けるという関係上、内部スペースや拡張スロットが限られている液晶一体型パソコンやノートパソコンでは基本的に利用できません。
外付けタイプ
外付けタイプのビデオキャプチャーは、USBケーブルで接続します。複雑な作業が不要で、持ち運びも簡単に行えるのが魅力です。内部パーツを増設できないノートパソコンや小型のデスクトップパソコンでも使用できます。
また、パソコンと接続することなく、ビデオキャプチャー単独で録画ができるモデルも販売されています。
ビデオキャプチャーの選び方
ビデオキャプチャーを選ぶ際は、ご自身の使用環境や用途を考慮することが大切です。ここでは、ビデオキャプチャーの選び方のポイントをご紹介します。
接続端子に合わせて選ぶ
ビデオキャプチャーは、所有するパソコンの環境に合わせて選ぶのがポイントです。外付けタイプのビデオキャプチャーの場合は、パソコンやビデオキャプチャーに接続する機器の接続端子を最初に確認する必要があります。
PS4(R)やPS5(TM)、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)など、近年発売されたゲーム機はHDMI端子を搭載しています。最新のゲーム映像を録画または配信したい場合は、HDMI端子に対応しているビデオキャプチャーを選ぶのがおすすめです。HDMI端子に対応したモデルは、一眼レフカメラやコンパクトデジカメなどとも接続できます。
ファミコンや初代PlayStationといった古いゲーム機やVHSビデオデッキを接続したいのであれば、赤・白・黄色の「RCA端子」を搭載しているモデルを選ぶか、HDMIなどに変換できるコンバーターまたはケーブルを用意しましょう。
エンコード方式で選ぶ
エンコードとは、動画の圧縮や形式の変換などを行う処理のことです。ソフトウェアエンコードとハードウェアエンコードの2種類に分けられます。
ソフトウェアエンコードは、機器本体ではなくソフトウェアで処理を行う方式です。遅延を抑えられるのがメリットですが、パソコンへの負荷は大きくなります。ゲーミングパソコンなど、ハイスペックなパソコン以外だと動作が不安定になることがあるため注意が必要です。
一方のハードウェアエンコードは、動画データのエンコードをビデオキャプチャー本体で行う方式です。遅延はしやすいもののパソコンへの負荷が小さく、スペックが低めのパソコンでも動作が安定します。動画実況などをメインに行いたい場合は、パソコンのスペックは要求されますが、ソフトウェアエンコード方式のビデオキャプチャーがおすすめです。
解像度で選ぶ
ビデオキャプチャーを選ぶ際は、録画時の解像度もポイントのひとつです。解像度とは画面の画素数を示す数字のことで、HD(1280×720)やフルHD(1920×1080)、WQHD(2560×1440)、4K(3840×2160)といった種類があります。値が大きいほど、画像表示が鮮明になります。
ゲーム録画や実況配信を行う場合は、フルHD以上の解像度に対応した製品がおすすめです。フルHDよりも高画質な4Kに対応する製品もありますが、接続する機器やモニターも4Kに対応している必要があります。事前に、接続したい機器が4K対応か確認しておきましょう。
映像にこだわる時はフレームレートも確認を
滑らかできれいな映像を録画・配信したい方は、1秒間に移す画像の数を示す「フレームレート(fps)」も確認しておきましょう。フレームレートの数値が高いほど、描画される映像は滑らかになります。
Nintendo SwitchやPS4といったゲーム機は最高60fpsに対応しているため、ゲーム配信で活用したい方は60fpsで出力できるビデオキャプチャーを用意するのがおすすめです。
パススルー機能が搭載されているか
ゲーム配信や実況の際に遅延対策を行いたい場合、パススルー機能が搭載されたモデルがおすすめです。パススルー機能が搭載されているビデオキャプチャーなら、パソコンの画面とは別のモニターに映像を出力することで、遅延なく映像を確認できます。また、モニターに映像を出力しながら、パソコンでは別の操作を行うといった使い方も可能です。
ソフトが付属していると便利
動画配信/実況を行う際は、動画の編集や配信用のソフトの用意も欠かせません。録画した映像にBGMをつけたり、不要な部分をカットしたりすることで、より視聴者が楽しみやすい動画に仕上がります。
ただし、動画編集ソフトは種類が豊富で、使い勝手もさまざまです。ソフト側で特別な設定が必要になるものもあるため、これから動画配信や実況にチャレンジしてみたい方は、動画編集ソフトが付属しているビデオキャプチャーを選ぶと、導入の手間を省けます。
Switchのゲーム配信にもおすすめ!ロジテックのビデオキャプチャー
ロジテックでは、Nintendo Switchのゲーム配信/実況に最適なビデオキャプチャー(キャプチャーボード)を取り扱っています。ゲーム配信や実況を行いたい方は、活用してみてはいかがでしょうか。
4Kパススルー対応 音量調整機能付き コンパクト ビデオキャプチャー キャプチャーボード
手のひらサイズで、スペースの限られたデスク上にも設置しやすいビデオキャプチャー(キャプチャーボード)です。本体には音量調整ボタン付きのヘッドホン出力ポートを搭載しており、ゲーム音声の音量を簡単に調整できます。最大4K/60fpsパススルーとフルHD1080p/60fpsの録画に対応しており、高画質な映像を配信可能です。
LVC-LPSAHDW6UD(ソフトなしモデル) >
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Nintendo Switch専用ドック型ビデオキャプチャー
Nintendo Switchを直接取り付けられるビデオキャプチャー(キャプチャーボード)です。ゲーム機本体にHDMIケーブルを接続することなく、ゲーム画面を録画できます。有線LANハブやコントローラーを接続できるので、快適にゲームを楽しめるのが魅力です。セルフパワー給電に対応しており、本体からNintendo Switchに充電できるため、充電切れを気にする必要もありません。