便利なHDDスタンドを活用しよう。使い方や選び方などをご紹介

HDD内のデータをすべてコピーしたり、内蔵型のHDDを新しいHDDやSSDに交換したりしたい場合、「HDDスタンド」があると作業がスムーズです。しかし、HDDスタンドとはどのような機器なのか、イメージがわかない方も多いのではないでしょうか。この記事では、HDDスタンドでできることや使用時の注意点、選び方のポイントなどについて具体的にご紹介します。
目次
HDDスタンドとは?
HDDスタンドとは、HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)などの記録媒体を差し込んで使う、スタンド状のケースのことです。製品によってはHDDクレードルやHDDデュプリケーター、HDDコピースタンド、HDDドッキングステーションなどと記載されている場合もあります。
HDDスタンドの使い方
HDDスタンドは、具体的にはどのように使うものなのでしょうか。外付けストレージとして活用する場合と、データクローンを行う場合の2通りの使い方をご紹介します。
内蔵HDDを外付けストレージとする場合
ロジテック製のHDDスタンドには、2.5インチサイズのHDD/SSD用と、3.5インチHDD用の2つの差込口がついています。各サイズに対応するHDDかSSDを差込口にセットしたら、USBケーブルでパソコンやテレビ、PS4などに接続するだけで外付けストレージとして使用可能です。
HDDスタンドを活用すれば、換装などでパソコンから取り外したHDDのバックアップや保存容量の増加、TV録画用途などに有効活用できます。また、取り外しが簡単なため、複数のHDDやSSDを使い分けて、データ整理に役立てるのも良いでしょう。
● 1BAY ハードディスクスタンド[macOS Big Sur 11.0 対応確認済]

データクローンを行う場合
同時に2台のHDDやSSDを格納できるHDDスタンドを利用すれば、データクローンも簡単です。
【HDDスタンドを使ったデータクローンの方法】
- パソコンの内蔵HDD/SSDを取り出す
- HDDスタンドに取り外したHDD/SSDと、コピー先となるHDDやSSDを格納する
- HDDスタンドの電源を入れ、クローンボタンを押す
● エラースキップ機能搭載 1BAY ハードディスクスタンド[macOS Big Sur 11.0 対応確認済]

HDDスタンドを選ぶ際に確認したいポイント
HDDスタンドを選ぶ際は、どのような用途で使いたいのかに応じて製品を選ぶことが大切です。選ぶ際に確認しておきたいポイントを3つご紹介します。
HDDスタンドの差込口の数
HDDスタンドの差込口(ベイ・スロット)は1つ、または2つとなっている製品が多いです。HDDスタンドをデータクローンにも活用したい場合は、必ず差込口が2つあり、同時に複数のストレージを格納できる製品を選びましょう。
対応している接続インターフェイス
パソコンと接続して使用する際は、パソコンに対応した接続インターフェイスを備えているかどうかも確認しておくと便利です。HDDスタンドを外付けストレージとして活用したい場合は、データ転送速度の速いUSB 3.0以上に対応した製品を選ぶと、データの読み書きに時間がかからずストレスがありません。
差込可能なドライブと対応している容量
HDDのサイズには、3.5インチと2.5インチの2種類がありますが、HDDスタンドに格納できるHDDまたはSSDのサイズや対応可能な最大容量は、製品によって異なります。
3.5インチ/2.5インチ両方のサイズに対応しているかどうか、使用できる最大容量はどれくらいかなどを事前に必ず確認して、目的や用途に合った性能のHDDスタンドを選びましょう。