タッチパネルPCを使うメリットは?おすすめの選び方をご紹介

スマートフォンやタブレットなど、モニターの画面を指でタッチして操作できるデバイスが普及してきています。パソコンでも、タッチパネルを搭載した製品が増えている状況です。しかし、タッチパネル搭載PCは比較的新しいデバイスで、どのように選べば良いのかわからない方も多いかもしれません。そこでこの記事では、タッチパネルを搭載したPCのメリットや選び方などについてご紹介します。
目次
タッチパネルPCのメリット
通常のパソコンは、マウスやタッチパッドでマウスポインタを移動させたり、クリックしたりして操作を行います。タッチパネルPCなら、マウスではなく指でアイコンをタップしてアプリを起動する、2本の指でピンチアウトやピンチインを行って画面を拡大・縮小させるといった操作が可能です。
従来のパソコンとは異なり、スマホやタブレットと同様に操作が直感的で、パソコンを使い慣れていない方も扱いやすいという特長を備えています。
タッチパネルPCには、タッチパネル部を回転させられる「コンバーチブル型」や、画面とキーボードを切り離せる「セパレート型」など、タブレットのように使うことも可能なノートパソコンもあります。「2in1パソコン」とも呼ばれ、シーンに応じて使い分けができるため便利です。
タッチパネルを搭載したPCの選び方
タッチパネルを搭載したPCは、さまざまな製品が販売されています。タッチパネルPCを選ぶ際は、自身の用途を踏まえて適切な製品を選ぶことが大切です。ここでは、タッチパネルPCの選び方をご紹介します。
画面(モニター)のサイズ
タッチパネルPCを選ぶ際に考えたいポイントのひとつに、画面(モニター)のサイズが挙げられます。画面サイズは、どのようなシーンで使用する機会が多いかを考慮して選ぶと良いでしょう。
職場や室内など、特定の場所に置いたまま使用する場合は、画面が見やすい大画面モデルだと使い勝手が良くなります。一方で、外出先などでも使うことが多いのであれば、小型軽量で持ち運びしやすいモデルが便利です。
メモリの容量
パソコンを快適に使用するためには、メモリの容量も重要なポイントです。Windows10を搭載したタッチパネルPCを選ぶ際は、メモリ容量は8GB以上を目安にすると良いでしょう。
ゲームや動画編集といった重たい作業や、マルチタスクで一度に多くの作業を行う場合は、16GBなどより大容量なメモリが必要です。
ストレージの種類や容量
ストレージとは、データを保存しておく記憶装置のことを指します。タッチパネルPCで使われる主なストレージは、データの読み書きが速いSSD、コストパフォーマンスに優れるeMMC、大容量で安価なHDDの3種類です。
起動の速さやデータの読み込み速度にこだわる場合はSSDやeMMCを、できるだけ多くのデータを保存したい場合はHDDを搭載した商品が適しています。
CPUを確認する
CPUとはパソコンの頭脳にあたるパーツで、デバイスの処理能力を左右する重要な部品です。操作時の処理能力の高さを求める場合は、Intelの「Core iシリーズ」やAMDの「Ryzen」シリーズを採用した製品がおすすめです。基本的には、シリーズ名称の末尾に続く数字が大きいほど性能は高くなります。
処理能力をさほど必要としない軽作業がメインなら、「Atom」や「Celeron」といったCPUを搭載している製品でも問題ありません。Core iシリーズなどの処理性能が高い製品に比べて、コストを抑えられます。Atomは消費電力が少なく、バッテリー駆動時間が長くなる点も魅力です。
タッチパネルを無効にする方法
タッチパネルが搭載されているWindows10パソコンは、タッチパネル機能を無効にして使用することもできます。タッチパネル操作の無効・有効を切り替える方法は、以下の通りです。
【タッチパネルの無効・有効を切り替える方法】
- 画面左下のスタートボタンを右クリックして、メニューから「デバイスマネージャー」を選択する
- 「ヒューマン インターフェイス デバイス」の左にある三角マークをクリックして展開する
- 「HID 準拠 タッチ スクリーン」を右クリックし、表示されたメニューから「デバイスを無効にする」または「デバイスを有効にする」を選択する
タッチパネル以外にパソコンを操作できる機器がない場合、タッチパネルを無効にすることで、パソコンそのものが動かせなくなる恐れがあります。タッチパネルを無効にする前に、マウスなどが正常に動作してタッチパネルなしでも操作できるかどうか確認しておくことが大切です。