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USBメモリを危険から守れ!すぐにできるセキュリティー対策

USBメモリを危険から守れ!すぐにできるセキュリティー対策

USBメモリのセキュリティー対策は必須事項と言えます。もしもセキュリティー対策をせずにウイルスに侵入されて情報漏えいなどがあった場合、会社の信頼が損なわれてしまうかもしれません。今回は情報漏えいなどのリスクを回避するためにUSBメモリのセキュリティー対策やパソコンのデータを保護するための具体的な方法を紹介します。

USBメモリのセキュリティーは何のために必要か

USBメモリには業務上重要なデータや個人データが含まれていることが多いでしょう。そのため、コンピューターウイルスといった外部の脅威からUSBメモリ内のデータを守ることは必須のセキュリティー対策です。

また、コンピューターウイルスはUSBメモリ内のデータを破壊するだけとは限りません。むしろ昨今は、オフィス内にある他のパソコンなどの情報を盗難するためにUSBメモリに感染するコンピューターウイルスが増えているのです。

セキュリティー対策には様々な方法がある

USBメモリのセキュリティー対策には、無料でできる手軽なものから、有料の対策までさまざまな方法があります。具体的には以下の方法が挙げられます。

  • USBメモリ内のデータを暗号化するフリーソフトを使う
  • 管理ソフトを介さなければUSBメモリのデータ読み書きができないように設定する
  • パスワードや指紋認証機能付きのUSBメモリを使う
  • OSに標準搭載された暗号化ソフトを使う

フリーソフト

USBメモリ内のデータを暗号化するフリーソフト(無料ソフト)はいくつかあり、初心者でも簡単にインストールができます。このようなフリーソフトはファイルの暗号化、復号化の機能があり、あらかじめ決めておいたパスワードを入力しなければデータの読み書きができない仕組みになっています。

ただしフリーソフトは、個人がデータを勝手に見られないようにするといった用途には適しておりますが、ビジネスユースで社内の重要データを守る場合は不安が伴います。保証や信頼性を求めるのであれば、有料のソフトウェアや後ほど紹介するOSに標準搭載されている暗号化ソフトを利用することをおすすめします。

セキュリティー対策機能付きのUSBメモリ

セキュリティー対策機能付きのUSBメモリは、各種メーカーから発売されています。これらの製品は、USBメモリにパスワードロックがあり、USBメモリを使用するためにはパスワード認証が必要となる仕組みが一般的です。

また、指紋認証によってセキュリティー対策ができるUSBメモリもあります。このようなUSBメモリはあらかじめ指紋登録をした人しかロックが解除できないという仕組みになりますので、より強固なセキュリティー対策ができるでしょう。その他には、ウイルスチェック機能を搭載しているUSBメモリや、パスワードを規定の回数以上に間違えると自動的にUSBメモリ内のデータが消去されるUSBメモリなどがあります。

OSによって異なる暗号化の方法

USBメモリにデータを保存する際、あらかじめデータ(ファイルなど)を暗号化しておくことも、情報漏えいや盗難対策となるでしょう。この暗号化の方法は、WindowsやMacなどのOSによって異なります。

Windowsには「BitLocker」という、独自の暗号化ソフトウェアがインストールされています(Windows 10「Proエディション」より上位のエディションに標準インストール)。このBitLockerを有効にすれば、あらゆるデータを暗号化することができます。Mac OSでの暗号化はFinderにて可能です(FileVaultをオンにしておく必要があります)。

ちなみにWindowsのBitLockerでは「AES方式」という暗号化技術が使われていますが、このAES方式はアメリカ政府が標準技術として定めており、日本政府も推奨しています。つまりWindowsに標準搭載されている暗号化技術でも、十分な効力を発揮するのです。

USBメモリ以外にも注意が必要

セキュリティー対策不足による事故や損害は多岐にわたります。それがビジネス上で発生した場合、会社の経営などにも影響を与えてしまうかもしれません。USBメモリ以外でも基本的にすべてのコンピューターや周辺ハードウェア、記憶媒体は常に情報漏えいやウイルス感染などのリスクに晒されていると考えておきましょう。

これらの一般的な対策の方法として、パソコンにセキュリティソフトを導入すること、OSや周辺機器が必要とするソフトウェアを最新の状態に保つといったことが考えられます。また、USBメモリではウイルスチェックを定期的に行う、所有者が不明なUSBメモリをむやみに使用しないなど個人での対策も必要です。

おわりに 事故が起きる前にUSBメモリのセキュリティー対策を

USBメモリをはじめとする記憶媒体はデータの移行や管理が簡単なため、常に情報漏えいの危険に晒されています。そのため、セキュリティー対策は必須となりこれを疎かにすることは、会社の信頼を損なうことになりかねません。

特に昨今はUSB3.0の普及によって、USBメモリ内に大量のデータを保管できるようになりました。データが大量ということは万が一の事故があった場合、甚大な被害が考えられます。ぜひともここで紹介したフリーソフトやデータの暗号化、さらにはセキュリティー機能が搭載されたUSBメモリを参考にしてセキュリティー対策をご検討ください。

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