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SSDでデフラグは必要?Windowsで行う注意点からトリムとの違いまでを解説

SSDでデフラグは必要?Windowsで行う注意点からトリムとの違いまでを解説

HDDでは必要と言われているデフラグ(内部データの最適化処理)ですが、「SSDの場合には果たしてデフラグが必要なのかどうか」という疑問が議論を呼んでいます。実際に「SSDのデフラグはなるべくしないほうがよい」「SSDを繰り返しデフラグすると寿命が縮まる」などの意見を聞いたことがある方もいるかもしれません。この記事ではSSDでのデフラグの必要性についてご紹介するとともに、SSDでデフラグを実行する方法やデフラグ時の注意点についても解説します。

デフラグとはなにか

デフラグとは、パソコン内部のストレージ(記憶媒体)を最適化する処理のことです。データの保存・削除を繰り返し行うことで発生するストレージの断片化を解消し、読み書き速度を向上する操作を「デフラグメンテーション」と呼び、その略称が「デフラグ」です。HDDの場合は、定期的にこのデフラグを行わなければ読み書き速度が低下していくため、週に1度などのスケジュールで実行している方が多いのではないでしょうか。しかし、SSDの場合には「デフラグは不要」「デフラグしないほうがよい」と言われることがあります。それはなぜでしょうか。

■ SSDとHDDの違いをおさらい

デフラグを理解するためには、同じストレージであってもSSDとHDDではデータの書き込み・読み取り方式が根本的に異なることを把握する必要があります。HDDへのデータ保存は、円盤(ディスク)上にブロック単位でデータを書き込んでいく原理で行われます。またHDDの場合は上書きが可能になっており、理論上は何度でも上書きを行えるとされています。
一方のSSDは「NAND」と呼ばれるフラッシュメモリに、ページ単位でデータを書き込んでいく方式です。HDDと異なり上書きは不可能で、残っているデータを消してから書き込む必要がある点と書き込み可能回数に上限がある点が、HDDとの大きな違いとされています。

■ SSDではデフラグが不要と言われる理由

「SSDにデフラグは要らない」と言われる理由は主に2つあります。
一つめはWindowsパソコンの自動デフラグ機能の有効性に対する疑いによる理由です。Windowsパソコンの自動デフラグ機能は、基本的にHDDに対応した仕様となっています。そのためSSDでこれを利用しても、速度低下に対して目に見えた効果を発揮しないと言われているのです。
二つめはSSDのデータ書き込み回数上限による理由です。前の項目でも述べましたが、SSDは上書きができずデータの書き込み回数にも上限があります。そのため、データの書き換えを必ず行うデフラグを定期的に実行すれば、逆にSSDの寿命を縮めると言われるようになったのです。

WindowsパソコンでSSDのデフラグを行う際の注意点

SSDでデフラグを実行する際に、以下の3つを注意しましょう。

  • 自動デフラグについて
    WindowsパソコンのデフラグはHDDに対応した仕様となっているため、SSDのデフラグを行うには不向きです。もっとも、Windows7以降のOSでは搭載されたストレージがSSDであると認識されると、スケジュール機能による自動デフラグは実行されないようになります。
  • SSDのデフラグに特化されたソフトやツールを使う
    SSDのデフラグに特化したソフトやツールが出回っているので、それらを利用してSSDのデフラグを行うことが可能です。
  • 「トリム」と呼ばれるコマンドの実行
    SSDを搭載したパソコンのOSがWindows7以降であれば、デフラグの代わりに「トリム(Trim)」というWindows上のコマンドを実行して、SSDを最適化する方法もあります。

SSDではデフラグよりもトリムを行うべき?

SSDはデータの書き込み回数に上限があり、デフラグを頻繁に行えば寿命が短くなるとされているため、デフラグの代わりにトリムを実行することも1つの手段です。ここではデフラグとトリムの違いについて説明しながら、SSDでトリムを実行する際の注意点についてご紹介します。

■ トリムとデフラグはどう違うの?

トリム(Trim)は、パソコンのOSがWindows7、8.1、10の場合に使用できるコマンドです。デフラグと異なる点は、SSD内部の不要なデータを完全に消去できることです。Windowsの設定でトリムの実行を有効にしておけば、その都度不要なデータの完全な消去を行ってくれるため、空き容量を最大の状態に保つことができます。またSSDの空き容量が3割を切る状態なら、SSD向けツールによるデフラグの実行で書き込み速度が改善する場合もあります。
※Trim機能はSSDデバイスがTrim命令に対応したモデル(ファームウェア)であることが必須です。

■ SSDでトリムを行うときの注意点

トリムの設定が有効の場合、誤って削除したファイルなどの復旧は不可能です。それを念頭におき、定期的なバックアップを常に欠かさないことが必要です。

まとめ SSDのデフラグはうまく使えば書き込み速度を改善できる

最後に「デフラグをするとSSDの寿命が縮む」という説に対する一般的な回答をご紹介しておきますと、週1ぐらいの頻度でデフラグを実行する程度ではSSDの寿命が縮むことはほぼないと言えます。普段はトリムを活用して不要なデータを消去する、SSDの空き容量の断片化が進行してきたらデフラグを実行するといったように、うまく使い分けることでSSDの書き込み速度を改善することができます。それぞれの機能をうまく活用して長く快適にパソコンが使える状態を保つようにしましょう。




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