ページ内を移動するためのリンクです。

LTOとは?基本的な知識や特長をわかりやすく解説

LTOとは?基本的な知識や特長をわかりやすく解説

仕事などで保管しなければいけないデータの容量は、画像や映像ファイルを中心としたデータの大型化に伴い、年々増加しています。膨大なデータを安全かつ長期的に保存することを考えると、磁気テープにデータを記憶させて長期的に保管できる「LTO」の利用も有力な選択肢の一つです。この記事では、LTOという製品の概要や特長などについて詳しくご紹介します。

LTOとは?

LTOとは「Linear Tape-Open」を略した名称で、コンピューター用のデータ保存磁気テープ技術のことです。データカートリッジをドライブに差し込んで使用する記録装置で、ビデオテープ(VHS)を想像するとわかりやすいでしょう。

Seagate Technology、Hewlett Packard(HP)、IBMの3社によって共同開発されたLTOは、利用に関して法的な制約がないオープンフォーマットである点から、その汎用性の広さや信頼性の高さが評価されています。同時に、長期にわたる保管および読み書きに対する安心感も高いメディアです。大量・大容量データのバックアップやアーカイブなどの用途で、放送局や制作会社、病院、銀行などではよく用いられています。

LTOには大容量化を目指した「Ultrium」と、高速読み出しが目的の「Accelis」の2種類がありますが、Accelisはあまり普及せず、現在は規格更新が止まっています。そのため、LTOといえば「Ultrium」を指すことが一般的です。

LTOの世代

2000年に発売された「LTO-1」から2017年発売の「LTO-8」まで、LTOは現在8世代までの製品化が進んでいます。LTO-1の容量が100GB(圧縮時200GB)であったのに対し、現行の最新LTO-8は12TB(圧縮時32TB)まで大容量化が図られているなど、世代が進むにつれて進化を遂げています。

LTO-8以降の世代も、現状で12世代までのロードマップが策定されていて、12世代目では容量が192TB(圧縮時480TB)まで増加すると言われています。

また、LTOドライブは下位2世代までのデータカートリッジと互換性があり、1世代前の読み書き、2世代前の読み出しが可能です。ただし、現行のLTO-8ドライブはLTO-7データカートリッジまでの下位互換しか持たないため注意しましょう。

LTOが持つ特長

磁気テープへデータを記録する方式と聞くと、ひと昔前の方法だと感じる方も少なくないでしょう。しかしLTOは、現在はもちろん今後も記録デバイスとして有効活用できるだけのメリットを持っています。ここでは、LTOが広く選ばれるポイントや、データ記録装置としての特長について解説します。

長期間のデータ保存が可能

磁気テープは30年を超える期待寿命を持ち、長期間のデータ保存に向いた信頼性の高いメディアです。LTOの第3世代であるLTO-3からは、記録したデータの改ざんや誤消去を防止する「WORM機能」にも対応し、書き込んだデータの消去や上書きを防げるようになっています。

また、前述のようにLTOはドライブが下位2世代までのデータカートリッジの再生互換を持っているため、長期間にわたって保管したデータの読み出しを行うことができる点もメリットです。

データ転送速度が高速

2017年に発売された現状の最新世代であるLTO-8は、非圧縮時において360MB/s、圧縮時で900MB/sという転送速度を実現しています。保存できるデータ容量に目が行きがちなLTOですが、HDDの転送速度が150MB/s程度、SATA接続のSSDで500MB/s程度であることを考えると、データの転送速度が非常に高速な点も見逃せません。

低コストで省エネルギー

磁気テープメディアは、HDDなどと比較するとデータの保管可能容量が大きいうえ、メディアそのものの価格も低いです。また、磁気テープは使用時に通電の必要がないため、消費電力を抑えることもできます。

このようにLTOには、大容量のデータを長期にわたって保管できるうえに、運用にかかるコストを低く抑えられるというメリットもあります。

環境に応じて使い分けることができる

データカートリッジを読み書きするLTOドライブには、いくつかの種類があります。1巻ずつデータカートリッジを入れるシングルドライブや、複数のカートリッジ(8巻、9巻など)が入るタイプのオートローダーが一般的です。

また、何十巻ものデータカートリッジを入れておけるライブラリなどもあり、記録・保管するデータの容量に合ったタイプを選ぶことができます。

ドライブの接続方式もSerial Attached SCSI(SAS)接続やFibre Channel(FC)接続、Thunderbolt接続などがあるため、使用する環境に合わせてドライブを選ぶことが可能です。

まとめ 大容量データの保存にLTOは最適

LTOは大容量のデータを長期保管するのに最適な記録装置です。法人向けの製品が多く発売されており、放送局や制作会社、あるいは病院や金融機関のような、多くのデータを保存する必要がある企業ではよく利用されています。容量の大きなデータを長期間、大量に保存する予定があるなら、維持コストを抑えることにもつながるLTOの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

法人・教育機関・研究機関の方へ




ロジテックダイレクトのメルマガに登録

▼ロジテックのFacebookも是非ご覧ください▼

過去の記事

  • 採用情報
  • 分かりやすく解説!HDD・SSD
  • 信頼性重視のビジネスに最適なHDD
  • ビジネスユーザーのためのHDD
ページトップへ