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GIGAスクール構想における校内ネットワーク構築のポイントとは?

GIGAスクール構想における校内ネットワーク構築のポイントとは?

2019年末に文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」は、計画が発表されて以来大きな話題を呼んでいます。特に、現在は新型コロナウイルス感染症の影響なども踏まえ、GIGAスクール構想に向けた端末整備については前倒しで行われることが予想されます。この記事では、GIGAスクール構想とはどのようなものなのか、概要や背景について解説しながら、なかでも校内ネットワーク環境の構築における重要なポイントなどをご紹介します。

GIGAスクール構想の概要

「GIGAスクール構想」は、児童・生徒の義務教育において、1人あたり1台の学習者用端末およびネットワーク環境などの整備を行う計画として策定されました。2019年度の補正予算案で2318億円を計上するなど、国が力を入れて取り組んでいる構想の1つです。特に校内LANの環境整備には、希望する学校に対し整備費用の2分の1を国が補助することも明らかにされています。

GIGAスクール構想の概要についての詳細は、以下の記事もご参照ください。
『GIGAスクール構想って何?ポイントや必要となる環境整備とは』

GIGAスクール構想の背景

GIGAスクール構想が推進される背景には、社会構造の変化にともなって子どもに求められる能力も新たなものになっている点があります。児童・生徒1人ひとりに最適化された学びを提供し、求められる能力を育成するために「ICTを活用した教育」が注目されるようになりました。

しかし、国際的にも日本は教育のICT化に遅れが生じており、環境整備が急務とされています。特に現在は、新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの学校で長期休校の措置がとられていて、「9月入学・新学期案」が浮上するほど、学校再開は先行きが見えない状況です。そのためGIGAスクール構想においても、当初は校内LANや学習者用端末を2023年度までに整備することを目指すと発表していましたが、現状を踏まえ、端末整備については達成目標を今年度中に前倒ししています。

校内ネットワーク機器の標準仕様例

文部科学省では、GIGAスクール構想における校内LAN整備の標準仕様として、以下のようなものを公表しています。

  • 工事が必要となるケーブルはカテゴリー6A以上対応
  • ハブやルータ、スイッチ類は、将来の市場展開に応じた容易な更新を可能とすることを念頭に、1Gbpsの普及モデル
  • クラウド活用はもとより、大容量の動画視聴やオンラインテストをストレスなく行えること
  • 校内LAN整備と同時にクラウド環境等構築、電源キャビネットの整備

また、地域の企業や自治体単位で自前による個別利用が可能な「ローカル5G」回線を活用することも想定されています。ローカル5Gの活用が現実化すれば、商用基地局のない地域でも高速ネットワーク環境が利用可能となります。

校内ネットワーク環境整備に向けたポイント

GIGAスクール構想を自校で実現するにあたり、校内ネットワーク環境はどのように整備すれば良いのでしょうか。ここでは、GIGAスクール構想における校内ネットワーク環境の整備で押さえておきたいポイントをご紹介します。

端末との一体的な整備

GIGAスクール構想に必要な環境は、それぞれ単体で整備するのではなく、端末や回線、利用するシステムなどを一体的に整備していくことが重要です。学習者用端末の準備からネットワーク、クラウド環境の準備、電源キャビネットの整備などを同時進行で行っていく必要があるでしょう。その際には必ず、ネットワーク環境がストレスなく使用できるかどうかを確認しながら整備していくことが大切になります。

課題の把握と調達機器の仕様策定を行う

環境整備を実施する前には必ず、校内におけるネットワーク環境が現状はどうなっているのかなど、自校の課題を把握しておくことが大切です。その後、調達が必要な機器の仕様策定を行っていきます。

【校内ネットワーク整備において調達が必要な機器の例】

  • 拠点ルータ
  • 基幹スイッチ、フロアスイッチ
  • 無線アクセスポイント
  • ケーブル

校内ネットワークは、学校の児童・生徒が一斉にネットワークに接続して授業を行うことが前提のため、多数の同時接続による回線の遅延なども想定されます。ネットワークのテストは必ず授業を想定した環境で実施し、その上で正常に稼働するかどうかを確認しながら課題を洗い出して、適切な解決策を講じることが必要です。

まとめ 早急なネットワーク環境の整備を

GIGAスクール構想は、日本における今後の学校教育の基盤となっていくと考えられます。構想の実現には、まず学校内における通信ネットワーク環境の整備が必須です。特に現在は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、多くの学校で長期休校が続いています。授業が行えない以上、それに準じた家庭学習が可能となる環境を確保することも重要な課題です。

社会において、在宅勤務をはじめとしたテレワークの実施に大きく舵が切られたのと同様に、学校教育でもオンライン学習環境の拡充が急速に図られることが想定できます。現状にどのような問題点があるかを把握し、校内ネットワークの整備を推進することが急務となるでしょう。




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