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Parallels(パラレルス)とは?MacでWindowsを動かせるツールを活用しよう

Parallels(パラレルス)とは?MacでWindowsを動かせるツールを活用しよう

会社ではWindows、自宅ではMacを使っているなど、異なるOSのパソコンを併用している方も中にはいるのではないでしょうか。Windows用のソフトがMacでは使用できずに、不便を感じる機会もあるかもしれません。こんな時におすすめなのが、Parallels(パラレルス)という仮想化ツールの利用です。この記事では、Parallelsの概要や最新バージョンである「Parallels Desktop 16 for Mac」について、利用するメリットなどをご紹介します。

Parallels(パラレルス)とは

「Parallels Desktop for Mac」とは、Macパソコン上でWindowsやLinuxなどの異なるOSを動作させる仮想化ツールのことです。Parallelsを導入すると、MacパソコンでWindowsやLinux専用のアプリケーションを利用できるようになります。2021年2月現在、macOS11.0(Big Sur)に対応した最新バージョンは「Parallels16」となっています。

最新のParallels16の特長

Parallelsの最新バージョンである「Parallels16」は、macOS11.0(Big sur)への対応に加えて、以下のような点も従来のバージョンの「Parallels15」と異なっています。

  • Windowsをトラベルモードで運用する際のバッテリー持続時間の延長
  • AMD Radeon グラフィックカードを搭載したMac上で、DirectX 11 グラフィックを最大20%高速化
  • Windowsをシャットダウンする時に、未使用のディスク領域を自動的に再利用するよう設定できる
  • Windowsアプリケーションで、トラックパッドジェスチャを使用したズームや回転操作が可能

Parallelsを利用するメリット

Macパソコン上でWindowsを動かせるソフトや機能は、Parallelsの他にも存在しています。数多くの仮想化ツールがあるなかで、Parallelsを選ぶメリットにはどのようなことが挙げられるのでしょうか。

動作が軽い

Parallelsは、仮想マシンに割り当てるメモリやプロセッサを設定できます。フォトショップをはじめとした重いアプリケーションを使用しても、Macの処理速度が落ちないので快適です。

ファイル共有が簡単

通常、MacとWindowsではファイルシステムが異なるため、ファイルの共有は困難です。Parallelsを活用すれば、MacとWindows間で画像やテキストのコピー&ペースト、ファイルのドラッグ&ドロップが行えるなど、ファイルやフォルダの共有が簡単になります。Windowsで作成したファイルをMacで読み取って作業したいという場合も、簡単に共有が可能です。

Parallelsはこんな人におすすめ

Parallelsの最大の特長は、macOSのパソコンでWindows用のソフトが使用できることです。このため、Windowsでしか使用できないソフトをMacでも使用したい方や、MacとWindows間のファイル移動をスムーズにしたい方におすすめです。

高性能なマルチメディア系プログラムセットのDirectX 11にも対応しているため、Windows向けの3DゲームをMacでプレーすることもできます。ただし、高いスペックが求められる最新のゲームの場合、起動できてもWindows機ほど快適にプレーできないことがあるので注意が必要です。

Boot Camp機能との違いは?

macOSには「Boot Camp」という、Windows用のパーティションを作る機能が標準で搭載されています。Boot Camp機能を使用するなら、Windowsのライセンスさえ購入すれば、Parallelsのような仮想化ツールを用意する必要はありません。

ただしBoot Camp機能には、OSの切り替えに手間がかかるというデメリットがあります。「Windowsを数分だけ使って、すぐにMacに戻したい」といった用途には向かず、ファイル共有も難しいです。機能そのものの削除もParallelsより煩雑なため、Windowsが不要になった際の手間もかかります。

WindowsとMacの併用は、Boot CampよりもParallelsの方が簡単で便利です。ただ、Macパソコンで長時間Windowsを使用する場合などはBoot Campも便利なので、状況に応じて使い分けるのも良いでしょう。

おわりに Parallelsはテレワークにも便利なツール

Parallelsを使用することで、MacパソコンでもWindows専用のソフトが使用できるようになります。例えば、Windowsで作成したデータを外付けSSDに保存すれば、Parallelsを搭載したMacパソコンでデータをすぐに利用できて便利です。

Parallels公式サイトはこちら>https://www.parallels.com/jp/

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