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ドッキングステーションで周辺機器を集約しよう! 端子が少ないパソコンにおすすめ

ドッキングステーションで周辺機器を集約しよう! 端子が少ないパソコンにおすすめ

仕事で使うノートパソコンは、マウスやモニター、外付けストレージ、USBメモリ、Webカメラ、プリンター、LANケーブルなどを接続する必要があります。ケーブルの数も多くなるため、外出時にいちいち取り外す手間をわずらわしく感じるかもしれません。そのような時に便利なのが「ドッキングステーション」です。ドッキングステーションがあれば、「PCのポート数が足りない」「機器接続に必要なポートがない」といった、パソコンに関する多くの悩みを解決できます。この記事では、ドッキングステーションの概要や選び方のポイントをご紹介します。
※この記事は2023年8月4日に再編集しました。

ドッキングステーションとは?

ドッキングステーションとは、USBや映像出力端子、LANポートなど、さまざまな端子を備えた機器のことです。パソコンに接続する周辺機器を、1本のケーブルで一括接続したり、ポートを拡張したりできます。周辺機器のケーブルをひとつずつ抜き差しする必要がなくなるので、社内会議や客先訪問などが多く、パソコンをよく持ち運ぶ方におすすめです。

一見すると、USBハブと似た機能や形状を持っていますが、USBハブは「USBポートのみを増やす」機器です。ドッキングステーションはLANポートや映像出力端子なども拡張できるという点で、USBハブと異なります。接続端子の異なる多くのデバイスやケーブルをひとまとめにしたり、本体に装備されていない端子を追加したりできるのが、ドッキングステーションの魅力です。

ドッキングステーションはテレワークにもおすすめ

ドッキングステーションは、テレワークなど自宅で仕事や作業を行う際に役立ちます。テレワークでは、Webカメラやヘッドセット、マウス、プリンターといった、さまざまな機器を接続することが考えられます。自宅と職場で同じノートパソコンを使っていると、移動するたびにたくさんのケーブルを取り外したり、付け替えたりしなければいけません。

薄型のノートパソコンはポートの数が少ないので、必要な機器を接続できないこともあるでしょう。

ドッキングステーションをノートパソコンに取り付ければ、USBポートや映像出力端子、有線LANポートなど、さまざまな接続端子の数を増やせます。1本のケーブルを抜き差しするだけで、複数の周辺機器を接続できるのも魅力です。HDMIや有線LAN、Webカメラといったケーブルを1ヶ所にまとめられるので、パソコン周りをすっきり見せることにもつながります。

パソコン周辺をすっきりと片付けたい、作業環境を改善したいという方は、ドッキングステーションを活用するのがおすすめです。

ドッキングステーションの選び方のポイント

ドッキングステーションを選ぶ際は、使用したい周辺機器の端子規格などを確認するようにしましょう。ここでは、ドッキングステーションを選ぶ際のポイントをご紹介します。

対応しているOS

MacやWindows、その他接続するノートパソコンのOSを事前に確認しておきましょう。ドッキングステーションによっては、WindowsOSのみ、macOSのみ対応というモデルもあります。購入前に、使用しているパソコンに対応しているかどうか確認が必要です。また、ドッキングステーションの中にはAndroidやiPadOSに対応していて、モニター出力やデータバックアップなどを行えるモデルもあります。スマートフォンやタブレットを使う機会が多い方は、それらに対応しているかどうかも確認しておくと便利です。

パソコンと接続する端子の形状

ノートパソコンとドッキングステーションを接続する端子は、USB-AとUSB‐Type-C(TM)の2種類に分けられます。近年はUSB‐Type-C(TM)ポートを備えるパソコンが多くなったことから、USB‐Type-C(TM)端子に対応したドッキングステーションも増えてきています。

特に、Apple社のMacBookやMicrosoft社のSurfaceのように、USB-Type-C(TM)の接続端子しか搭載していないノートパソコンは、端子形状を間違えるとパソコンに接続できません。使用しているパソコンの端子の数や形状を、必ず確認しておきましょう。

データ転送速度

HDDやSSDなどの外付けストレージを取り付けたい場合、データ転送速度が速い規格に対応したドッキングステーションを選ぶのがおすすめです。WindowsならUSB 3.2(Gen1)以上、MacならThunderbolt3/4規格に対応しているものがおすすめです。USB 3.2(Gen1)は最大5Gbps、最新規格であるUSB4やthunderbolt3/4は最大40Gbpsの速度でデータ転送を行えます。

また、USB‐Type-C(TM)は「オルタネートモード」に対応していて、USBポートから映像出力を行えます。パソコンがオルタネートモードに対応している場合は、USB‐Type-C(TM)対応モデルのドッキングステーションを選ぶと便利です。「オルタネートモード」については下記ページにて解説しておりますのでご覧ください。

USB PDの対応の有無

USB‐Type-C(TM)接続でUSB Power Delivery(USB PD)に対応している場合かどうかも確認しておきましょう。USB PDとは、USBポートを経由して最大100Wの電力供給を行える規格のことです。接続している機器の消費電力やACアダプタの出力に左右されますが、USB PDに対応しているドッキングステーションなら、ケーブルを接続するだけでノートパソコンを充電できます。

特に、MacBookは給電端子と拡張端子がUSB-Type-C(TM)にまとめられています。USB PD未対応のドッキングステーションは充電中に取り外さなければならず、周辺機器を使うことができません。接続端子が限られているノートパソコンに接続したい時は、USB PD機能に対応していて、パソコンに給電できるドッキングステーションを選ぶことをおすすめします。

映像出力端子の種類

ノートパソコンを外部モニターに接続してデュアルディスプレイを構築したい場合は、HDMIやDisplayPort、VGAといった映像出力端子の確認も必要です。HDMI端子やDisplay Portを搭載したモニターが一般的ですが、古いモニターはVGA端子しか搭載していないこともあるため注意しましょう。

ドッキングステーションによっては、4Kや8Kといった高画質な映像を出力できます。高画質な映像で動画やゲームを楽しみたい方、写真や動画編集といったクリエイティブな作業に使いたい方は、ドッキングステーションが対応する解像度やリフレッシュレート(モニターが1秒間に何回画像を描写できるかを表す数値)を確認しておくと安心です。

有線LAN接続ができるかどうか

薄型化が進んだ近年のノートパソコンは、LANケーブルを接続できるLANポートが搭載されていない、無線LAN接続限定のモデルもあります。有線接続で安定したデータ転送を行いたい場合や、無線LANが使えない場所でパソコンを使用することが多い場合は、LANポートがあるドッキングステーションを選ぶのも良いでしょう。

その他の端子も確認しよう

どのような端子がどれくらい搭載されているかは、製品ごとに異なります。映像出力端子やLANポートだけでなく、接続したい端子が搭載されているかどうかを確認しておきましょう。

例えば、Web会議ならマイクやヘッドホンを接続するための端子が必要です。デジカメやスマートフォンで撮ったデータをパソコンに移す時は、SDカードスロットやmicroSDカードスロットがあると便利に使えます。用途ごとに、必要な端子の有無を確認しておくと安心です。

使い方から形状を決めよう

ドッキングステーションの形状は、どのようなシーンで使用するかに応じて選ぶと良いでしょう。外出先でも使いたい方には、コンパクトで持ち運びのしやすいモバイルタイプがおすすめです。ただし、モバイルタイプはポート数が少なくなる傾向にあります。オフィスや自宅といった特定の場所でだけ使用する場合は、ポート数が多い据え置きタイプの製品が適しています。電源の供給が可能など、据え置きタイプは機能性に富む製品が多い点も魅力です。

また、HDDやSSDとドッキングステーションが一体化したモデルや、HDD/SSD用のケースを備えたドッキングステーションもあります。データ保存と周辺機器の接続ポートをひとつにまとめられて便利です。画像や動画などのデータを内蔵ドライブに移行できるモデルなら、データのバックアップ用途にも活用できます。

ドッキングステーションが認識されない場合はどうする?

ドッキングステーションに接続する機器が多かったり、消費電力の大きな機器を接続したりすると、動作が不安定になる、転送速度が低下する、接続が途切れるなどの不具合が生じることがあります。そのような際は、USB接続している機器の数を減らしてみましょう。ACアダプタを接続したり、ドッキングステーションにUSB PDで給電を行ったりするのも有効です。電力供給が問題の場合は、上記の方法で不具合が改善する可能性があります。

また、映像出力が正常にされない時は、電力供給が足りているか見直したり、外部出力設定を有効にしたり、ディスプレイのリフレッシュレートを下げたりしてみると良いでしょう。変換アダプタの使用を控えることも有効です。

ロジテックおすすめのドッキングステーション

ロジテックでは、USBポート以外の接続端子を増やすことができる、4K映像出力対応のドッキングステーションを取り扱っています。ここからは、おすすめのドッキングステーションの概要をご紹介します。

USB Type C 8in1 ポータブル ドッキングステーション

幅広いデバイスを拡張できる8in1 USB Type-C ドッキングステーションです。USB Type-A を2ポート、HDMI2.0、LAN、SD/MicroSD 、USB Type-C、入力100W USB PDを各1ポート搭載、本製品1台で幅広いデバイスを拡張することができます。

電力が不安定になりやすいUSBポートの電力供給状態を見える化し、必要な製品電力が供給されているかをすぐに判別可能なパワーステータスLEDを搭載。

オリジナル筐体設計で、使用していないときにはケーブルをコネクタに留めることでスッキリとまとめることが可能です。また、各デバイスのポートを2辺に集約することで、デバイス接続した際にスペースが大きく取られることがなく使用できます。

USB Type C ポータブル 11in1 ドッキングステーション

画面を見せたくない時すぐにOFFできる!「見せないトリガー」を搭載。パソコンと接続した本製品からモニターに映したパソコンの画面を、見せたくない/見られたくない時、瞬時にモニター画面を切り替える(画面をOFFにする)ことができます。

4K 60Hz , HDR 映像に対応。USB Type-A 2ポート、USB Type-C(USB PD含む)3ポート、HDMI 1ポート、LAN 1ポート、VGA 1ポート、Audio Jack 1ポート、SD / Micro SD 各1ポートを搭載しています。

おわりに ドッキングステーションでパソコン環境を充実させよう

USBポートやLAN端子、映像出力端子などを備えたドッキングステーションがあれば、周辺機器をケーブル1本でまとめてパソコンに接続できます。パソコンを持ち出すたびにたくさんの周辺機器を取り外す手間が省ける、接続ポートの少ないノートパソコンでも多くの周辺機器を使えるようになるなどのメリットがあり、用意しておくと便利です。パソコン回りの環境を充実させるために、ドッキングステーションを活用してみてはいかがでしょうか。

※ドッキングステーションを使用する上で、注意点がいくつかございます。
パソコンなど接続する機器の仕様の違いにより一部機能をご利用できない場合もあるため、購入前にあらかじめ仕様や接続する機器の対応条件をご確認ください。

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