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USB Type-Cの特徴は?メリットはコネクタの形状だけじゃない

USB Type-Cの特徴は?ユーザーメリットはコネクタの形状だけじゃない

現在、スマートフォンをはじめとするさまざまなデバイスで採用されることが多い、新たなUSB規格が「USB Type-C」です。コネクタ部分の形状が従来のUSBとは異なる点が分かりやすい特徴ですが、それ以外にはどのような点が進化しているのでしょうか。この記事ではUSB Type-Cの特徴やメリット、従来にはなかった機能などについてご紹介します。

USBとは

USBとは「Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)」の略称で、パソコンにあらゆる周辺機器を接続する端子の統一規格として考えられました。しかし実際には性能向上のための進化の過程で、Type-CやMicro USBのようなコネクタの形状、通信速度や仕様の違いなどが生まれ、現在はさまざまなタイプのUSBが存在しています。

USB Type-Cの特徴

さまざまな規格が普及するUSBケーブルですが、新たな規格として策定されたUSB Type-Cはどのような特徴を持っているのでしょうか。ここでは、従来のUSBコネクタとUSB Type-Cの異なる点についてご紹介します。

■ コネクタの形状

USB Type-Cコネクタは「上下左右対称となっている端子形状」を採用しています。そのため、コネクタ接続時にはリバーシブルに挿し込むことが可能で、従来のUSB端子のように「上下が逆向きで挿さらない」といった問題は発生しません。

また、従来のAndroidスマートフォンやタブレットに採用されてきたMicro USBとほぼ同サイズで、小型モバイル端末への搭載も容易です。端子にはUSB2.0対応のレーンも搭載されているため従来のUSB規格との互換性があり、コネクタの形状が異なる場合も変換ケーブルやアダプタを使用することでさまざまな機器と接続できます。

なお、従来のUSBケーブルはホスト側とデバイス側でコネクタの形状に違いがありました。しかしUSB Type-Cの場合は、いずれの側にも同じType-Cのコネクタを用いることが可能です。現在は規格の一本化に際しては過渡期にあり、多くのコネクタ形状が使用され複雑な状況にありますが、将来的には1本のUSB Type-Cケーブルがあれば、すべての機器に接続できるようになるとされています。

■ 高速なデータ転送が可能

USB Type-CはUSB3.x規格に対応しているため、高速なデータ転送が行えます。データの転送速度は、USB3.1 Gen1(USB3.0、USB3.2 Gen1)の場合は5Gbps、USB3.1 Gen2(USB3.2 Gen2)では10Gbps、USB3.2 Gen2×2で20Gbpsです。ただし、USB Type-Cケーブルや対応機器などの製品すべてがUSB3.x規格に対応しているとは限らず、高速なデータ転送を行えるかは製品によって異なります。

■ オルタネートモードに対応

「オルタネートモード」とはUSB規格以外の信号をケーブルに流せるモードのことです。USB Type-Cはこのオルタネートモードに対応するため、映像出力などにも対応しています。

オルタネートモードではUSB3.x規格のレーンを使用してUSB以外の信号を送受信し、USB信号については余ったUSB3.xのレーンもしくはUSB2.0のレーンを使用します。このため、オルタネートモードの使用にはUSB3.x規格対応のケーブルが必要です。

USB以外の信号を送受信する場合、データの種類によって送受信に使用するレーン数は変わるため、例えば秒間60フレームの4K映像のように容量が大きいデータをUSB Type-Cケーブルで出力すると、USBハブの通信速度はUSB2.0相当まで低下してしまいます。

また、オルタネートモードは高速通信規格「Thunderbolt 3」の信号を最大40Gbpsでやり取りすることも可能です。Thunderbolt 3用のケーブルには「パッシブタイプ(信号調整機能がないもの)」と「アクティブタイプ(信号調整機能があるもの)」がありますが、アクティブタイプはThunderbolt 3とUSB2.0以外の信号を受けることができません。USB 3.x規格のケーブルとして使用したい場合は、パッシブタイプのケーブルがおすすめです。

■ USB PDに対応

USB Type-CはUSB PD(USB Power Delivery)に対応しており、最大100Wの電力供給を行えます。電圧についても5V、9V、15V、20Vにそれぞれ対応するため、さまざまな機器への充電が可能です。ただし、USB PDの導入に際しては接続するすべての機器がUSB PD規格に対応している必要があります。

また、USB Type-Cを使用するメリットの1つに急速充電があります。USB Type-Cコネクタは、機器の情報を通信する「CC」ラインで充電器の供給能力および必要な電流や電圧の情報をやり取りしており、この通信によって急速充電を実現しているのです。

USB Type-Cの注意点

USB Type-Cケーブルを選ぶ際に注意したいことは、すべてのUSB Type-CケーブルがオルタネートモードやUSB PDに対応しているとは限らない点です。ケーブルはもちろん、接続先の機器がそれぞれに対応していない場合も、それらの使用は不可能です。そのため、USB Type-Cケーブルを購入する際はケーブルと接続する機器、双方の情報を確認したうえで対応するケーブルを選ぶ必要があります。

また、USB Type-Cは変換アダプタを使用してイヤホンと繋げれば音楽再生も可能ですが、その場合は製品がDAC(信号をデジタルからアナログに変換する機能)に対応している必要があります。DACに対応していない製品を使用しても音楽は再生されないため、注意しましょう。

まとめ ユーザーメリットの多いUSB Type-Cケーブル

USB Type-Cはデータ通信にとどまらず、映像出力や最大100Wの電力供給など、さまざまな機能を持っています。また、ケーブルが1本あればどのような機器にも接続できるなど、ユーザー側のメリットは大きいです。
2019年には次世代のUSB規格として「USB4.0」が発表されました。Type-Cコネクタを採用したUSB4.0の登場で、複雑化したUSB規格の一本化など、さらにUSB Type-Cのメリットを享受できるようになることが期待されています。

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