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USB Killerとは?仕組みや考えられる対策などを詳しく解説

USB Killerとは?仕組みや考えられる対策などを詳しく解説

USBポートを搭載した電子機器といえば、以前はパソコンやその周辺機器が中心でしたが、現在ではテレビやスマホ、ゲーム機など、実にさまざまな機器がUSBポートを搭載しています。統一規格であるUSBは、多くの製品が対応しているため便利です。しかしその一方で、USBポートに挿し込むだけで機器を破壊してしまう製品があることをご存知でしょうか。その製品は「USB Killer」と呼ばれ、実際に被害が発生した事例も報告されています。この記事では、USB Killerと呼ばれる製品の概要や仕組み、USB Killerが悪用されることで起こりうる脅威、さらにはUSB Killerへの対策についてもご紹介します。

USB Killerとは

USB Killerとは、香港に拠点を置く企業が販売しているUSBメモリによく似た製品です。形こそUSBメモリに似ていますが、USBポートに挿し込むと高圧電流を流して過電圧状態を作り出すことで、機器を破壊してしまいます。

ただし、開発者はUSB Killerを「サージアタック」に対する機器の耐性を測定するための検証ツールとして生産・販売しています。サージとは瞬間的に高圧電流が流れることで、一般家庭でも落雷などにより起こる可能性がある状態です。

また、2015年に最初の製品が公開されたUSB Killerは、現在では「USB Killer V3」まで発売されており、一世代前の「USB Kill 2.0」と比較して、さらに高威力化が図られています。

USB Killerの仕組み

USB KillerはUSBメモリのような外観で、一見普通のUSBメモリと見間違えてしまう人も多いかもしれません。しかし、USB Killerの中には、電気を貯めるコンデンサーと高電圧・高電流のパルスを発生させる回路が内蔵されているため、機器を破壊してしまうのです。

UBS Killer V3の場合、USBポートから急速充電を行ったのち、マイナス200Vの電圧のパルスを1秒あたり8〜12回ほど発生させることで、機器を破壊する仕組みとなっています。

USB Killerで破壊できる機器

USBポートにUSB Killerを挿すだけで、機器はすぐに破壊されてしまいます。USB Killerを生産するメーカー側の発表によれば、実際に検証を行ったデバイスの約95%が影響を受けたとのことです。

一般家庭でも広く普及しているパソコンやMacBookをはじめ、さまざまな端末を使った検証動画も公開されています。またUSBだけではなく、Lightningアダプターを介してiPadやiPhoneに備わっているLightning端子を破壊する様子も視聴可能です。

上記のように、USB Killerの攻撃対象はパソコンとその周辺機器にとどまりません。スマホやタブレット、オーディオ&ビジュアル機器など、USB製品を接続できるほぼすべての機器が攻撃対象になると考えて良いでしょう。

USB Killerへの対策

あくまでも検証ツールとして販売されているUSB Killerですが、機器を破壊するという特性上、万一悪用されると大きな損害につながる可能性が高いです。実際にアメリカでは、USB Killerを悪用して多くのパソコンを破壊するという事件が発生しています。

デジタル機器のセキュリティ対策といえば、ウイルスやスパイウェア、マルウェア対策などを思い浮かべる方が多いでしょう。しかしそれらだけではなく、USBポートを介した攻撃への対策も行う必要があります。具体的には、次のような対策を徹底することが大切です。

むやみに知らないUSB製品を接続しない

見覚えのないUSB製品が機器の近くにあっても、よく確かめずに機器へ接続することは避けましょう。普通のUSBメモリのように見えても、他人が誤って挿し込むことを想定して放置した攻撃性の高い製品である可能性があります。

自分のもの以外のUSB製品を接続しないようにすれば、USB Killerによる攻撃だけでなく、USBを経由したマルウェア攻撃や情報漏洩のリスクを減らすことも可能です。

過電圧を防止するサージ対策が組み込まれた機器を利用する

落雷や静電気などによる過電圧の状態は、一般家庭やオフィスでも発生する可能性があるため、機器のなかには、サージ(過電圧)対策を施してあるものも少なくありません。そのような製品をあらかじめ利用しておけば、過電圧状態が発生しても機器の破壊を防げる可能性が高くなります。

上記が、USB Killerによる攻撃への主な対策です。多くの人が使用する可能性がある機器や外へ持ち出す機会の多い機器には、しっかりと対策をしておくと良いでしょう。

まとめ USB端子にもセキュリティ対策は必須

ウイルスをはじめとした情報セキュリティ対策は、さまざまなところでその重要性が訴えられていて、気にしている方も多いのではないでしょうか。しかし、パソコンなどUSBを搭載した機器に重大な悪影響をもたらすのは、マルウェアやウイルスなどに限りません。

USB Killerと呼ばれる製品があることや、その仕組みを知ったうえで、ウイルス以外に考えられる攻撃にも備えましょう。機器側での対策のみならず、「知らないUSB製品は自身のデバイスに接続しない」など、意識の面でも防御を徹底することが大切です。

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