スマホのデータはSSDに移動させよう!容量不足解消に役立つ外付けSSDの選び方

写真や動画撮影、仕事、ゲーム、読書、人との連絡など、さまざまな用途で使えるスマホ(スマートフォン)は、今や日常生活に欠かせないデバイスのひとつです。あらゆる用途で使えて便利な反面、保存するデータが増えてストレージの容量不足に悩まされることもあるでしょう。そのような悩みを抱えている方は、外付けSSDを活用するのがおすすめです。ここではスマホのデータを外付けSSDに保存するメリットや、スマホ対応のロジテックの外付けSSDをご紹介します。
目次
データを消さずにスマホの容量不足を解消する2つの方法
スマホの容量不足を解消する最も簡単な方法は、不要なデータやアプリを削除することです。とはいえ、削除できるものがないということも考えられます。そのような際は、以下の方法で容量不足を解消したり、大切なデータのバックアップを取ったりすることが可能です。
クラウドストレージを使う
GoogleフォトやGoogleドライブ、iCloudといったクラウドストレージを使えば、ネットワークを通じてデータの閲覧やダウンロードが行えます。異なるデバイスでデータを閲覧したり、他人と共有したりできる点もメリットです。
無料で使用できるサービスも数多くありますが、無料アカウントだと使用できる容量は限られます。たくさんのデータを保存するには月額料金が必要になり、ランニングコストがかかりやすい点に注意しましょう。
また、ネットワークを通じてデータをやり取りするという仕様上、データ転送の安定性はネットワーク環境に大きく左右されます。オフライン環境では使うことができません。自宅や会社などのWi-Fi環境を使わずにモバイルネットワークでデータをやり取りする際は、俗語的に「ギガ」と呼ばれるデータ通信容量を消費する点もデメリットです。
外部ストレージを使う
USBメモリや外付けHDD/SSD、microSDカードといった外部ストレージに、スマホ内のデータを移すことも可能です。外部ストレージはクラウドストレージと異なり、一度購入してしまえばランニングコストはかかりません。スマホと直接接続できるので、インターネット環境にデータ転送速度が左右されたり、通信容量を消費したりしない点も、外部ストレージを使用するメリットです。
大容量のデータを高速で転送したい、費用を抑えながらデータをバックアップしたい、複数の機器間でデータをやり取りしたいといった方に適しています。
大容量のデータは外付けSSDに移動させるのがおすすめ!
前述のとおり、クラウドストレージは手軽に使える反面、インターネット環境がないと使えない、無料版は使用できる容量が少ないといったデメリットがあります。たくさんのデータを保存したい方は、外付けストレージを活用するのがおすすめです。
外付けストレージにはUSB接続のHDDやUSBメモリ、microSDカードなどの種類がありますが、どれを選んでも快適というわけではありません。例えば、外付けHDDやUSBメモリはデータ転送速度が遅いため、大容量データの移動・コピーに時間がかかります。電力消費量の大きい外付けHDDは、電源が別途必要な場合がある点も問題です。
一部のAndroidスマホはmicroSDカードでストレージ容量を拡張できますが、近年発表されるモデルはmicroSD用のカードスロットを内蔵していないことも多く、SDカードリーダーが必要になります。
スマホ用には、データ転送速度が高速で、大容量のデータもすぐに移動・コピーできる外付けSSDを用意すると良いでしょう。小型軽量で衝撃にも強いため、スマホと一緒に持ち運ぶ用途にも適しています。
スマホ用に適した外付けSSDの条件は?
スマホのデータ保存に外付けSSDを使いたい場合は、スマホに適した外付けSSDを選ぶことが大切です。特に、端子形状とファイルシステムの形式の2点は確実に確認しておきましょう。スマホ用に適した外付けSSDの条件は、以下のとおりです。
接続端子はUSB-Type-C対応のものを選ぼう
Androidスマホの新モデルの多くは、USB-Type-C(TM)端子に対応しています。iPhoneも、iPhone 15シリーズからはLightning端子ではなく、USB-Type-C(TM)対応となりました。
基本的には、USB-Type-C(TM)対応の外付けSSDを用意するのがおすすめです。ただし、USB-Type-C(TM)対応の外付けSSD全てが、スマホで使用できるわけではありません。
USB-A対応の外付けSSDも、変換アダプタを用意すれば使用できる可能性がありますが、変換アダプタを購入する際は、製品の規格に注意が必要です。USB-Type-C(TM)端子をUSB-Aに変換するのは、安全性の理由から、USB規格を管轄する団体の規約で禁止されています。変換アダプタの選び方や使用時の注意点は、以下のページもご確認ください。
ファイルシステムの形式に注意
外付けSSDのファイルシステムの形式にも注意しましょう。商品によっては、Android OSやiOSが認識できない形式でフォーマットされている可能性があります。AndroidスマホまたはiPhoneで使用する際は、FATやFAT32、exFAT(FAT64)といった形式でフォーマットされている外付けSSDを用意すると便利です。
ただし、一部のAndroidスマホはexFATに対応していません。iPhoneに関しては、APFSやHFS+といった形式のファイルも認識可能です。
スマホが認識できない形式でフォーマットされている外付けSSDに関しては、自分で初期化してから使用することになります。iOSは外付けストレージを初期化できないので、パソコンに外付けSSDを接続して初期化を行ってください。また、スマホからWindowsパソコンやMacにデータを移したい時は、パソコンやMacも認識できる形式にフォーマットすることも忘れないようにしましょう。
容量は1TB程度のものがおすすめ
外付けSSDの容量もポイントです。大容量のものほど本体価格が高くなるため、保存したいデータの容量や使い方に合わせて、適切な容量を選びましょう。
スマホ内のデータをバックアップしたい、データを移して空き容量を確保したいといった用途であれば、500GB〜1TB程度の外付けストレージを選ぶのがおすすめです。
耐久性なども確認しておこう
スマホ用の外付けSSDは、外出時などにスマホと一緒に持ち運んで使うことも考えられます。コンパクトなサイズで持ち運びしやすいスティック型や、キャップを落としたり、端子が傷ついたりする恐れの少ないスライド式の外付けSSDを選ぶと便利です。また、耐衝撃性や防水性も備えていれば、万が一の時に破損を防げます。
スマホ対応のおすすめ外付けSSD
大量にたまったスマホ内のデータは、外付けSSDに移しておくと便利です。ここからは、USB-Type-C(TM)に対応していて、AndroidスマホやiPhoneで使用できる、ロジテック製の外付けSSDをご紹介します。
外付け SSD USB Type-A / USB Type-C 両挿し スティック型 コンパクト USBメモリサイズ
USB-A、USB-Type-C(TM)両対応のスティック型SSDです。一般的なスティック型SSDよりもUSB-Type-C(TM)のコネクタ部分が長い仕様で、厚さ3mmまでのスマホケースなら、取り外すことなく使用できます。exFAT形式でフォーマット済みなので、パソコンなどにつないで初期化をすることなく、すぐ使える点も特長です。
ポータブルSSD 1TB 高速 外付け SSD type-C type-A 両対応 USB3.2 Gen2 typeC
読み込み最大1,000MB/s、書き込み最大700MB/sと高速で、大容量のデータもストレスなく転送できるのが特長です。USB-AとUSB-Type-C(TM)に対応しているため、互換性を気にせずに多くの機器と接続できます。
薄型 スリム スティック型 高速 コンパクト 外付け SSD 1TB 読込速度1000MB/ 秒
USB端子に直接挿し込むだけで使用できる、スティック型の外付けSSDです。直挿ししてもガタつきにくい、フラットな設計となっています。端子同士の距離が近いUSBハブに取り付けた際に、隣の端子に干渉しにくいコンパクトな形状も特長です。
おわりに スマホ内のデータは外付けSSDに転送しよう!
スマホは幅広い用途で使えて便利な反面、容量不足に陥ってしまうことも多いものです。保存するデータが多くなってきたら、外付けストレージを利用して、あまり使わないデータを別の場所に保存しておくと良いでしょう。
microSDカードやUSBメモリなども使うことはできるものの、カードスロットが必要、転送速度が遅いなど、不便に感じることも考えられます。スマートフォンのストレージ不足が気になる方は、超高速なデータ転送を行える外付けSSDを活用するのがおすすめです。ご紹介したスティック型外付けSSDを、ぜひスマホのデータ保存にご活用ください。