HDDからSSD、またはSSDからSSDへOSやデータを移行する方法

経年劣化などが原因で動作の遅くなってしまったパソコンの処理速度を再度高速化させたい場合や、より多くのデータを保存したい場合、改善方法のひとつとして、HDD / SSDの「換装」ということがあげられます。たとえば、パソコンに内蔵しているHDD / SSDを容量の大きいHDD / SSDに交換することで、より多くのデータを保存することができ、作業効率もアップします。
※換装についてはこちらの記事でも紹介しています。
→HDD / SSDを換装するなら…?まずは注意点や手順を覚えよう
しかし、HDD / SSDには、パソコンの頭脳ともいえる「OS」が必ずインストールされています。そのため、換装する(HDDをSSDに替える、あるいはSSDを新たなSSDに替えるなどの)際には、いずれもOSを移行させる作業や、交換した新たなHDD / SSDへ新規にOSをインストールする作業が必要です。そこで、ここではOSの移行方法について説明していきます。
目次
新たなHDD / SSDへのOS移行方法
例えば、OSの移行手順は次のとおりです。
新しいHDD / SSDを用意する
現在使用しているものより容量の大きいもの
元HDD / SSDの不要データを削除してデータを軽量化する
[よく使うアプリ]やエクスプローラーの[PC]などの画面から削除
パソコン内蔵の元HDD / SSDから、新たに用意したHDD / SSDへクローンを作成する
クローン作成は、外付けHDD / SSDへや、内蔵HDD / SSDとHDDケースなどを使用し、専門のデータ移行ソフトを用いて作成することができます。また、HDD / SSDをクローンする専用のスタンドなどを利用すると、より簡単に作成できます。
>クローン作成について
例えば、ロジテックではクローン作成にフォーカスした製品として、このような製品をおすすめします。
クローン作成におすすめの商品
● ロジテック エラースキップ機能搭載 2BAYコピースタンド
元々のHDD / SSDのデータを完全消去(フォーマット)する
データ保存用などとして利用できます
OSのクリーンインストール
OSごとのデータ移行とは異なりますが、パフォーマンス向上を目的としHDD / SSDを換装する場合、「OSのクリーンインストール」という方法もあります。元々使用していたHDD / SSDのデータのみバックアップをとっておき、HDD / SSDの換装をした後、新たなHDD / SSDに、OSを新しくインストールし、バックアップをとったデータを戻す。OSなどの環境を一度まっさらにし、新規の環境としてスタートすることができます。
しかしこの場合、SSD・HDD内に何もない状態からパソコンの環境構築を行わなければなりません。用途や環境に応じて、OSごとの移行か、クリーンインストールか、効率的な方法を選ぶとよいでしょう。