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テレビ録画用HDD(ハードディスク)の選び方。録画用・パソコン用に違いはある?

パソコンの外部ストレージの増設をしたい時など、さまざまな用途で使用できるのが外付けHDD(ハードディスク)です。パソコンの記憶媒体として使用する方が多いかもしれませんが、外付けHDDのなかには「録画用」と表記されて販売されている製品もあります。録画用とうたわれている製品は、パソコンで使用する一般的なデータ用の外付けHDDと何が異なるのでしょうか。この記事では、録画用HDDとパソコンなどで使用するデータ用HDDの違いや、録画用に外付けHDDを選ぶ際に気を付けたいポイントをご紹介します。
※この記事は2024/6/6に再編集しました。

外付けHDDの録画用とパソコン用に違いはある?

市販されている多くのテレビには録画機能とUSBポートが搭載されています。外付けHDDをUSB接続すれば、簡単にテレビ録画を行うことが可能です。レコーダーを用意するよりも安価にテレビ番組を録画できる点や、テレビに接続するだけで使える点がメリットです。

市販されている外付けHDDには「録画用」と「データ用(パソコン用)」の2種類がありますが、「録画用」と書かれた製品であっても、パソコンに接続すれば正常に稼働します。とはいえ、録画用とデータ保存用の外付けHDDは、性能や機能が全く同じというわけではありません。テレビ録画用の外付けHDDは連続して作動することを想定して、データ保存用よりも排熱性能や耐久性が重視されたものが多いです。テレビ録画用に外付けHDDを用意する時は、「テレビ用」や「24時間録画対応」など、高耐久なものを選ぶことをおすすめします。

また、USB端子や録画機能を備えていないテレビで番組を録画したい時は、レコーダーを別途購入する必要があるため注意しましょう。 HDDをテレビに直接接続して番組録画を行いたい方は、テレビに番組録画機能が搭載されているかどうかを事前にご確認ください。

録画用HDDの選び方

テレビやレコーダーに接続して使用する録画用HDDを選ぶ際には、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか。ここでは、録画用HDDの選び方のポイントをご紹介します。

対応製品で選ぶ

テレビやレコーダー、そして録画用HDDは、商品ごとに対応できる機種やメーカーが決まっています。まずは、お手持ちのテレビやレコーダー機器に、録画用HDDを接続して認識されるかどうかの確認が必要です。録画用HDDを選ぶ前に、メーカーのホームページなどで対応機種を調べておきましょう。ロジテック製HDDとテレビまたはHDDレコーダーの対応状況は、以下のページからお調べいただけます。

本体のサイズで選ぶ

録画用HDDには大きく分けて「ポータブルタイプ」と「据え置きタイプ」の2種類があります。ポータブルタイプの多くはUSB経由による給電で動作するため、ACアダプターを別途接続する必要がありません。サイズもコンパクトで、場所をとらない点が魅力です。モデルによってはテレビ背面に設置できるので、テレビ周りをきれいにまとめられます。

一方で、据え置きタイプは別途ACアダプターによる給電が必要になりますが、ポータブルタイプに比べ大容量な製品が多く、容量あたりの価格も安価な傾向にあります。持ち運びをすることがなければ大容量の据え置きタイプを、設置スペースに制限がある場合はポータブルタイプを検討するなど、条件に合わせて選ぶと良いでしょう。

接続方式で選ぶ

録画用HDDの多くはUSBケーブルを使って接続しますが、近年はLANケーブルで接続する製品(NAS)も発売されています。購入前に、接続する機器に合った接続方式かどうかの確認が必要です。

USB接続の場合は、「USB 5Gbps(USB 3.0/USB 3.1 Gen1/USB 3.2 Gen1)」や「USB 10Gbps(USB 3.2 Gen1×2/USB 3.1 Gen2/USB 3.2 Gen2)」といった規格も確認しておきましょう。テレビやレコーダーが高速転送の規格に対応している場合は、録画用HDDもそれに対応したものを選ぶと、性能を最大限生かせます。

容量で選ぶ

録画できるテレビ番組の量や時間は、外付けHDDの容量によって変わります。録画したい番組の量に適した容量の外付けHDDを選ぶこともポイントです。一般的な地デジ放送の番組は「容量1TBで約120時間」「2TBで約240時間」の録画が可能とされています。高画質で大容量な4K映像の番組は「容量1TBで約64時間」「2TBで約128時間」の録画が可能です。録画時間は放送レートなどの条件によって異なりますが、多くの番組を録画したい方や、録画した番組を削除せずに残しておきたい方は、大容量の製品を選ぶ必要があります。

静音性も確認を

外付けHDDを動かしている時は、少なからず音が発生します。寝室のような静かな環境だと、音が気になることもあるでしょう。静音性に優れた外付けHDDを用意することもポイントです。

例えば、冷却用の送風機を搭載していないファンレス設計の外付けHDDなら、駆動音を低減できます。また、HDDが回転する時の振動を軽減する防振設計を採用している外付けHDDも、音が発生しにくいのでおすすめです。

テレビ録画にはSeeQVault(TM)対応の外付けHDDがおすすめ

将来的にテレビやレコーダーを買い替えた後も録画した番組を再生したい場合は、「SeeQVault(TM)(シーキューボルト)」に対応しているかどうかを確認しましょう。著作権保護の観点から、番組を録画したテレビやレコーダー以外の機器だと、HDD内の録画番組を視聴することはできません。SeeQVault(TM)に対応したテレビとHDDを使用すると、他の機器でも録画した番組の視聴をできます。故障したテレビを買い替えたり、別の部屋で録画した番組を視聴したりする時に便利です。ただし、SeeQVault(TM)に対応していても、同一メーカーのテレビやレコーダーでなければ機器をまたいでの視聴はできません。

SeeQVault(TM)対応で、同一メーカーのテレビやレコーダーに買い替えても録画した番組をそのまま視聴できる外付けHDDです。衝撃を防ぐラバーフレームや浮かせて支えるフローティング構造で、万が一の落下の時から大切なデータを守ります。コンパクトなサイズで、別売りのテレビ背面接続用取り付けキットを利用すれば、テレビの背面に隠すように設置することも可能です。

SeeQVault(TM)対応で、同一メーカーのテレビやレコーダーに買い替えても録画した番組をそのまま視聴できる外付けHDDです。空気の通り道を考慮して放熱対策を施したファンレス設計なので、駆動中も騒音を気にせず使えます。また、テレビやレコーダーと電源が連動する「電源連動機能」を搭載しているのも特長です。一定時間アクセスがない時は自動でモーターを停止するため、消費電力を削減できます。

テレビやパソコン、ゲーム機などで使える外付けHDDです。空気の通り道をケース内に設ける「空冷構造」によって、騒音の原因となる冷却ファンを使わないファンレス設計を実現。不要な振動を抑制するフローティング構造と合わせて、高い静音性を発揮します。

おわりに 録画用HDDを賢く選ぼう

テレビ番組の録画用として売られている外付けHDDは、耐久性を考慮した作りになっているのが特長です。SeeQVault(TM)に対応しているものなら、テレビやレコーダーを買い替えても録画した番組を視聴できます。また、録画用と銘打たれた外付けHDDは、パソコンやタブレット、スマートフォンなどに接続して使用することも可能です。使用頻度や録画番組の多さ・少なさ、接続する機器の種類など、使い方をよく考えて製品を選びましょう。

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