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USBメモリとスティック型SSDの違いは?高性能な製品でデータ処理を高速化しよう

USBメモリとスティック型SSDの違いは?高性能な製品でデータ処理を高速化しよう

外付けストレージには、USBメモリやポータブルHDD/SSDなど、さまざまな種類があります。数ある外付けストレージの中で、超小型の外付けSSDとして近年話題を集めているのが、USBメモリのような見た目の「スティック型SSD(USBメモリ型SSD)」です。具体的にこのSSDは、USBメモリとは何が異なるのでしょうか。この記事では、見た目はUSBメモリに似ている「スティック型SSD」とはどのようなものなのか、USBメモリやHDDとの違いを踏まえてご紹介します。
※この記事は2024/7/4に再編集しました。

USBメモリとSSDは何が違う?

USBメモリとSSDは、どちらもNAND型フラッシュメモリを用いた記憶媒体です。HDDとは異なり物理的に駆動(回転)する部品がないので、消費電力が少なく衝撃にも強いという特長を持っています。SSDの場合は、データの読み書き速度もHDDと比較して高速です。

USBメモリと外付けSSDは、NAND型フラッシュメモリが使われていてUSB端子に接続する記憶媒体という点は同じですが、一般的にはUSBメモリよりもSSDの方がデータの処理速度は各段と速くなります。

また、SSDとよく比較されるストレージにHDDがあります。HDDは、プラッタと呼ばれる回転する磁気ディスクに磁気ヘッドを近づけ、データを読み書きするストレージです。大容量の製品が多く、容量当たりの単価はSSDに比べると安価ですが、データ処理の速度や消費電力、静音性といった点は、SSDよりも劣ります。SSDの仕組みやHDDとの違いについては、以下の記事も併せてご確認ください。

USBメモリとの違いから見るスティック型SSDの特長

近年注目されているスティック型SSDは、見た目自体はUSBメモリとほとんど同じです。形状やサイズが似ているため、一見すると違いがわからないかもしれません。ここからは、USBメモリとの違いを踏まえながら、スティック型SSDの特長をご紹介します。

コンパクトながら大容量

スティック型SSDには、一般的な外付けSSDと同様に500GBや1TBといった大容量を誇るモデルが揃っています。USBメモリでも大容量な製品は販売されているものの、500GBや1TBなどの大容量製品は種類が少なく、あまり広く普及しているとはいえません。

スティック型SSDは、持ち運びに向いたコンパクトサイズで容量の大きい外付け記憶媒体が欲しいという方に向いています。

パソコンからローカルディスクとして認識される

通常のUSBメモリは、デスクトップパソコンとノートパソコン、自分のパソコンと友人のパソコンなど、異なるマシン間でのデータのやり取りを想定して作られたものです。頻繁な抜き挿しを行うのが前提で、パソコンに接続した際には「リムーバブルディスク」として認識されます。「ディスクの管理」画面からは「ドライブ文字の変更」と「取り出し」の操作しか行うことができません。

これに対してスティック型SSDは、頻繁に抜き挿しすることを想定しているものではありません。大容量データのやり取りにも使えますが、常時接続した状態でパソコンやゲーム機の容量を拡張するために使われることが前提となっていて、OS上では「ローカルディスク」として認識されます。

スティック型SSDは内蔵HDDやSSDと同じように認識されるため、パーティション形式をGPTにしたり、ダイナミックディスクへ変換したりすることも可能です。スティック型SSDは、通常のUSBメモリと比較してパーティション操作の自由度が高いという特長も備えています。

ストレージ容量を増やしたい時は大容量のスティック型SSD、データのやり取りがメインの時は容量が少ないUSBメモリなど、目的に応じて使い分けるのもおすすめです。

ケーブル不要でコンパクトに活用できる

一般的な外付けSSDやHDDと異なり、スティック型SSDは通常のUSBメモリと同様にケーブルを使用せず、PCのUSB端子に直接挿して接続できます。ケーブルが要らないので、持ち運びや収納する際にも場所を取らず便利です。

またフラッシュメモリの特性上、スティック型SSDは駆動部品を持ちません。落下による衝撃や持ち運び時の振動による破損のリスクを低減し、書き込み時の騒音や消費電力を抑えられる点もメリットです。

スティック型SSDの転送速度はどれくらい?

スティック型SSDは、HDDのように磁気ディスクへデータを物理的に書き込む記録方式ではないので、外付けHDDと比較して高速なデータ転送が行えます。パソコンの作業スピードをより快適にしたい場合には、手軽に扱えるUSBメモリ型SSDが便利です。

また通常のUSBメモリと転送速度を比較した場合も、スティック型SSDの方が速いです。ただし、パソコン内蔵のNVMe SSDなどに比べると、転送速度は遅くなってしまいます。

スティック型SSDの選び方

SSDと一口にいっても、データの処理速度や保存できる容量、インターフェースなどは製品ごとに異なります。例えば、大容量のデータを読み書きする機会が多いのであれば、データの処理速度が高速なSSDを用意すると快適です。データを読み書きする頻度は少ないものの、大容量のデータを複数保存したいのであれば、大容量のSSDを選んだ方が良いでしょう。

また、インターフェースの形状によっては、機器に取り付けられない可能性もあります。スマートフォンやタブレットに接続する時はUSB-Type-C(TM)を、テレビやPS5に接続する時はUSB-Aを選ぶなど、用途に応じて適切なSSDを用意することが大切です。複数のデバイスでスティック型SSDを使用したい時は、2つのコネクタ形状を備えた商品を選ぶのも有効です。SSDの選び方の詳細については、以下の記事で詳しく解説しているので、併せてご確認ください。

ロジテックのおすすめスティック型SSD

ロジテックでは、コンパクトで持ち運びしやすく、データ転送速度にも優れているスティック型SSDを取り扱っています。ここからは、ロジテック製のスティック型SSDの特長をご紹介します。

薄型 スリム スティック型 高速 コンパクト 外付け SSD 1TB

USB端子に直接挿し込むだけで使用できる、スティック型の外付けSSDです。スリムなスティック型で、端子の間の距離が近いノートパソコンやUSBハブなどに取り付けても、隣の端子に干渉しにくい点が特長です。iPadなどの薄型タブレットに直挿ししてもガタつきにくい、フラットな設計になっています。Mac上でWindows環境を構築できる専用ソフト「Parallels® Desktop for Mac Pro Edition」を付属したタイプ(LMD-SPDH100UCS)を選ぶこともでき、Macユーザーの方にもおすすめです。

ポータブルSSD 1TB 高速 外付け SSD type-C type-A 両対応

読込最大1,000MB/s、書込最大700MB/sを実現し、大容量のデータもストレスなく転送できるスティック型の外付けSSDです。USB-AとUSB-Type-C(TM)の両方に対応しているため、互換性を気にすることなく、パソコンやスマートフォン・タブレット、PS4/5など、多くの機器に接続可能です。スマートフォンやタブレット端末からパソコンへのデータコピーを行う際に、変換ケーブルやコネクタを用意する必要もありません。

SSD 外付け 1TB USB3.2 Gen2 読込速度1000MB/秒 PS5/PS4動作確認済

読込最大1,000MB/s、書込最大700MB/sと高速なデータ転送が行える、超小型・軽量なスティック型の外付けSSDです。隣のポートに干渉しないコンパクトな設計で、持ち運びしやすさにも優れています。

おわりに スティック型SSDの特長を知って製品選びに生かそう

スティック型SSDは、ケーブル不要、高速なデータ転送が行えてサイズもコンパクトなうえに、通常のUSBメモリではあまり選べなかった大容量を実現した製品です。複数のパソコンで使用することを想定した通常のUSBメモリとは異なり、1台のパソコンの容量拡張を想定して作られている点も大きな特長です。パーティション操作などの自由度が高く、パソコンの容量を拡張することを目的としている場合には最適な外付けストレージといえます。

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