HDDだけじゃない!WD(ウエスタンデジタル)製内蔵SSDの種類と魅力

HDDのメーカーとして世界的に有名な「WD(Western Digital・ウェスタンデジタル)」ですが、HDDだけでなくSSDも販売しているのはご存知でしょうか。この記事では、WD製のSSDのラインナップとその特長、ロジテックダイレクトで取り扱っているおすすめのWD製SSD商品をご紹介します。
※この記事は2024/6/12に再編集しました。
目次
WD製のSSDの種類
WD製のSSDは、HDDと同様に色でシリーズが区別されています。具体的なシリーズ名はRed、Blue、Black、Green、Goldの5種類です。シリーズごとに想定されている使い方が異なるため、購入する際はそれぞれの特長を知っておくと便利です。
WD Red
WD製SSDの「Redシリーズ」は、24時間365日の連続稼働を想定したNAS(ネットワーク対応ストレージ)向けのSSDです。優れた耐久性と高い信頼性、効率的なキャッシュを備えていて、頻繁に使用するファイルにも素早くアクセスできます。ビデオ動画の編集など、スペックの要求が厳しく高負荷が想定されるアプリケーションに対応している点も特長です。2.5インチ SSDとSATA接続のM.2、NVMe(PCIe)接続のM.2の3モデルがラインナップされています。WD社のRedシリーズのHDDについては、以下の記事も併せてご確認ください。
WD Blue
WD Blueは性能と価格のバランスに優れていて、WD製のSSDの中でも主流となる商品です。「WD Blue SATA SSD 3D NAND」では3D NANDを採用し、最大4TBの容量(2.5インチのみ)や最大560MB/sの読み取り速度というパフォーマンスを誇ります。また、マルチタスク向けに最適化されていて、複数のアプリケーションを同時に実行する時もパフォーマンスの低下を感じにくいのが特長です。
SATA接続の2.5インチSSDやM.2 SSDに加えて、NVMe (PCIe)対応のM.2 SSDもラインナップに加わっており、パソコンの仕様や使い方に適したSSDを選ぶことができます。
WD Black
WD Blackは、ハイパフォーマンス(高性能)PCでの使用を想定して作られているシリーズです。ゲーム用途に特化した製品も用意されており、ハイエンドゲーマーに適しています。データ転送速度は最大7000MB/sと非常に優れた性能を備えた製品もあるため、大容量なゲームや動画の保存、動画編集などのクリエイティブな用途に活用するのがおすすめです。
WD Green
HDDではBlueシリーズに統合されたGreenシリーズですが、SSDでは復活してラインナップされています。Greenシリーズの特長は、スペックを抑えることでコストダウンを図っている点です。消費電力も低く、ノートパソコンの長時間稼働が期待できます。他のシリーズに比べて安価ながら、NVMeモデルのWD Green SSDは最高3200MB/sと、高いパフォーマンスを発揮できる点も魅力です。
WD Gold
WD Goldは、企業向けに展開されているシリーズです。サーバーのプライマリストレージとしての利用が想定されており、容量は960GB・1.92TB・3.84TB・7.68TBの4種類から選ぶことができます。
U.2接続のNVMe(PCIe 3.1×4) SSDで、SATA接続のSSDと比較して5倍のデータ処理速度を実現しています。耐久性も高く、さまざまな用途で使用できるシリーズです。U.2 SSDの概要については、以下の記事も併せてご確認ください。
▼ウエスタンデジタルHDDについてはこちらをご覧ください▼
SSDを換装する際はフォーマットを行おう
WD製のSSDを換装した際に、パソコンに認識はされるものの使用できないという場合は、SSDのフォーマットを行う必要があります。ここではWindows 10を例に、WD製SSDのフォーマットを行う方法をご紹介します。
- 画面左下の「スタート」ボタンを右クリックする
- 「ディスクの管理」をクリックし、フォーマットしたいSSDを右クリックしたら「ディスクの初期化」を選択する
- ディスクの初期化ウィンドウが表示されるので、パーティションスタイルを選択してOKをクリックする
- 「未割り当て」と表示されている部分を右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選択する
- 「次へ」をクリックして、「最大ディスク領域」と「シンプルボリュームサイズ」に表示されている数字が同じことを確認する
- 画面の指示に従い「次へ」を順にクリックしていく
上記の「5」の操作を行った後に詳細設定を行えますが、基本的には初期状態から変更する必要はありません。