セルフパワー型USBハブを活用して快適なパソコンライフを!特長や選び方をご紹介
パソコンなどのUSBポート数が足りないときに、ポート数を増やす目的で利用されるUSBハブ。モバイルノートパソコンやMacBook用に持っているという方もいるのではないでしょうか。しかし、USBハブにはいくつか種類があるため、どれを選べば良いのかわからないかもしれません。この記事では、セルフパワー型USBハブの概要やバスパワー型との違い、選ぶ際のポイントなどを詳しく解説します。
目次
セルフパワー型USBハブとは
USBハブとは、パソコンなどのUSBポートの数を増やすための機器です。セルフパワー型USBハブは、電力供給をパソコンからではなく、コンセントに接続したACアダプタから受ける方式のUSBハブを指します。
セルフパワー型とバスパワー型の違い
USBハブには、セルフパワー型だけでなく「バスパワー型」と呼ばれるタイプもあります。セルフパワー型とバスパワー型の違いは、電力供給の方法です。
セルフパワー型がACアダプタを使ってコンセントから電力供給を受けるのに対し、バスパワー型は接続したパソコンなどのUSBポートを通して電力供給を受けます。
バスパワー型USBハブは、ACアダプタが不要でUSBポートに接続するだけで使えるため、持ち運び用途には最適です。
ただし、セルフパワー型に比べると給電能力はあまり高くありません。消費電力の大きい機器を接続すると正常に動作しない可能性があるため、マウスやキーボード、USBメモリなど、消費電力が少ない機器の接続におすすめです。
セルフパワー型USBハブの選び方
セルフパワー型USBハブを購入する際は、どのような点をチェックして選べば良いのでしょうか。ここでは、セルフパワー型USBハブの選び方のポイントをご紹介します。
端子の形状で選ぶ
USBハブを購入する際は、最初に端子の形状を確認しておきましょう。端子の形状がパソコンのUSBポートに合わないと、使うことができません。一般的なパソコンが搭載しているUSBポートの端子形状は、主にUSB‐AまたはUSB‐Type-C(TM)のいずれかです。多くのパソコンがUSB‐Aを採用していますが、近年はUSB‐Type-C(TM)を搭載した製品も増えてきています。
また、パソコンとハブを接続できるかだけでなく、USBハブと接続したい機器の端子形状が合っているかのチェックも重要です。
USBの規格で選ぶ
端子形状が同じでも、データの転送速度が異なる場合があります。使われることが多いUSBの規格としては、USB 3.2 Gen2(USB 3.1)やUSB 3.2 Gen1(USB 3.0)、USB 2.0などが挙げられます。規格名の数字が大きいほど新しく、データの転送速度も高速です。マウスやキーボードといった機器ならUSB 2.0でも問題ありませんが、外付けHDDなどを利用する場合は、データ転送速度が高速なUSB 3.2 Gen1以上の規格を選ぶのがおすすめです。
USBの規格には下位互換性があるため、規格の異なる製品を接続しても使用はできます。ただし通信速度は下位規格のものになってしまうため、高速なデータ転送を行いたい方は注意が必要です。
USB端子のポート数で選ぶ
セルフパワー型USBハブを選ぶ際は、USBポートの数の確認も重要です。マウスやキーボード、外付けHDDなど、USBハブに接続したい機器の数を踏まえて、その数に適したポート数が搭載されているかチェックしておく必要があります。
接続したい機器が増える可能性が高いのであれば、ポート数が多いものを選ぶのも良いでしょう。ただし、ポート数が増えればUSBハブ本体のサイズも大型になり、設置に場所を取る可能性もあります。また、USBポート以外に、SDカードリーダーやLANポート、HDMIポートなどを備えているタイプを選ぶのもおすすめです。
個別スイッチの有無で選ぶ
接続機器ごとに使用頻度が異なる場合は、個別スイッチ付きのUSBハブがおすすめです。ポートごとに付いたスイッチのオン・オフで電力供給をコントロールでき、機器を抜き挿しせずに電源管理を行えます。
便利な付加機能が搭載されているか
便利な付加機能を備えたUSBハブを選ぶのもおすすめです。例えば、USBハブの背面にマグネットを搭載したタイプなら、デスクの側面などに貼り付けて設置できるので、パソコン周りをすっきりさせられます。
また、LEDランプなどの表示が付いたタイプは、USBハブの動作状態がひと目でわかり便利です。ほかにも、デスクやモニターを挟んで設置できるクランプ式形状のものや、セルフパワー型とバスパワー型の両方で使用できる多機能な製品も見られます。