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ポータブルSSDとは?特長や魅力、選び方の7つのポイント

ポータブルSSDとは?特長や魅力、選び方の7つのポイント

HDDやUSBメモリなど、データを保存するストレージにはさまざまな種類がありますが、近年はデータ読み書きが高速なSSDを使うことが増えています。中でも、持ち運び用途に便利なのがポータブルSSDです。しかし、各メーカーから特長の異なるさまざまな製品が販売されているため、どのように選べば良いか迷っている方もいらっしゃるでしょう。 ここでは、ポータブルSSDの特長や選び方のポイント、ロジテックおすすめの製品などをご紹介します。
※この記事は2025/5/26に再編集しました。

ポータブルSSDとは

ポータブルSSDは、パソコンやスマートフォン、ゲーム機などのストレージを手軽に拡張できる機器です。SSDにはポータブルSSD以外にも、パソコンのマザーボードに接続するタイプの内蔵SSDや、据え置き型の外付けSSDなどの種類があります。中でもポータブルSSDは、コンパクトなサイズなうえに振動にも強いため、出張や旅行といった持ち運びしたいシーンでも役立つでしょう。

ポータブルSSDにはスティック型やケーブル型がありますが、スティック型のポータブルSSDなら、USBメモリとほぼ同じサイズ感なので、手軽に持ち運ぶことが可能です。一方で、ケーブル型は機器に接続しても邪魔になりにくく、取り回しが良いというメリットがあります。iPhoneをはじめ、スマートフォンにSSDを接続する場合、ケーブルタイプなら接続しながら別の操作をする際も邪魔になりません。使用する環境に適した種類を選べる点も、ポータブルSSDのメリットです。

ポータブルSSDとHDDやUSBメモリは何が違う?

データを保存する外付けストレージには、SSD以外にもHDDやUSBメモリなどの種類があります。HDDと異なり、SSDには物理的に駆動する部品がありません。そのため、データの読み書き速度が高速で、静音性や消費電力にも優れています。

大容量モデルは外付けHDDの方が多いため、大容量のデータを大量に保存するだけであれば、外付けHDDを用意するのもおすすめです。なお、一部のポータブルSSDはUSBメモリと同じスティック型なので、違いがわかりにくいかもしれません。どちらもフラッシュメモリにデータを記憶するストレージですが、大きな違いはパソコンの認識の仕方です。

USBメモリはリムーバブルディスクとして認識される一方で、SSDはローカルディスク(内蔵ストレージ)のように認識されます。そのため、データを保存するだけでなく、アプリなどのインストールを行うことが可能です。

ポータブルSSDの選び方の7ポイント

ポータブルSSDは、各メーカーからさまざまな製品が販売されています。快適に使うためには、接続する機器の種類や周辺の環境、保存したいデータなどに応じて選ぶことが大切です。ここでは、ポータブルSSDの選び方のポイントをご紹介します。

容量

ポータブルSSDを選ぶ際は、データの保存容量に注目しましょう。用途に合わせて、最適な容量を備えたものを選ぶ必要があります。例えば、文章(テキスト)データやデジカメで撮影した写真を保存する用途の場合は、500GB程度の容量があれば問題ないでしょう。高画質な写真や動画、高音質な音楽データなどをたくさん保存したい場合は、500GB〜1TBを選んでおくと安心です。

さらに大容量なゲームデータを保存したい場合は、1TB〜2TBを目安にするのがおすすめです。データ転送速度が速いポータブルSSDを使えば、PS4RやPS5でゲームを遊ぶ際に、ゲームの起動やロード、インストール時間などを短縮できます。ただし、大容量なポータブルSSDほど価格も高価になる点には注意が必要です。

対応OS

ポータブルSSDの対応しているOSの種類も、必ず確認しましょう。WindowsかMacの片方にしか対応しておらず、パソコンに接続しても使えない可能性があります。OSの異なる複数のパソコンに接続したい時は、WindowsとMacの両方に対応している「exFAT」規格の製品を選ぶか、購入後に自分でフォーマットを行いましょう。特定のOSでしか使用しないのであれば、WindowsとMacのどちらかに対応しているタイプでも問題ありません。

また、スマホとポータブルSSDを接続したい方は、AndroidやiOSなどに対応しているか、接続端子の形式が一致しているかなどの確認も必要です。OSや機器によって対応しているファイル形式は異なりますが、外付けSSDのファイル形式は自分で変更することもできます。ファイル形式の変更(フォーマット)については、以下の記事も併せてご確認ください。

接続規格

採用されている接続規格も重要なポイントです。ポータブルSSDのUSBの端子には、「USB‐A」や「USB‐Type-C(TM)」などがあります。USB‐Aは、主に古めのパソコンやPS4(R)などと、USB‐Type C(TM)はMacBookをはじめとした最近のノートパソコンやPS5、スマホ、タブレット端末などと接続することが可能です。

USB‐AとUSB‐Type C(TM)に互換性はないため、異なる端子を備えた製品に接続することはできません。USB‐AをUSB‐Type C(TM)に変える変換アダプタを用意しておくか、USB-AとUSB‐Type C(TM)の両方の端子を備えたポータブルSSDを選ぶのがおすすめです。

転送速度

ポータブルSSDと接続している機器間でのデータのやり取りを左右する、転送速度も重要なポイントです。USBの規格にはUSB 20Gbps(USB 3.2 Gen2×2)やUSB 10Gbps(USB 3.2 Gen2、USB 3.1 Gen1)、USB 5Gbps(USB 3.2 Gen1、USB 3.1 Gen1、USB 3.0)、USB 2.0などの種類があり、それぞれ転送速度が異なります。基本的には後ろの数字が大きい規格になるほど、転送速度は高速です。快適に使用したい場合は、USB 5Gbps以上に対応したものを選ぶようにしましょう。

ただし、表記上の性能を十分に発揮するためには、接続する機器側も同じ規格に対応している必要があります。例えば、USB 10Gbps 対応のポータブルSSDとUSBケーブルを用意しても、パソコンがUSB 2.0までしか対応していない場合は、転送速度はUSB 2.0の規格(480Mbps)に準拠します。接続する機器がどの規格に対応しているかも、併せて確認しておくと安心です。

耐久性

ポータブルSSDを持ち運んで使うことが多い場合は、衝撃に強いかどうかを確認しておくと良いでしょう。耐衝撃性のテストを通過しているタイプや、シリコンラバー素材が使われているタイプ、米国軍用規格「MIL」に準拠しているタイプなどを選ぶのがおすすめです。屋外や工場内といった場所の使用が想定される時は、耐衝撃性だけでなく、防水性や防塵性といった耐久性も併せてチェックしておくと、安心して使うことができます。

セキュリティ

外に持ち出して使えるポータブルSSDは、紛失や盗難のリスクが据え置き型や内蔵型のSSDよりも高くなりがちです。セキュリティ機能が備わっているかどうかも、確認しておく必要があります。 ポータブルSSDのセキュリティ機能には、パスワード自動認証をはじめ、さまざまなものがあります。機密情報など大切なデータを保存する場合は、厳重なセキュリティ機能を備えたタイプを選ぶと良いでしょう。

携帯性

外出先で使用することが多い方は、携帯性も重要なポイントになります。名刺サイズのコンパクトな製品や、USBメモリ程度の大きさのスティック型など、小型で軽量なポータブルSSDなら、ポケットに入れて持ち運ぶこともできます。特に、スティック型のポータブルSSDはケーブルを使わずに接続可能です。取り回しを楽にしたい方は、スティック型のSSDを用意してみてはいかがでしょうか。

ロジテックのおすすめポータブルSSD

ここからは、ロジテックがおすすめするポータブルSSDをご紹介します。製品によって機能や特長が異なるので、用途に合う製品選びの参考にしてください。

USB 40Gbps USB4 対応 外付け ポータブル SSD

USB 40Gbps(USB4)に対応したポータブルSSDです。USB 40Gbps対応の機器で使用した場合、読み込み最大3,650MB/s、書き込み最大3,800MB/sという超高速なデータ転送を行えます。筐体の温度に合わせて自動で稼働する温度検知ファンを搭載しているため、ファンをつけ忘れる心配もありません。熱暴走による速度低下を防ぎながら、安定した動作を実現します。

スティック型 高速 コンパクト 外付け SSD 1TB 読込速度1000MB/ 秒

スリムな形状で、隣のポートに干渉しにくい設計のスティック型SSDです。USBポート同士の距離が近いノートパソコンやUSBハブなどで、USBデバイスを複数使用するときに便利です。iPadなどの薄型タブレットやノートパソコンに接続した際に、がたつきにくい高さとなっています。

外付け SSD USB Type-A / USB Type-C 両挿し 1TB

一般的なスティック型SSDよりもコネクタ部分が長く、スマホケースをつけたままでも接続できる外付けSSDです。USB-A/USB-Type-C(TM)両対応なので、幅広い機器に接続できます。また、コネクターカバーは本体一体型なので、紛失の恐れがありません。

外付け SSD 1TB MagSafe ProRes 動画 対応

スマートフォンやタブレット、パソコン、PS5など、幅広い機器に接続するだけですぐに使えるポータブルSSDです。マグネット付きで、MagSafe対応iPhoneの背面に貼りつけておくことができます。USB 10Gbpsに対応していて、大容量のデータも高速転送できる点も特長です。

ポータブルSSDでデータの保存を快適に

ポータブルSSDは、コンパクトなサイズで持ち運びしやすいのが魅力です。さまざまなタイプがあるので、パソコンの環境や使用中のスマートフォン、用途や価格などを踏まえて、ご自身に合うものを選ぶと良いでしょう。パソコンやスマートフォンのデータ容量が不足して困った経験のある方は、ぜひポータブルSSDを活用してみてはいかがでしょうか。

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