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ハードディスクが故障!格納していたデータの復旧はできるか?

ハードディスクが故障!格納していたデータの復旧はできるか?

「ハードディスクが壊れた!?」「動かなくなったハードディスクのデータを救出したい!」といったトラブルはWindows、MacなどのOSに関係なく後を絶ちません。今回はハードディスクのトラブルの対処方法、トラブルをできる限り未然に防ぐ方法、そしてデータ復旧(復元)の方法などを詳しく見ていきましょう。

HDDが故障したときの症状

HDD(ハードディスク)が故障する原因は、次の2つに大別されます。

  • 論理障害
    HDDには、どこにどのようなデータを保管するかを管理する「ファイルシステム」があります。このファイルシステムが壊れることで、機器が正常に動作できず保存しているデータが見られなくなってしまうソフトウェアの不整合を論理障害といいます。誤って削除してしまった場合も論理障害になります。
  • 物理障害
    HDD本体への振動衝撃や熱暴走、過電圧や突発的な停電などによりHDDのなかの部品が壊れたことによるハードウェア故障が物理障害です。経年劣化による故障もこちらに該当します。
    HDDは精密機器のため、パソコンが起動しているときに移動させたり、磁力があるものを近づけたり、強制終了をすると、駆動する部品が壊れたりディスク内の磁気情報自体の破損が起きてアクセスできなくなってしまいます。

故障の原因を理解するために、さらに論理障害と物理障害とは何か詳しく説明します。

■ 論理障害の症例と対応

論理障害とは磁気ディスク内のデータ構成が破損する(壊れる)ことです。パソコンのシャットダウンをせずにコンセントを抜いたり、外付け機器の正しい取り外しを行わないことでも起こり得ます。主な症状としては、「フォーマットして下さい」というメッセージが表示されます。このフォーマットという作業は保存したデータに関係なくファイルシステムを作り直すことで再度機器を動かすための行為です。フォーマットの実行はデータの救出ではなく消去させる行為で、あくまでも機器の機能回復への最終手段として考えましょう。

次に考えられる症状は、パーティションを認識しないといった場合があります。パーティションとは、HDDを任意の大きさに分割(1TBのHDDを200GB、300GB、500GBなどに分割)した領域(部屋割り)のことです。特定の領域を認識しないといった症状は、パーティションを管理するファイルシステムが壊れていることが原因のため、論理障害と考えられます。

さらに、OSが起動を繰り返す、保存したデータが消えた(消した)、ウィルス感染などによりファイル名が書き変わったりした障害があげられます。攻撃型の悪意ウィルスによって書き換えられたデータは、救出も難しくなりますので対策ソフトなどで感染を未然に防ぎましょう。

■ 物理障害の症例と対応

物理障害とはその名の通り、HDDが物理的に損傷した状態です。例えば衝撃を与えてしまって、HDD内の部品が壊れてしまったことなどが原因として考えられます。

HDD内はデータを保管しているディスクが高速で回転して磁気ヘッドがデータにアクセスします。この磁気ヘッドが何らかの原因で壊れた場合、ディスク情報を読み取ることが出来なくなります。この状態で無理に動かすとディスク面に傷が入っていき、障害は深刻化進行をしていきます。

他にも誤った電源アダプタを挿して過電流印加で電子部品破損となりHDDそのものが動かないという症状もあります。

物理障害は専門の知識経験と設備が必要なため、分解などは絶対にしないでください。

■ HDDがクラッシュする前兆を見逃さない

HDDがクラッシュ(故障する)するのは突発的に起こる場合と直前に前兆が現れることがあります。障害の前兆は以下の順に深刻化していきます。

  • 起動やデータへの読み書きが遅くなった
  • エラー表示がでる、OSが起動しない、再起動を繰り返す
  • 異音や異臭がする、BIOSで認識しない

前兆が現れたときは、HDDに何らかの障害が起きている可能性が高いと考えられます。また、異音がする場合は、HDDを制御するソフトウェア(ファームウェア)に障害が起きている場合もあれば、ヘッドなどの機械部品の故障があります。このようなときは速やかにシャットダウンして症状を悪化させないようにしましょう。

壊れたHDDのデータ復旧はできる?

クラッシュしたHDDや故障してしまったHDDのデータは復旧ができる可能性があります。

  • 論理障害
    HDDの故障原因が論理障害であれば、HDD自体には物理的破損ではないので、ディスク内の壊れたファイルシステム部分を正しく修正することで復旧できる可能性が高いでしょう。
  • 物理障害
    物理障害で軽微な読み取りエラーであれば復旧の可能性は高いですが、HDD内のディスクや読み取り用の磁気ヘッドが壊れているなどは、クリーン環境下での専門の知識と技能がないと復旧はできません。
    故障の前兆を見逃して重度の物理的破損に進行するとデータを復旧できる可能性は難しくなっていき、そのまま使い続けると、最悪の場合にはデータの復旧ができない結果を招いてしまいます。

■ 復旧するためのフリーソフトを使ってみる

HDDの状態を確かめるには診断機能を持つフリーソフト(無料ソフト)を使って、HDDに異常がないかを解析することができます。
誤って削除してしまった場合には、データを復旧させるフリーソフトもあります。ただしデータが消えてしまったパソコンなどの障害機器でソフトの検索やダウンロード、インストールといった操作を行うと、それによってデータが上書きされてしまい復元が出来なくなる可能性がありますので、正しい知識と操作が必要です。

■ フリーソフトなどで復旧しない場合はデータ復旧のプロに依頼

フリーソフトでもデータが復旧しない場合は、データ復旧のプロに依頼する方法があります。作業費用は一律ではなく、製品の構成や故障の程度によって対処方法と料金が異なります。

データ復旧のサービスを受けても障害状況によっては復旧をすることが難しい場合もあり、すべてが復旧出来るものではありません。

データ復旧

HDDやパソコンのトラブルを避けるためにやるべきこと

HDDは精密機器なので適切に取り扱うことが第一です。正しい取り扱いの知識を得るだけでも、トラブルが起きるリスクを低くすることができます。

まず気をつけたいのが、パソコン本体の熱です。高熱はパソコンの部品や回路に悪影響を及ぼすため、パソコンには放熱機構が備わっています。パソコンの放熱口にホコリがたまってくると放熱効率が落ちます。また、放熱口と壁の距離が近いことも放熱効率を落とす原因となります。こまめな掃除や壁から10p程度は離して設置することが大切です。

次に物理的な衝撃です。衝撃はHDDの部品を破損させてしまう物理障害の原因になります。パソコン、ハードディスクはデリケートに扱い、移動させるときは必ず電源を切る習慣にしましょう。

また、終了時には正しいシャットダウンと機器の取り外しで電源の切断をしてください。

他にも覚えておきたいのがHDDの寿命です。HDDは寿命がある消耗品です。長期間使用したHDDや故障の前兆が現れたHDDのデータは、新しいHDDに移して使用することをおすすめします。

■ 外付けHDDやSSDでRaidを構築してデータをバックアップ!

正しくお使いいただいても機器の故障は起こり得ます。HDDやSSD(ソリッドステートドライブ)内のデータは外付けの別のHDDやSSDを用意して常にデータの多重化(バックアップ)を取ることが最大の対策です。

外付けHDDやSSDへのデータ保管は、パソコンにUSB接続して直接データを格納ができます。また、社内全体など複数台のHDD内データをバックアップするには、ファイルサーバーやNAS(ネットワークアタッチトストレージ)を構築することが望ましいでしょう。

データの保存性や復旧性が高いRAID(レイド)を使うという手段もあります。RAID1では1つのデータを2つのHDDやSSDに保存します。RAID5や6の分散記録では一本のHDDがクラッシュしても残されたHDDから救出できる構成です。シングルドライブに比べデータをより安全に保管することができます。

まとめ HDDに故障の前兆が現れたら素早く対処を

時代の流れとともにHDDの改良が進み高容量化しています。しかし、操作ミスなどでデータの破損(論理障害)が起きたり、HDD自体の寿命、取扱いや使用環境などから磁気ヘッドやコネクタ部が壊れたりする可能性(物理障害)は十分にあります。

故障した機器からデータを復旧できる可能性はありますが、万が一のトラブルを避けるためにも常のバックアップと故障の前兆を見逃さないように注意をし、前兆が現れた場合は素早く対処することをおすすめします。

■ おすすめ製品

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RAID機能搭載ガチャベイコンプリートシリーズ

大容量ストレージ 2BAYケース+RED 2TB×2台搭載のハードディスク。3種類のRAID機能およびシングルモード機能に対応。24時間連続稼動に耐える高い信頼性を持つウェスタンデジタル社製WD Redを搭載。

●『LHR-4BRHEU3』
RAID機能搭載外付けハードディスクケース

他社製品と比較して平均4〜5ワットの省エネを実現。外付けハードディスクの不満点である「気になる音」「高い温度」を極力抑えました。




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