Switchでゲーム配信をする方法は?必要なものと配信までの手順
発売以降、高い人気を誇っている家庭用ゲーム機の「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」。近年話題を集めているゲーム配信(ゲーム実況)にチャレンジしたり、プレー中の面白いシーンをSNSでシェアしたりしたい方も多いのではないでしょうか。Switchのゲーム画面を配信したい時は、専用の機材やソフトを用意する必要があります。 ここでは、Switchでゲーム配信をするのに必要な機材や、ゲーム配信を行う手順をご紹介します。
目次
Switchだけでゲーム配信はできない!
ゲーム機だけでゲーム配信を行えるPS4やPS5とは違い、Switch本体にはゲーム配信機能がそなわっていません。キャプチャーボタンを押すことで、ボタンを押してから30秒間巻き戻って映像を録画できますが、長時間の動画を撮ったり、リアルタイムで配信したりするのは不可能です。
Switchを使ってゲーム実況を行ったり、長尺の動画を友達とシェアしたりしたい方は、ゲーム機本体に加えて専用の機材も用意する必要があります。
Switchのゲーム配信に必要なもの
Switchでゲーム配信を行うには、Switch本体や配信したいゲームタイトルに加えて、以下の機材も必要です。ただし、持ち運びに特化したモデルの「Nintendo Switch light(ニンテンドースイッチライト)」は、外部への映像出力に対応していません。機材をそろえてもゲーム配信は行えないため、注意してください。
配信用パソコン・モニター
スマートフォンを使って、Switchのゲーム配信を行うことはできません。ゲーム画面を映したり、配信したりするためのパソコンやモニターは必須です。
パソコンの種類はノート・デスクトップのどちらでも構いませんが、ゲームプレーや動画の録画・編集、安定した配信を行うには、ある程度のスペックを備えたパソコンが欠かせません。CPUやGPU、メモリの性能に加えて、接続端子の数や規格も確認しておきましょう。配信画面を確認しながらゲームプレーしたい方は、モニターを2台以上用意するのもおすすめです。
また、録画した動画データはパソコン内に保存されます。画質や録画時間によっては大容量になることも考えられるため、パソコンのストレージ容量は余裕を持たせておくと安心です。内蔵のストレージでは容量が足りない時は、外付けSSDやHDDなどの活用も検討しましょう。
キャプチャーボード・キャプチャーソフト
キャプチャーボードとは、ゲーム画面をパソコンに出力するための機器のことです。キャプチャーボードを介してパソコンとSwitchを接続することで、ゲーム画面をパソコンに表示できます。
ゲーム画面や音声をパソコンに出力・録画するには、キャプチャーボードに加えてキャプチャーソフトも必須です。キャプチャーボードにソフトが付属している場合もあるため、商品詳細を確認しておきましょう。無料でダウンロードできるキャプチャーソフトもありますが、使い方が難しいものもあるため、自分が使いやすいソフトを選ぶことをおすすめします。
キャプチャーボードの選び方は以下の記事でもご紹介しているので、併せてご確認ください。
マイク・Webカメラ
ゲーム配信に自分の声を入れたい方は、マイクの用意も必要です。パソコン内蔵のマイクや、ヘッドホンとマイクが一体化したヘッドセットでも問題ありませんが、音声にこだわりたい時は音質に優れた専用マイクを用意しましょう。顔出し配信を行いたい方は、マイクだけでなくWebカメラも欠かせません。
その他、ゲーム配信に必要な機材の詳細は、以下のページで詳しく解説していますので、併せてご確認ください。
Switchのゲーム配信を行う手順
必要な機材をそろえたら、Switchでゲーム配信を行えます。ゲーム配信を行う手順は、以下のとおりです。
SwitchをTVモードにする
Switchは、TVモードにしておかないと外部モニターにゲーム画面を出力できません。事前にドックにSwitchを接続して、TVモードに切り替えておく必要があります。TVモードにする方法は、任天堂の公式サイトでも確認できるため、わからない方は確かめておきましょう。
キャプチャーボード経由でパソコンとSwitchをつなぐ
TVモードにしたら、キャプチャーボードを使ってSwitchとパソコンを接続します。つなぎ方は、以下のとおりです。
- Switchのドッグから出力したHDMIケーブルをキャプチャーボードの「IN」に接続する
- キャプチャーボードとパソコンをUSBケーブルで接続する
映像の遅延が気になる方は、パススルー機能を搭載しているキャプチャーボードを用意しておきましょう。キャプチャーボードに入力された信号をそのまま出力する端子を搭載しており、遅延を防ぐことができます。
また、サブモニターとキャプチャーボードをHDMIケーブルで接続して画面を映すことも可能です。
キャプチャーソフトでゲーム画面を映す
接続まで完了したら、キャプチャーソフトを立ち上げて、Switchのゲーム画面をパソコン(モニター)に映します。画面の映し方は使用するソフトによって異なるため、前もって確認しておきましょう。
この時、Switchにイヤホンを接続していると、ゲーム音声がパソコンから流れません。Switch本体にイヤホンが挿しっぱなしになっている時は、事前に外しておくと安心です。
ソフトやサイトの設定を行う
ゲーム画面を映し出すことができたら、映像の解像度や音声などの設定を行います。最適な設定はパソコンの性能にも大きく左右されるため、配信前に確かめておくのがおすすめです。
設定も済んだら、自分が配信したいサイトの詳細を必ず確認したうえで、配信を開始しましょう。ゲーム配信のやり方や注意点などの詳細は、以下の記事も併せてご確認ください。
ゲーム配信を行う時は規約の確認も必須
ゲーム配信を行う時は、事前に任天堂の発表しているガイドラインを必ず確認してください。任天堂は、Switchのゲーム配信においては、任天堂が定める禁止行為に触れなければいずれのソフトも配信できるとしています。収益化も、ガイドラインに沿って指定されたサービスで行う分には問題ありません。
ただし、ゲーム配信を行うプラットフォームが、独自で任天堂のゲームタイトルの配信を禁止しているケースもあります。配信プラットフォームごとに、配信できるゲームタイトルや収益化のルールが異なるため、事前の確認は必須です。
また、任天堂の発表しているガイドラインは、個人が行うゲーム配信・投稿を対象にしています。法人などの団体による投稿は、ガイドラインの対象にならない点にも注意してください。
Switchのゲーム配信にはロジテックのキャプチャーボードがおすすめ!
Switchのゲーム配信を快適に行いたい方は、ロジテックのキャプチャーボードを活用するのがおすすめです。製品の特長をご紹介するので、キャプチャーボード選びにお役立てください。
Nintendo Switch専用ドック型ビデオキャプチャー
Nintendo Switchを直接取り付けられるキャプチャーボードです。ゲーム機本体にHDMIケーブルを接続することなく、ゲーム画面を録画できます。有線LANハブやコントローラーを直接接続できるので、快適にゲームを楽しめるのが魅力です。また、キャプチャーボードからNintendo Switchを充電できるため、充電切れを気にする必要もありません。
4Kパススルー対応 音量調整機能付き コンパクト ビデオキャプチャー キャプチャーボード
手のひらサイズで、スペースの限られたデスク上にも設置しやすいキャプチャーボードです。本体には音量調整ボタン付きのヘッドホン出力ポートを搭載しており、ゲーム音声の音量を簡単に調整できます。
最大4K 60fpsパススルーとフルHD1080p 60fpsの録画に対応しており、高画質な映像を配信できるのも特長です。キャプチャーソフトが付属したモデルも選ぶことができます。