iPadの容量問題は外付けHDDで解決!使用できる製品の条件は?

iPadは、プライベートはもちろん、ビジネスシーンからクリエイティブな作業まで、幅広い用途で使える高性能なデバイスです。一方で、大容量モデルは高価で、小容量モデルはすぐデータを保存できなくなる恐れがあるなど、ストレージ容量に悩むことも考えられます。iPadで画像や動画、イラストといった容量の大きなデータを取り扱いたい方は、大容量の外付けHDDを用意するのがおすすめです。ここでは、iPadで使える外付けHDDの条件や選び方のポイントをご紹介します。
目次
iPadには外付けストレージがあると便利!
現行モデルのiPadは、外付けストレージへのデータ保存に対応しています。オンラインストレージにデータを保存することもできますが、別のデバイスとデータをやり取りしたり、ネット環境が整備されていない外出先でデータを確認したりする時は、外付けストレージの方が便利です。
また、無料版のオンラインストレージは使用できる容量が限られている点も見逃せません。大容量の外付けストレージを用意しておけば、低コストかつネット接続なしでも、たくさんのデータを保存できるようになります。使用頻度の低いデータを外付けストレージに移して、内部ストレージの容量を確保できる点もメリットです。
外付けストレージにはいくつか種類がありますが、容量が大きな写真や動画などをたくさん保存したい方は、大容量な製品が多く容量あたりの価格も安い、外付けHDDを選ぶのがおすすめです。データの読み書き速度を重視したい方は、外付けSSDを選ぶと良いでしょう。iPad用の外付けSSDの選び方は、以下の記事も併せてご確認ください。
iPadで外付けHDDを使う条件
iPadで外付けHDDを使用するには、いくつかの条件を満たしている必要があります。事前に、以下の点を確認しておきましょう。
- iPadのOSがiPadOS 13.1以降にアップデートされている
- AndroidやWindowsなどでも使いたい時は、外付けHDDのファイルシステムは「exFAT」を推奨
iPadでは使えないNTFS形式などになっている時はパソコンに接続して外付けHDDのフォーマットを行いましょう。外付けHDDの使い方に適したファイルシステムでフォーマットすることが大切です。ファイルシステムの詳細については、以下の記事も併せてご確認ください。
iPad用外付けHDDの選び方
iPad用に外付けHDDを接続したい時は、iPadで使いやすい製品を用意することが大切です。購入する際は、次の点を確認しておきましょう。
十分な容量があるか
外付けHDDを用意しても容量が小さいものだとすぐにデータがいっぱいになってしまいます。使用する目的や取り扱うデータに応じて、必要な容量の外付けHDDを用意することが大切です。
現行のiPadシリーズのストレージ容量は、最大でiPad Proの2TBとなっています。iPad内のデータを丸ごとコピーしたい方は、2TB以上の外付けHDDを用意しておくと便利です。容量が大きくなりやすい高画質な写真や動画を保存したい方は、より大容量モデルの用意をおすすめします。
用途に適したサイズか
使用方法に適した外付けHDDを選ぶこともポイントです。外付けHDDは、ポータブル型と据え置き型の2種類に大きく分けられます。
持ち運んで外出先でも使うことが多い場合は、コンパクトで携帯性に優れているポータブル型の外付けHDDを選ぶのがおすすめです。自宅など、使用する場所が1カ所だけの場合は、据え置き型でも問題ありません。ただし、大きな外付けHDDは、使用の際に外部電源が必要な場合もあるため注意が必要です。
ドッキングステーションも用意しよう!
現在のiPadは、接続端子(ポート)をUSB-Type-C(TM)1つしか備えていません。外付けストレージを直接接続すると、充電したり、他の機器を接続したりできなくなってしまいます。また、外付けHDDがUSB-A端子の場合は、そのままだと接続できません。接続できる機器の数を増やしたり、iPadの機能を拡張したりするために、ドッキングステーションも一緒に用意しておくと良いでしょう。
ロジテックのドッキングステーション「LHB-LPAPWP6U3D」は、iPadに接続したまま持ち運ぶことができる設計となっています。iPadをノートパソコンのように使用したい方におすすめです。
おすすめ製品
● iPad 用 USB Type C ポータブル ドッキングステーション iPhone 15 HDMI ハブ タイプC Type A USB 3.2 Gen 1 変換アダプタ 4K 6in1
● USB Type C 8in1 ポータブル ドッキングステーション iPhone 15 HDMI ハブ タイプC Type A USB 3.2 Gen 1 変換アダプタ パワーステータス LED 搭載
● USB Type C ポータブル 11in1 ドッキングステーション HDMI ハブ タイプC Type A LAN SD VGA USB 3.2 Gen 1 変換アダプタ 4K ON OFF機能搭載
iPadのデータを外付けHDDに移す方法
iPadと外付けHDD間でデータのやり取りを行う時は、iPadOSに標準搭載されている「ファイル」アプリを使うのがおすすめです。iPadに対応したファイルシステムでフォーマット済みの外付けHDDを接続すると、自動的に認識されるので、特別な操作は必要ありません。iPad内のデータを外付けHDDに移す手順は、以下のとおりです。
- 「ファイル」アプリの「このiPad内」から移動またはコピーしたいデータを選択する
- 表示されるメニューから「移動」または「複製」(コピー)を選ぶ
- 保存先として外付けHDDを選択する
iPadの内部ストレージごと外付けHDDにデータをコピーすれば、バックアップ用途で活用することも可能です。
幅広い機器で使えるロジテック製外付けHDD
ロジテックでは、幅広い機器で使用することができる外付けHDDを取り扱っています。ここからは、ロジテック製外付けHDDのおすすめ製品を2点ご紹介します。
ポータブルハードディスク 2TB
表面にレザーのような加工を施すことで、傷や指紋を目立ちにくくしています。ACアダプター不要で駆動するバスパワータイプ(USB給電)なので、電源供給を気にする必要はありません。USB-Type-C(TM)なので、iPadにそのまま接続することが可能です。アクセス用LEDは背面部に設置されているので、点滅が気になりにくい仕様となっています。
耐衝撃 ポータブルハードディスク 2TB
衝撃に強い設計のポータブルHDDです。特殊ラバー塗装やディンプル(くぼみ)加工を施し、手から滑り落ちにくい仕様となっているので、持ち運びに適しています。動作確認済みのテレビに接続して、テレビ番組を録画することも可能です。iPadで使用する際は、別途USB-A端子を備えたドッキングステーションが必要になります。