PS4®/ProはSSDに換装して高速化しよう!換装の手順をわかりやすく解説

PS4®でゲームをプレーしている際に、ロード時間にストレスを感じたことがあるかもしれません。そのような悩みは、PS4®本体の内蔵ストレージをSSDに換装することで解決できる可能性があります。この記事ではPS4®の内蔵ディスクの性能を上げる方法を解説します。外付けSSDやSSDへの換装方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
※この記事は2024/8/23に再編集しました。
目次
PS4®の内蔵HDDはSSDに換装するのがおすすめ
初期型PS4®やPS4®スリム、PS4®Proは、内蔵しているHDDを換装(交換)することができます。SSDは電気的にデータを読み書きするため、HDDとは異なり物理的に駆動するパーツがありません。
内蔵HDDをSSDに換装することで、ゲームのロード時間やセーブデータの読み込み時間はもちろん、PS4®の起動時間を短縮することも可能です。待ち時間が減ることで、よりゲームに没頭しやすくなるでしょう。
また、物理的に駆動する部品がないため、音や発熱を抑えやすい点も、内蔵HDDをSSDに換装するメリットです。
PS4®は外付けSSDを活用するのも便利
初期型PS4®やPS4®スリムの場合は、外付けSSDを取り付けるのもおすすめです。SSDに換装することで、プレー環境が改善するとはいえ、セーブデータの移行やストレージの交換作業など、換装にはある程度の手間がかかります。
一方で、外付けSSDならUSB端子に接続するだけで、ゲームを保存可能です。システムソフトウェアが4.50以降のPS4®/Proなら、外付けSSDをゲームのインストール先として指定することもできます。
また、PS4®Proとは異なり、PS4®やPS4®スリムは内蔵ストレージの接続規格(インターフェース)に、転送速度が3GbpsのSATA 2を採用しています。外付けSSDを接続する場合、接続先となるUSB 5Gbps(USB 3.0)の転送速度は5Gbpsです。内蔵ストレージを換装するよりも、外付けした方が転送速度は速くなります。
ただし、PS4®本体の起動は内蔵ストレージから行われるので、外付けSSDを取り付けるだけでは起動時間が変わりません。数少ないUSBポートの1つを、外付けSSDに使ってしまう点も、場合によってはデメリットになるでしょう。
PS4®/PS4®Pro用の外付けSSDの要件
PS4®に取り付ける外付けSSDは、以下の条件を満たしているものを選ぶようにしましょう。
- USB 5Gbps(USB 3.0、USB 3.1 Gen1、USB 3.2 Gen1)以上
- 容量250GB以上8TB以下
この2つの条件を満たしていないと、PS4®に外付けできない恐れがあります。購入の際は必ず確認してください。外付けストレージは、1度に1台しか接続できません。近年はゲーム容量が大きなタイトルも増えているため、大容量の外付けSSDを選ぶと快適です。
また、ゲームソフトによっては外付けSSDに対応していない場合もあるので注意しましょう。
外付けSSDを拡張ストレージとして設定する手順
外付けSSDをPS4®の拡張ストレージとして設定する手順は以下の通りです。
- PS4®と外付けSSDをUSBケーブルで接続する
- PS4®を起動して「設定」⇒「周辺機器」⇒「USB ストレージ機器」を選択する
- フォーマットするストレージ機器を選び「拡張ストレージとしてフォーマットする」を選択する
USBハブやドッキングステーション経由で外付けSSDを取り付けることはできない点に注意が必要です。外付けSSDは、PS4®本体のUSBポートに直接接続を行ってください。
PS4®Proは内蔵ストレージの換装がおすすめ
PS4®Proは、SSDへの換装がおすすめです。PS4®Proは、1TBまたは2TBという大容量のストレージを搭載していますが、SSDにすることで起動やロードの高速化を見込めます。
また、PS4®Proは内蔵ストレージの接続規格として転送速度が6GbpsのSATA 3を採用しています。外付けSSDを取り付けるよりも、換装した方が性能を最大限に生かせる点もメリットです。具体的な時間はゲームソフトによって異なりますが、内蔵HDDよりも短い時間でロードが完了します。
PS4®/PS4®Proの内蔵ストレージを換装する方法
では、具体的にどのようにPS4®やPS4®スリム、PS4®Proの内蔵ストレージを換装すれば良いのでしょうか。SSDに換装するために必要なものや、具体的な手順をご紹介します。
内蔵SSDが条件を満たしているかチェックしよう
内蔵ストレージをSSDに換装する場合は、以下の条件を満たしているSSDを購入しましょう。
- 厚さ9.5mm以下の2.5インチドライブ
- 容量160GB以上
2.5インチSSDの多くは厚さ7mmなので、サイズはそこまで気にする必要がありません。PS4®用に内蔵SSDを購入する際は、容量をしっかりと確認しましょう。160GB以上とありますが、システム領域として使用される容量もあるため、160GBを全て使えるわけではありません。
ゲームそのものの容量が大きくなっているうえに、アップデートやDLC(ダウンロードコンテンツ)の追加によって、容量が圧迫される可能性もあります。予算の関係もありますが、できるだけ大容量の内蔵SSDを用意しておくと安心です。
データのバックアップも必須
内蔵ストレージにデータが保存されている時は、バックアップを取っておきましょう。内蔵ストレージをSSDに換装する前に必要な準備は、以下のとおりです。
- USBストレージを「FAT32」または「exFAT」にフォーマットする
- パソコンで「PlayStation®4システムソフトウェア アップデート」ページを開き、システムソフトウェアをダウンロードする
- ダウンロードしたファイルを、指定されたとおりにUSBストレージに保存する
- システムソフトウェアが保存されたUSBストレージをPS4®に接続する
- トップメニューから「設定」⇒「システム」⇒「バックアップ/復元」⇒「PS4をバックアップする」の順に選択し、表示された内容を確認して「バックアップする」を選択する
SSDへ換装する手順
バックアップを済ませたら、実際に内蔵ストレージを換装していきましょう。SSDに換装する手順は、以下のとおりです。ただし、PS4®のモデルによって具体的な作業は異なる場合があります。
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本体裏側にあるストレージカバーを外す |
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ネジを1箇所外し、ストレージマウンタを引き抜く |
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引き抜いたストレージマウンタから4箇所のネジを外し、内蔵HDDを取り出す |
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内蔵HDDがあった箇所にSSDを設置する |
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ストレージマウンタのネジをしめ、もとの位置に取り付ける |
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ストレージカバーを取り付けて、ネジをしめる |
以上が、PS4®の内蔵ストレージをSSDに換装する手順です。HDDとSSDでは厚みが異なるため、設置する際に少し浮かせるような形で取り付けてください。換装が終了したSSDには、データが何も入っていません。ゲームプレーの前にUSBストレージにコピーしたシステムソフトウェアのインストールや、バックアップしたセーブデータのコピーも済ませておきましょう。
PS4®/PS4®Pro対応! ロジテックのおすすめSSD
ロジテックでは、PS4®での動作確認済みの外付け・内蔵SSDを取り扱っています。ここからは、PS4®でのゲームプレーを快適にしたい方におすすめの、ロジテック製SSDをご紹介します。
SSD 960GB 換装キット 内蔵2.5インチ 7mm 9.5mm変換スペーサー + データ移行ソフト
内蔵HDDを手軽にSSDへ換装できる、2.5インチ内蔵SSDの変換キットです。換装時に取り出したHDDは、付属のケースに装着して外付けHDDにできます。また、本体をケースから取り出さずにPS4®やパソコンなどに接続して、外付けSSDとして使用することも可能です。
薄型 スリム スティック型 コンパクト 外付け SSD 1TB USB3.2 Gen1
隣のポートに干渉しないスリムな設計が魅力のスティック型SSDです。PS4®スリムのUSBポートにも挿すことができます。メタル筐体や放熱用シートを採用することで、効率的にSSDの熱を排熱することが可能です。
外付け SSD USB Type-A / USB Type-C 両挿し スティック型 コンパクト USBメモリサイズ USB3.2 Gen2
USB-A/USB-Type-C(TM)両対応で、スマートフォンやパソコン、PS4/5など、さまざまな機器で使えるスティック型SSDです。本体一体型の回転式コネクターカバーを採用しており、キャップの紛失を気にする必要もありません。
SSD 外付け 1TB USB3.2 Gen2 読込速度1000MB/秒
読み込み最大1,000MB/s、書き込み最大700MB/sを実現した超小型・軽量のスティック型SSDです。USBメモリのように省スペースで持ち運び、USB端子に直挿しで接続できます。PS4®だけでなく、PS5やテレビなどで使用することも可能です。
HDDケース(ハードディスクケース)SSDケース 2.5インチ USB3.2 Gen1(USB3.0)
ねじや工具不要で、簡単にHDD/SSDを装着できる、外付けポータブルHDD/SSDケースです。2.5インチの内蔵SSDを、カバーを開ける・SSDを差し込む・カバーを閉じるという3ステップで装着できます。コンパクトなサイズで、持ち運びにも適しています。