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PS5の容量不足はSSDで解消を!事前に確認したいストレージの使用条件

PS5の容量不足はSSDで解消を!事前に確認したいストレージの使用条件

16GBのメモリの搭載や8K出力に対応など、PS4と比べて大幅なスペックの向上が図られ、通常モデルにはUHDBD(UltraHD Blu-ray)対応の光学ディスクドライブも搭載されているPlayStation 5(PS5)※1。2023年には内蔵ストレージの増量や従来モデルからの小型化・軽量化を実現した新型モデルも発表され、2024年にはPS5 Proも発表されています。ハイスペックなPS5ですが、さらに快適にゲームを楽しみたい方は別途SSDを用意しておくのがおすすめです。この記事では、PS5を快適に遊ぶためにSSDが必要な理由や使用可能なSSDの要件、おすすめのPS5対応SSDをご紹介します。
※1 光学ディスクドライブは初期型モデルのデジタル・エディションでは使用できません。
※この記事は2024/04/22に再編集しました。

PS5にSSDの増設が必要なのはなぜ?

PS5本体には理論上5.5GB/sの読み込み速度を誇る、高速なSSDが搭載されています。容量は初期モデル(CFI-1000番台)で825GB、新型(CFI-2000番台)で1TB、PS5 Proで2TBです。

とはいえ、OSやファームウェアなどが保存されているシステム領域があるため、ユーザーが全ての容量を使えるわけではありません。初期モデルの場合、ゲームを実際に保存できる空き容量は667GBになります。一方で近年のゲームは容量が大きくなっており、大型タイトルでは100GBを超えることも多いです。初期モデルの内蔵SSDでは、大型タイトルを5〜6本もインストールすると容量がいっぱいになってしまいます。また、ソフトのアップデートに備えてディスク版も、ダウンロード版もソフトのインストール容量以外に一定の空き容量の確保が必須です。例えばモンスターハンターワイルズのディスク版だとアップデート容量だけで約15GBを使用します。

PS5ではパッケージ版とダウンロード版で使用する容量にあまり差がありません。初期型や新型のPS5でたくさんのゲームタイトルをプレーしたい方は、別途SSDを用意してストレージを拡張するのがおすすめです。PS5 Proを使用している方も別途SSDを用意しておけば余裕を持ってゲームを保存することができます。

PS5で使える外付けSSDのスペック

PS5で使用できるUSB拡張ストレージには必要条件が定められており、全ての外付けSSDがPS5で使用できる訳ではありません。PS5用の外付けSSDを選ぶ際は事前にスペックを確認しておきましょう。PS5で使用できる外付けSSDの条件は次のとおりです。

  • Super-Speed USB 5Gbps(USB 3.0)以降のインターフェイスを備えている
  • 250GB以上8TB以下の容量

具体的に、PS5が対応しているSuper-Speed USBの規格は、以下の3つです。

  • SuperSpeed USB 5Gbps(USB 3.0 / USB 3.1 Gen1 / USB 3.2 Gen1)
  • SuperSpeed USB 10Gbps(USB 3.1 Gen2 / USB 3.2 Gen2 / USB 3.2 Gen1x2)
  • SuperSpeed USB 20Gbps(USB 3.2 Gen2x2)

このうち、USB 3.2 Gen1x2は5GbpsとしてUSB 3.2 Gen2×2は10Gbpsとして認識されます。通信規格に関しては現在販売されている外付けSSDの多くが満たしているため、あまり気にすることはありません。ただし、外付けSSDはUSBハブを経由しないでPS5に接続する必要があり、2つ以上の外付けSSDを同時に接続することもできない点には注意が必要です。容量が少ない外付けSSDを用意してもすぐに容量不足に陥る可能性があります。より多くのゲームを手軽に遊ぶために、1TBや2TBといった大容量の外付けSSDを用意するのがおすすめです。

USB拡張ストレージとして使う外付けSSDはフォーマットが必須!

PS5で外付けSSDを使用する時は最初にフォーマットを行う必要があります。保存していたデータは全て消去されてしまうので、事前にパソコンや別の外付けストレージにデータを移動させておきましょう。外付けSSDをPS5の拡張ストレージとして使用する手順は、以下のとおりです。

  • 外付けSSDをPS5本体の背面にあるUSB端子に接続する
  • PS5を起動し、タイトル画面から「設定」⇒「ストレージ」の順に選択する
  • 「拡張ストレージ」欄にある「拡張ストレージとしてフォーマット」を選択する
  • 表示された画面で「はい」⇒「OK」の順にクリックすると、フォーマットが行われる

また、「設定」の「ストレージ」欄にある「インストール先」から、ゲームのインストール先を変えることもできます。PS4用のゲームタイトルは、USB拡張ストレージに直接インストールされるように設定しておくと便利です。

PS4やPS4 Proで使用していた外付けSSDはそのまま使うことも

PS4やPS4 Proで使用していた外付けSSDはフォーマットをすることなくPS5に接続するだけで使用可能です。PS4の内蔵HDDに保存してあるゲームデータを外付けSSDに移動すれば、PS5でも楽しめるようになります。PS4で使用していた外付けSSDをPS5で使用する場合も条件があるので、以下の2点を確認しておきましょう。

  • PS4とPS5で、ともに同じPSNアカウントでログインしていること
  • ディスクからインストールしたゲームタイトルの場合、プレー中はディスクを挿入しておく必要があること

外付けストレージの接続方法やフォーマット方法、PS4から5へのデータ移行の方法は、以下のページで詳しく説明しているので併せてご確認ください

外付けSSDと内蔵SSDはどちらが良い?

PS5は外付けSSDを接続するだけでなく、内蔵SSDによる増設にも対応しています。自分が使いやすい方法でPS5のストレージを拡張しましょう。それぞれの特長は以下のとおりです。

外付けSSDで拡張するメリット

外付けSSDはPS5のUSBポートに接続するだけでストレージを増設できる手軽さが魅力です。外付けSSDにゲームデータを保存しておけば、本体ストレージの容量を確保しながらたくさんのゲームを楽しめます。持ち運びが簡単なので自宅と友人の家など、複数のPS5でゲームデータを共有することもできます。

ただし、外付けSSDに保存したPS5のゲームタイトルは直接起動することができません。ゲームをプレーする際は内蔵SSDに一度データを移動させる必要があります。ディスクやインターネットから再インストールするよりは時間を短縮できるとはいえ、データコピーの手間がかかる点はデメリットといえるでしょう。

PS4のゲームタイトルなら外付けSSDから起動できるためPS4のゲームタイトルは外付けストレージ、PS5のゲームタイトルは内蔵ストレージといった形で2つを使い分けるのもおすすめです。PS5のUSBポートはPS4のものより最大転送速度が速いので、PS4用のゲームのロード時間短縮にもつながります。※2
※10Gbpsに対応しているのは背面にあるUSB-Aポート2つと前面にあるUSB-Type‐C(TM)ポート1つになります。

内蔵SSDで拡張するメリット

PS5のゲームタイトルをたくさん遊びたい方はM.2 SSDを増設するのがおすすめです。M.2 SSDに保存したPS5のゲームは最初から搭載されている内蔵SSDと同様に直接起動することができます。本体カバーを外す手間がかかってしまいますが、PS5のゲームもたくさん遊びたい方はM.2 SSDの増設も検討してみてはいかがでしょうか。M.2 SSDに求められる要件や増設のやり方に関しては以下のページも併せてご確認ください。

増設するなら初めての方でも安心の説明書付きでかんたんにできる、ドライバー、SSD・ヒートシンク・放熱シートがセットになったこちらの商品もおすすめです。

PS5対応のロジテック製SSD

ロジテックでは、PS5対応のSSDを取り扱っています。PS5でたくさんのゲームを快適にプレーしたい方は、ぜひロジテック製のSSDをご活用ください。

PS5 / PS5 Pro 対応 ヒートシンク付きM.2 内蔵 SSD 2TB Gen4x4対応 NVMe PS5拡張ストレージ

NVMe M.2 Gen4x4 SSD・ヒートシンク・放熱シートがセットになった内蔵SSDです。ドライバーが付属しているので、製品が届いたらすぐに内蔵SSDを増設できます。

薄型 スリム スティック型 コンパクト 外付け SSD 1TB

USBポートに直接挿し込むだけで使用できる、スティック型の外付けSSDです。接続端子はUSB-Aで、USB-Type-C(TM)のモデルもあります。USBポート同士の距離が近い機器にUSBデバイスを複数取り付けても干渉を起こしにくいスリムな設計が特長です。PS5の拡張ストレージとしてはもちろん、パソコン用のストレージにしたり、テレビに接続して番組を録画したりする用途でも使えます。

type-C type-A 両対応 スティック型 コンパクト 外付け SSD 1TB

USB Type-C(TM)/Aの両ポートに対応した超小型・軽量のスティック型SSDです。省スペースで接続でき、持ち運びしやすさにも優れています。PS5やパソコン、タブレット、スマホ、テレビなど、さまざまな機器で使用可能です。

スティック型 コンパクト 外付け SSD 1TB

読み込み最大1,000MB/s、書き込み最大700MB/sを実現した超小型・軽量のスティック型SSDです。隣のポートに干渉しにくいコンパクトな形状でPS5の拡張ストレージだけでなく、ノートパソコンやテレビ録画といった用途にも最適です。

USB 40Gbps USB4 対応 外付け SSD

温度を検知し、適切な温度を保つよう自動で稼働する温度検知ファンを搭載したUSB4対応外付けSSDです。ファンの付け忘れの心配もなく、熱暴走による速度低下を自動で防ぎ安定動作を実現します。

USB Type-A / USB Type-C 両挿し 外付け SSD

SSDの熱を逃がすアルミ筐体の外付けSSDです。回転式コネクターカバーでキャップの紛失を防止します。USB-AとUSB-Type-C(TM)に対応しているのでPS4からPS5へ切り替えて接続でき、データを移行することができます。

おわりに SSDを用意してPS5の容量を拡張しよう

PS5はハイスペックな反面、内蔵ストレージは初期モデル(CFI-1000番台)で825GB、新型モデル(CFI-2000)で1TB、PS5 Proで2TBとなっています。一見すると十分に思えるかもしれませんが、ユーザーが使えないシステム領域が存在するうえに、近年は100GBを超える大容量ゲームが多いため、実際に保存できるデータ容量はそこまで多くありません。

M.2 SSDの増設で対処することもできますが、内蔵ストレージはPS5のゲームタイトル用に残しておく必要があります。PS4のゲームもたくさん楽しみたい方は、PS5用に外付けSSDも用意しておくのがおすすめです。

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