ページ内を移動するためのリンクです。

RAIDとは?よく使用されるモードごとの特徴を徹底解説

RAIDとは?よく使用されるモードごとの特徴を徹底解説

通常、1台のPCに内蔵や外付けなどの方法でHDDを何台接続しても、それらは別々のものとして認識されます。しかし、複数台のHDDを1台のHDDとみなして運用できる「RAID」と呼ばれる機能があれば、何台ものHDDをまとめて管理できることをご存じでしょうか。この記事ではRAIDのモードごとの特徴やRAIDモードを変更する際の注意点などを説明していきます。

RAIDとは

RAIDとは、2台以上のHDDを仮想的に1つのドライブであるようにPCに認識させる技術のことです。RAIDにはいくつかモードがありますが、データの安全性を高められたり、処理速度の向上が見込めたりするなど、モードによって特徴が異なります。そのため、RAIDを構築する際は自身の用途に見合ったモードを選ぶことが大切です。

RAIDの構築には注意点もあります。まず、RAIDの構築に使用するHDDはすべて同一の容量のものに揃える必要がある点です。また、複数台のHDDを使用して環境を構築するという特性上、物理的な故障のリスクやデータを読み書きする際のエラー発生率が使用台数分高くなることにも留意しなければいけません。

RAIDのモードごとの違い

前述のとおりRAIDには複数のモードがあり、それぞれ特徴が異なります。ここでは、特に代表的なRAIDモードの種類と、モードごとの特徴についてご紹介します。

■ RAID1

RAID1はミラーリングとも呼ばれる方法で、「2台」のHDDにまったく同じデータを書き込むことで、どちらかのHDDが故障や破損した場合でも、もう1台のHDDからデータの読み出しを行えるモードです。

注意したい点が、RAID1はデータの安全性を高めるために用いられるモードですが、データ削除の際にバックアップはとられません。データを削除すると両方のHDDからデータが削除されてしまうため、重要なデータはほかにもバックアップをとっておくなどの対処をする必要があります。

RAID1

■ RAID0

ストライピングとも呼ばれる方法で、2台以上のHDDにデータを分散して書き込んでいくモードです。PCでデータの書き込みを行うと、RAIDコントローラーが自動的にそのデータを分割してそれぞれのドライブに書き込んでいくため、処理速度の高速化が見込めます。処理速度を向上できる点は非常に魅力的ですが、ディスクの1台でも障害や問題が発生した際は、すべてのデータを読み取れなくなるため注意が必要です。

RAID0

■ RAID5

データ復旧のために誤りを訂正する符号(パリティ)を生成しながら書き込みを行う、特に耐障害性に配慮されたモードです。

RAID5はデータを分散して複数のHDDへ書き込むため、RAID1より処理は高速になり、パリティを生成するためRAID0より安全性が高いです。また、いずれか1台のHDDに問題が発生した際でも、データの読み出しが行えます。問題が起きている状態を「デグレード状態」と呼びますが、2台以上のHDDが故障するとデータが消えてしまうため、速やかに障害が発生したHDDを交換し、RAID環境を再構築することが必要です。

このモードではパリティ(訂正符号)を生成する都合上、このモードを使用するには3台以上のハードディスクの接続が必須となり、使用可能なデータ容量もHDD1台分少なくなります。たとえば、1TBのHDD×4台でRAID5を構築した場合、使用できるドライブ容量は「約3TB」です。

ちなみに、RAID5の派生としてパリティを2重に生成する「RAID6」というモードもあります。RAID6では2台までHDDに問題が発生してもデータを復旧することができるため安全性は高いですが、使用可能なドライブ容量はHDD2台分少なくなります。

RAID5

■ RAID10

RAID10とは「RAID1」と「RAID0」の特徴を組み合わせたRAID構成です。複数台のHDDをミラーリングすることで同一データを書き込み、さらにストライピングも行って書き込むデータを分散化します。さまざまあるRAIDのモードの中でも、特に高速化と安全性を両立できる方法です。

ただし、RAID10を取り入れるには4台以上のHDDが必要になり、ミラーリングとストライピングを同時に行うため、使用可能なドライブ容量は接続しているHDDの2分の1になってしまいます。たとえば1TBのHDD×4台でRAID10を構成する場合、使用可能なHDD容量は合計4TBの半分で約2TBとなります。

RAID10は万が一の際にデータ破損などに備えた冗長性は確保できますが、HDD4台以上が必要になるなど、その分のコストもかかることには注意が必要です。

RAID10

RAIDモードを変更したい場合

RAIDの使用中にRAIDモードの変更ができる製品は多いですが、RAID環境を変更する方法は各製品によって異なるため、製品の取扱説明書などを読んで確認するとよいでしょう。パソコン内蔵型のHDDを複数台接続してRAID環境を構築している場合、RAIDモードを変更するにはUEFIやBIOSで設定を変更しなければならないため、ある程度の知識が必要です。

また、RAIDモードを変更する際はHDDのフォーマットを行う必要があるので、各HDDの内部データがすべて消えてしまいます。そのため、RAIDモードを変更する場合には、事前に必ず保存データのバックアップをとっておくなど、事前に準備が必要です。

まとめ RAIDモードごとの違いを理解して、用途に合わせて選択しましょう

読み書きが高速になったり、データ保存の安全性を高めたりなど、RAIDは構築するモードによって特徴が大きく異なります。各RAIDモードの特徴を把握し、自身がどのようにデータを保存・運用したいのか、どのような環境を構築したいのかを考えながら、HDDをより上手に活用できるように心がけましょう。




ロジテックダイレクトのメルマガに登録

▼ロジテックのFacebookも是非ご覧ください▼

過去の記事

  • 採用情報
  • 分かりやすく解説!HDD・SSD
  • 信頼性重視のビジネスに最適なHDD
  • ビジネスユーザーのためのHDD
ページトップへ