Windows 10のサポート終了は2025年!期限までに準備を済ませよう

2023年4月、Windows OSを提供しているMicrosoft社は、Windows 10のサポートを2025年10月に終了することを発表しました。サポートが終了したOSを使い続けるのはリスクが高いため、期限までに何らかの対処が必要です。ここでは、Windows 10のサポート期限や、サポート終了までに済ませておきたい対策をご紹介します。
目次
Windows 10のサポート期限は2025年10月まで!
Windows 10のサポート期限は、2025年10月14日(米国時間)までと正式に発表されています。ただし、これはWindows 10の最新アップデート「バージョン22H2」であることが条件です。Windows 10「バージョン21H2」以前のOSは既にサポートが終了しています。現在使用しているパソコンのOSバージョンは、以下のいずれかの方法で確認可能です。
【OSバージョンの確認方法】
- 画面下のタスクバーの検索窓に「winver」と入力し、検索結果一覧から「winverコマンドの実行」をクリックする
- 「スタート」ボタン→「設定」→「システム」→「詳細情報」の順に選択し、「Windowsの仕様」欄を確認する
バージョン21H2以前のWindows 10を使っている場合も、最新バージョンにアップデートすれば、2025年10月14日まではサポートを受けることが可能です。古いバージョンを使用中の方は、すぐにアップデートを行うことをおすすめします。
サポートが終了したOSを使い続けるとどうなる?
OSのサポートが終了したとしても、パソコン本体が壊れていなければ使い続けることはできます。ただし、サポート期限が過ぎたOSを使い続けると、以下のような影響を受ける恐れがあるため注意が必要です。
セキュリティリスクが高まる
セキュリティホール(脆弱性)が修正されています。サポートが終了するとセキュリティの更新プログラムの提供も途絶えてしまうため、セキュリティホールがそのまま残り続けます。結果として、不正アクセスやウイルス感染など、サイバー攻撃の被害に遭うリスクが高くなってしまうのです。
また、新機能の提供や、セキュリティ上のリスクとは呼べない不具合(バグ)の改善なども行われません。サポート終了後にOSに起因する不具合が発生した場合、基本的には自力で対処することになります。
周辺機器などが使えなくなる可能性も
使用している周辺機器やソフトがWindows 11に対応するアップデートを行った際に、動作に不具合が発生したり、一部の機能が使えなくなったりする可能性がある点もデメリットです。
基本的に、今後発売される周辺機器やソフトは、最新OSに合わせて開発が行われるものです。最新の周辺機器やソフトを購入しても、Windows 10では使用できない可能性があります。
サポート期限までにやっておくべきこと
サポート終了後もWindows 10を使い続けることはできますが、上記のようなさまざまなデメリットが生じます。サポート終了までに、何らかの対策を済ませておくことが大切です。今すぐにできる対処法を、3つご紹介します。
Windows 11にアップグレードする
「Windows 11非対応のソフトが業務上欠かせない」など、特別な事情がない限りは、後継OSであるWindows 11にアップグレードするのがおすすめです。システム要件を満たしている必要はあるものの、Windows 10を搭載しているパソコンなら無料でWindows 11にアップグレードできます。※
システム要件を満たしていない場合は、Windows 11がプリインストールされたパソコンへの買い替えを検討しましょう。
アップグレード中に何らかの問題が発生してデータが消える恐れがあるため、アップグレードを行う前に、必ずデータのバックアップを取っておいてください。
また、バックアップの取り方は、データの内容や量、利用頻度に応じて使い分けることもポイントです。例えば、OSをアップグレードしてすぐに使う予定があるデータであれば、アクセスしやすい外付けHDD/SSDといったストレージへのバックアップが適しています。利用頻度が低いものや、念のために残しておきたいデータであれば、ブルーレイディスクに保存するのも良いでしょう。
保存しているデータ容量が大きいと、バックアップに時間がかかります。直前になって慌てることのないように、こまめなバックアップや、不測の事態でも対処しやすいデータ管理を日頃から心がけることも大切です。
※2024年10月時点の情報です
ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)を利用する
仕事の兼ね合いなどで、期間内にOSをアップグレードするのが難しい方は、Microsoft社が提供しているESU(拡張セキュリティ更新プログラム)を活用するのもおすすめです。 ESUのライセンスを申し込めば、Windows 10のサポート終了後もセキュリティ更新を毎月受け取ることができます。
ただし、ESUはあくまでもセキュリティ更新プログラムを提供するものです。新機能の追加や、セキュリティ上の問題がないバグの修正などは行われません。また、使用にはコストがかかるうえに、サポート延長期間は最大3年となっています。あくまでも応急手段だと考えておきましょう。
別のOSに移行する方法も
Windowsにこだわりがない場合は、macOSやChromeOS、Linuxといった別のOSに移行するのも対処法のひとつです。OSを移行すれば、Windows 10のサポート終了の影響は受けません。
別のOSへの移行を行う時も、外付けHDD/SSDを活用するのがおすすめです。外付けストレージにデータのバックアップを取っておけば、スムーズに新しいOSとなったパソコンにデータを移すことができます。OSによって使用できるフォーマット形式は異なるため、使いたい環境に合わせて外付けストレージのフォーマットを済ませておくこともポイントです。
ただし、Windows 10で使用していた周辺機器やソフト、サービスなどを使えなくなる可能性がある点には留意してください。
データバックアップにはロジテックの外付けストレージがおすすめ
OSのアップグレードやパソコン買い替えのためにバックアップを取る際は、外付けHDD/SSDを用意しておくと便利です。ここからは、データのバックアップ用途におすすめの、ロジテックの外付けストレージとケースをご紹介します。
外付けSSD 1TB 読込速度1000MB/秒
読み込み最大1,000MB/s、書き込み最大700MB/sのデータ処理速度を誇るスティック型の外付けSSDです。小型・軽量なので、持ち運び用途に適しています。隣のポートに干渉せずに使える点も特長です。
外付け SSD USB Type-A / USB Type-C 両挿し スティック型
USB-A/USB-Type-C(TM)の両端子を備えており、幅広い機器に接続できるスティック型の外付けSSDです。パソコンやタブレット、スマートフォンといった複数のデバイスでのデータのやり取りにも適しています。最大読み込み速度は500MB/s、最大書き込み速度は450MB/sと、容量の大きなデータも高速で転送可能です。
WD Red plus 搭載ハードディスク 4TB
24時間連続稼働するNAS用に開発された「WD Red(CMR)/WD Red Plus」を採用した外付けHDDです。外付けHDDの利用頻度が高い方に適しています。バックアップ用途はもちろん、テレビ録画用の外付けHDDとして使うのもおすすめです。
2BAY RAID機能搭載 ハードディスクケース
3種類のRAID機能とSingleモード機能を搭載した、2BAY3.5インチハードディスクケースです。各RAID機能を組み合わせることで、パソコン環境に合わせたRAID構築を行えます。