ゲームはSSDに保存するのがおすすめ!家庭用ゲーム機でもロード時間を高速化

最近は、ゲームソフトの大容量化が進んでいます。DLCコンテンツの追加や、サブスクリプションサービス加入によるゲームのダウンロードなど、ゲームタイトルの数が増えていくと、機器の内蔵ストレージだけでは容量が足りなくなることもあるでしょう。その際は、ストレージを大容量の内蔵SSDに換装または増設するか、外付けSSDを用意するのがおすすめです。この記事では、SSDをゲーム用ストレージにするメリットや選ぶ際のポイント、家庭用ゲーム機での使い方などについてご紹介します。
※この記事は2024/8/26に再編集しました。
目次
- 1.SSDをゲーム用ストレージにするメリット
- 2.ゲーム保存用SSDを選ぶ際のポイント
- 3.パソコンでSSDを増設するには?
- 4.家庭用ゲーム機でSSDを使うことはできる?
- 5.ゲーム保存に最適!ロジテック製のおすすめSSD
- 5-1.PS5対応 ヒートシンク付きM.2 内蔵 SSD 2TB
- 5-2.薄型 スリム スティック型 コンパクト 外付け SSD 1TB
- 5-3.薄型 スリム スティック型 高速 コンパクト 外付け SSD 1TB
- 5-4.ポータブルSSD 1TB 高速 外付け SSD type-C type-A 両対応
- 5-5.SSD 外付け 1TB USB3.2 Gen2 読込速度1000MB/秒
- 5-6.外付け SSD USB Type-A / USB Type-C 両挿し スティック型 コンパクト
- 5-7.SSD 960GB 換装キット 内蔵2.5インチ 7mm 9.5mm変換スペーサー + データ移行ソフト
- 5-8.USB 40Gbps USB4 対応 外付け SSD
- 6.おわりに SSDを活用してゲームをより快適に楽しもう
SSDをゲーム用ストレージにするメリット
SSDをゲーム用ストレージにすることで、プレーにおいてどのような利点があるのでしょうか。ここでは、SSDをゲーム用ストレージとして使用するメリットをご紹介します。
ゲームのロード速度が上がる
HDDは「プラッター」と呼ばれる円盤状の部品を回転させることで、データの読み書きを行います。一方で、SSDは電気的にデータの読み書きを行うため、物理的に駆動する部品がありません。
データの処理速度が高速な分、ゲーム開始時の起動時間やマップなどの読み込み時間を短縮できる可能性があります。短縮される起動時間や読み込み時間はゲームタイトルなどに左右されますが、少しでもゲームを快適にプレーしたい方は、SSDを用意するのがおすすめです。
動作音が静か
前述のとおり、SSDには物理的な駆動部品がないため、HDDよりも静音性に優れています。プラッターの駆動音を気にすることなく、ゲームプレーに集中できるでしょう。
また、2.5インチSSDは消費電力が少なく、発熱量も抑えられます。本体にかかる負荷を減らせる点も、SSDを使用するメリットのひとつです。
容量不足の解消にも
OSや動画、写真、音楽、各種アプリケーション(ソフトウェア)など、パソコンには多くのデータが保存されているものです。内蔵ストレージの空き容量が足りず、ゲームをインストールできないということも考えられます。
そのような際に、内蔵SSDを換装(交換)または増設したり、外付けSSDを接続してゲームデータを移したりすれば、内蔵ストレージの空き容量を確保することが可能です。ストレージの容量不足に悩んでいる方も、ゲーム保存用に新しくSSDを用意してみてはいかがでしょうか。
ゲーム保存用のSSDを選ぶ際のポイント
ゲーム用SSDを選ぶ際は、どのような点に注意すればよいのでしょうか。ここでは、SSDをゲーム用に選ぶ際に確認すべきポイントをご紹介します。
容量は余裕を持たせておくのがおすすめ
最近のゲームはデータの大容量化が進んでおり、大型タイトルとなると1作品で50〜100GBを超えるもことも少なくありません。バグの修正や新コンテンツの追加といったアップデートによって、リリース後も容量が増え続けていくタイトルも多く見られます。また、ゲームプレー動画を本体に残しておきたいといったケースもあります。
ゲーム保存用途でSSDを用意するのであれば、容量は最低でも512GB以上、大型タイトルを複数保存したい方は1TB以上を目安にしましょう。SSDの容量が足りないと、ゲームをインストールできない、起動しても動作が重い、クラッシュするといったトラブルにつながることも考えられるため、注意が必要です。
アップデートでディスク容量を圧迫することが多いOSとは別のストレージに保存する、処理速度を必要としないデータはSSDではなくHDDに保存するといった工夫を行うのもおすすめです。
ゲームそのものが快適になるわけではない
SSDに換装すればデータの読み込みが速くなるので、ゲームの起動やプレー中のロードといった時間を短くできる可能性があります。ただし、プログラムの実行や映像処理を行うのはSSDではなく、CPUやメモリ、グラフィックボード(ビデオカード)といったパーツです。グラフィックの解像度を上げられない、プレー中にパソコンがカクつくといった不具合が見られる時は、SSDよりも先に別のパーツの換装を検討することをおすすめします。
パソコンでSSDを増設するには?
ゲーミングパソコンにSSDを増やす方法で最も簡単なのが、外付けSSDを使う方法です。パソコンのUSBポートに外付けSSDを接続するだけで良いので、パソコン内部の配線をいじる必要がありません。
ノートパソコンを使っている方や、パソコン内部の配線を触る自信がない方は、外付けSSDを用意するのがおすすめです。
一方で、デスクトップパソコンの場合は、内蔵SSDを増設または換装することもできます。外付けSSDと異なり、スペースを取らずに容量を増やせるのがメリットです。内蔵SSDは、接続方法からM.2とSATAの2種類に分けられます。規格が異なると接続できないため、事前に確認しておきましょう。
家庭用ゲーム機でSSDを使うことはできる?
パソコンはSSDの換装が可能ですが、家庭用ゲーム機はSSDに換装したり、外付けSSDを接続したりして使用できるのでしょうか。ここでは、国内でメジャーな家庭用ゲーム機(コンシューマーゲーム)を例に、それらのSSD換装について解説します。
PS5®
PS5®は、元から搭載されている内蔵ストレージは換装できないものの、空きスロットにM.2 SSDを増設することが可能です。M.2 SSDを増設すれば、たくさんのゲームタイトルを保存できるようになります。ゲームやメディアアプリのダウンロード/インストールに加えて、直接起動に対応している点もメリットです。
また、外付けSSDのUSB接続にも対応しているため、手軽に容量を増やすことができます。PS5®の内蔵SSDを増設する方法や、使用できる外付けSSDの要件などは、以下の記事をご確認ください。
PS4®・PS4® Pro
後継機種であるPS5®の発売以降も根強いシェアを誇るPS4®と、その上位モデルであるPS4® Proのいずれも、SSDの換装および外付けに対応しています。内蔵ストレージにインストールしたゲームも、外付けSSDへ簡単にデータを移すことが可能です。
※外付けSSDとして使用する場合、USB 5Gbps(USB 3.0)対応かつ容量が250GB以上、8TB以下であることが条件になります。
どちらも内蔵されているストレージはHDDなので、SSDを導入することでデータをロードする時間の短縮が見込めます。PS4®、PS4® Proともに内部ストレージの接続方式としてSATAを採用しているため、換装する際はSATA接続のSSDを選びましょう。
※内蔵HDDを内蔵SSDへ換装する場合、厚さ9.5mm以下で容量160GB以上の2.5インチタイプSSDであることが条件になります。
Xbox Series X/S
Xbox Series X/Sは、内蔵ストレージの換装をメーカーが認めていません。内蔵SSDの換装を行った場合、性能の低下をはじめとした不具合が起こる可能性だけでなく、保証を受けられなくなる恐れもあるのでご注意ください。
Xbox Series X/Sの容量を増やしたい時は、専用の拡張カードか、外付けSSDを用意するのがおすすめです。ただし、Xbox Series X/S専用のゲームは、外付けストレージからゲームを直接起動できない点に注意しましょう。ゲームをプレーしたい時は、内蔵ストレージに一度データを移動させる必要があります。
Xbox One
Xbox Oneもストレージの換装をメーカーが認めていないため、SSDを利用したい場合には外付けタイプを選ぶ必要があります。また、「USB 5Gbps(USB 3.0)対応かつ容量256GB以上」という条件を満たしていないとゲームデータを保存できないため注意しましょう。
Nintendo Switch
Nintendo Switchは、SSDではなくmicroSDカードをスロットに差し込んでストレージを増やすタイプのゲーム機です。microSDカードを使用する際は、インターネットに接続して本体の更新を行う必要があるため注意しましょう。
ゲームデータの容量などを考慮すると、microSDカードは64GB以上の容量があるものを選ぶことをおすすめします。ニンテンドースイッチ用のSDカードの選び方は、以下の記事でご確認ください。
ゲーム保存に最適!ロジテック製のおすすめSSD
ロジテックでは、家庭用ゲーム機で使える外付けSSDや、PS5®の増設に対応した内蔵SSDなど、さまざまなSSDを取り扱っています。ゲームプレーをより快適に楽しみたい方は、ぜひご活用ください。
PS5対応 ヒートシンク付きM.2 内蔵 SSD 2TB
ヒートシンクや放熱シートがセットになった内蔵SSDです。ヒートシンクは事前に取り付けられているので、届いたそのままの状態で増設できます。PS5®に特化したヒートシンク設計で、ゲームを快適にプレーすることが可能です。
薄型 スリム スティック型 コンパクト 外付け SSD 1TB
USBポートに直接挿し込むだけで使用できる、スティック型の外付けSSDです。USBポート同士の距離が近い機器にUSBデバイスを複数取り付けても干渉を起こしにくい、スリムな設計が特長です。PS5®/PS4®やパソコン、テレビなど、さまざまな機器に接続して使えます。
薄型 スリム スティック型 高速 コンパクト 外付け SSD 1TB
USBポートに直接挿し込むだけで使用できる、スティック型の外付けSSDです。隣のポートに干渉しないスリムな設計で、パソコンやUSBハブで複数のUSBデバイスを使う時にも役立ちます。コネクターはUSB-Type-C(TM)なので、PS5®前面のUSB-Type-C(TM)ポートに接続することも可能です。
ポータブルSSD 1TB 高速 外付け SSD type-C type-A 両対応
USB-Type-C(TM)/Aの両ポートに対応した超小型・軽量のスティック型SSDです。省スペースで接続でき、持ち運びしやすさにも優れています。PS5® / PS4®やパソコン、タブレット、スマホ、テレビなど、さまざまな機器で使用可能です。
SSD 外付け 1TB USB3.2 Gen2 読込速度1000MB/秒
USB-Type-C(TM)/Aの両ポートに対応した超小型・軽量のスティック型SSDです。読み込み最大1,000MB/s、書き込み最大700MB/sを実現した超小型・軽量のスティック型SSDです。隣のポートに干渉しにくいコンパクトな形状で、PS5® / PS4®の拡張ストレージだけでなく、ノートパソコンやテレビ録画といった用途にも最適です。
外付け SSD USB Type-A / USB Type-C 両挿し スティック型 コンパクト
USB-A/USB-Type-C(TM)両対応で、スマートフォンやパソコン、PS5® / PS4®など、さまざまな機器で使えるスティック型SSDです。本体一体型の回転式コネクターカバーを採用しており、キャップの紛失を気にする必要もありません。
SSD 960GB 換装キット 内蔵2.5インチ 7mm 9.5mm変換スペーサー + データ移行ソフト
内蔵HDDを手軽にSSDへ換装できる、2.5インチ内蔵SSDの変換キットです。換装時に取り出したHDDは、付属のケースに装着して外付けHDDにできます。また、本体をケースから取り出さずに機器に接続して、外付けSSDとして使用することも可能です。
USB 40Gbps USB4 対応 外付け SSD
温度を検知し、適切な温度を保つよう自動で稼働する温度検知ファンを搭載したUSB4 対応 外付けSSDです。USB 40Gbps対応機器で使用した場合、読み込み最大3,650MB/s・書き込み最大3,800MB/sの超高速でデータ転送が行えます。MacOSのインストール、外部起動ディスクとしても使うことができ、従来の外付けSSDよりも作業効率が向上します。